ちょっとお久していました。
20年悩んだルームチューニングがある程度の解決を見て、「燃え尽き症候群」があったのは否定出来ませんが、実は、昨年の10月辺りから聴力に異常がありました。
症状は、特定の帯域で、左耳に奇妙な反響音が耳の中で聞こえるというものです。
試しに耳鼻科に通ってオージオメトリ検査を行うと、6000Hz辺りから右耳に比べ、左耳の聞こえ方がオカシイ事が判りました。
耳鼻科では原因が判らなかったのですが、先日に別件(偏頭痛)で脳のMRIを撮ったところ、脳幹の右側に2mm程度の小さな動脈瘤(腫瘍ではない)があるのが発見され、恐らくその動脈瘤が脳幹の中にある聴神経を軽く圧迫している可能性があるとのことでした(脳幹で右側に不具合があると、左耳に症状が出るため)。
数年前に発症した突発性難聴も、おそらくこの動脈瘤が原因と思われます。
さて、血圧が高いと聴神経も問題がありますが、もっと大きな大病を発症する事になりますので、異常に高かった血圧をコントロールするため、入院する事になりました(同様の原因で入院するのは2度目です)。
現在は1ヶ月経ちますが、入院中の再度のオージオメトリ検査では、血圧が下がったお陰でしょうが、全く問題がなくなりました。
さらに同検査で左耳の聴力が若干下がっていたものの、血圧コントロール下では聴力が戻り、入院以前のプリの同じボリュームでは音量が煩く感じています(←一時帰宅時に確認)
私の異常な高血圧の原因ですが、理学療法士さんの話によると、速筋(瞬発系)の筋肉が相当に多いため、柔軟体操などのストレッチを行わないと速筋は柔軟性がなくなる傾向にあり、それが原因で異常に硬くなって血管を圧迫して高血圧になるそうです(筋肉があっても柔軟性の高いお相撲さんに高血圧はいないらしい)。
例え筋肉量がそれほどなくとも、体の固い人は筋が固くなって、同じ様に血圧が高くなる傾向にあるとのことでした。
よって、私は耳のために柔軟体操を毎日行っていますが、1ヶ月で立位体前屈で床に手が届くようになっています。
そのお陰か、さらに血圧が低くなって、そろそろ退院の話が出て来ています。
今回は僭越ながら、「耳のために体の健康を考えましょう」という話でした。