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古いマイナーなお気に入りの機器を中心に身のタケにあった(?)オーディオ・ライフを楽しんでいます。 唯一の贅沢は石井式の音楽室でしょうか? ピアノと同居しているので(同居させてもらっているので?)リ…

日記

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OmniMiの位相特性インパルス応答特性による調整顛末

前回の記事「OmniMiの位相特性インパルス応答特性機能によるスピーカー調整」では測定結果だけ提示しました。皆様からいろいろご意見をいただきまして、宿題は山積みという感じなのですが、それはちょっと先送りにさせていただいて先の結果に至った顛末を記しておこうと思います。

自分でもとんでもなく変なことをやっているのではないかという懸念があります。
備忘録として残しておき、必要に応じて後戻りすることも可能なようにしておきたいのです。

今までOmniMicを使って位相特性を測定したことがなかったのですが、今回初めて使ってみて初めに測定結果を見たときにパニックになりました。(笑)

以下は右サラウンドスピーカーの調整前の状態です。
この例で説明することにします。



緑の線が位相を示します。
低域は定在波や低音でS/Nが悪いための影響だとして無視してもトゥイータ領域で位相がどんどん回るということが理解できなかったのです。
よく考えたらスピーカーユニット間のディレイがあったら高域で位相が回るのは当たり前なので(昔ラプラス変換でそんなことを学んだような…笑)最初はそれさえも思い浮かばなかったのです。

ウチのスピーカーのクロスオーバー周波数は3KHzと8KHz。
3KHz~8KHはトゥイータ(TW)が担当、8KHz以上はスーパー・トゥイータ(STW)が担当しています。
フィルターはLinkwtz-Rileyの24dB/oct。正相接続でクロスオーバー周波数付近でも大きな位相乱れはないと理解していたのに4KHzで位相が180度回っているわけです。WaveletではウーファとTWとで大きなアライメントのずれはないはずなので、TWの極性が逆だと判断しました。
一方、8KHzのつながりは良さそうで、その前に行ったフロントスピーカーの調整ではSTWは逆極性にすべきという結果が出ていたので、サラウンドではTWとSTWの両方の極性を変えることにしました。

それが以下のグラフ。



2.2KHzあたりに凹部はあるものの位相は逆転していない。
この状態でSTWの位置調整でタイムアライメントを調整すると以下のようになります。



インパルス応答も良さそうなのでこれでいいかも…という感じ。
平均化した周波数特性およびWaveletは以下の通りです。




というわけで、今回の調整結果はフロントのSTWの極性を逆にしたこと。そして、サラウンド側はTWとSTWを両方逆にしてSTWの前後位置調整たことによって得られたのです。
周波数特性の平坦度よりも帯域全体の位相を重視した調整と言えるかもしれません。
ただ、スピーカーメーカーのユニットの極性表示が間違っていたとは考えにくいので今回の調整が理論上正しいのかどうかはよくわかりません。

聴感での結果は、ステレオ音源でもいい感じがしています。



上のサラ・オットとトリスターノのスキャンダルというピアノ・デュオアルバムでは小ホールの音場感が感じられます。
前はそうではなかったのです。それがAuro3Dさんのところで聴かせていただいた時、ホールの音場感が感じられて驚きました。その時はAuro3Dさんのお部屋の豊かな残響がホール感を作り出したのかと思ったのですが、録音に含まれていたのかも…ただそれでもAuro3Dさんのホールよりもちょっと小ぶりですが。(笑)



上のCertic WomanのDestinyはTr3が好きなのですが、子音の抜けが良くて柔らかさ滑らかさが増した感じです。

マルチchサラウンドの音源では例えば以下のBBCの惑星。



奥行き感、スケール感が増して空間が大きく感じられます。
ピンクノイズがリスナーの周囲を回る定位と周波数バランス確認音源でも定位はより明確になったように感じられます。
ただ、それまでも定位もそれだけ聴いている分には問題は感じられなかったので、3KHz以下の位相が合っていれば深刻な問題にはならないのかもしれません。

ステレオでもマルチchサラウンドでも共通なのは楽器やボーカルの音が明確になってこちらに飛んでくる圧力が増したように感じられることです。
マルチchサラウンドでは前後のスピーカーの位相が揃ったための効果があるので当然かもしれませんが、ステレオでも音質向上効果があったことに驚いています。
ステレオの場合は左右さえそろっていれば高域で位相が回ることは問題視されていないからです。

繰り返しになりますが、この変更が正しかったのかどうかよくわかりません。
でも聴感上の結果が良いのでしばらくはこれで聴くことになりそうです。
今後どうやって行くべきかはわからないのですが、前回の記事で皆様から頂いたコメントを参考にして確認作業をすることになるかと思います。

いつか正解にたどり着けるといいのですが…
そんなことは所詮不可能なのか…

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YAMAHA

GT-2000

¥138,000(税込)

発売:1982年頃

このモデルは生産を完了しています

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アナログ全盛末期の究極低W/F、高S/N DDプレーヤー



このプレーヤには個人的事情から思い入れが強すぎて、いわゆる"レヴュー"は書けません。

その事情はこちら

よろしければ上記blogの次の記事も少しお読みください。

GT-2000はアナログ全盛時代末期の究極の低W/F(ワウ・フラッター)、高S/Nプレーヤーのひとつだと思います。
GT-2000はダイレクトドライブ方式のプレーヤーですが、同じダイレクト方式でもTechnics(現Panasonic)のSP10シリーズなどは積層コア使用モーターのため、どうしてもコギングから逃れられません。
このGT-2000やKENNWOODやPIONEERなどの後期のADプレーヤーはスロットレス方式のモーターなのでコギングフリーです。

ベルトドライブ方式では、モーターのプーリーやベルトがかかるターンテーブルの真円度などの機械的精度、ベルトの厚みムラなどの影響でDD方式並みのW/Fを得ることは一般的に見て困難です。また、高速モーターなので振動のため高S/Nも難しい。
アイドラー方式に至っては…

ただ、実際の音については高級ベルトドライブプレーヤーと比較したことがないので私にはコメントできません。トーンアームの影響も大きいので…

PhilewebにはGT-2000シリーズを大事に使ってらっしゃる方が多いのでうれしく思っています。

【SPEC】
<モーター部>●駆動方式:DCコアレスホールモーター ●回転数:33 1/3、45rpm
<アーム部>●方式:スタティックバランス型(1周3.0g、0.1gステップ) ●有効長:262mm ●オーバーハング:14mm ●トラッキングエラー:-1゜〜+2゜ ●高さ調整範囲:+10、-6mm
<総合>●電源:AC100V 50/60Hz ●消費電力:7W ●外形寸法:545W×230H×395Dmm ●質量:28kg

マイルーム

May the vintage equipment last forever ! 
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持ち家(戸建) / 専用室 / オーディオ・シアター兼用ルーム / 16畳~ / 防音あり / スクリーン~100型 / ~4ch

石井式リスニングルームというか音楽室ですが、リフォームなので天井高はごく普通の家と同じです。 使用機器や写真はこちらをご覧ください。 http://www7b.biglobe.ne.jp/~hs-500/Status.htm 1968年に発売された日立のHS-500という古いスピーカーを中心に構成されています。フロントはHS-500を2段重ねにした仮想同軸のVertical Twin…

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