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バブル世代の趣味人です。 オーディオと写真、山登りは趣味の3本柱で30年くらい下手の横好きをやっています。

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Ken Yoshida録音を聴く【17】

今年に入ってからノイズカット・トランスの導入に続いてNode2i + AmazonmusicHD の導入と大きな変化が起きた我が家。これで完全に世界が変わってしまいました。サブスク+ストリーミングでこれだけの音質が聴けるというのはまったく夢のような話で、どこか悪い事をしているような背徳感すら感じてしまいます。

AmazonmusicHDを手持ちのCDの音と比べて分かってきたのは、古い録音や長年にわたり何回もリマスタリングが行われた録音の音は玉石混淆で、結局CDで気に入ったバージョンを聞いた方が良い場合が多いこと。AmazonHDで配信されているものは必ずしも最新マスターとは限らないし、古いのはどうもFレンジやDレンジをノーマライズしているように聞こえることが多いです。Mercury Living Presenceなどは24/192のハイレゾ配信でもウィルマ・コザートがリマスタリングしたCDに完敗だし、RCAのLiving StereoやDGの60年代録音も似たような感じでちょっとガッカリ。

一方で、中堅〜マイナーレーベルの新譜ではパッケージ版を買う必要性を感じないくらい音が良いケースが頻発します。ほぼ、ハイレゾマスターそのままではないかと思われます。驚いたのは、新譜を発売直後から全トラック配信しているレーベルが結構多いこと。Ken Yoshida関連の盤を探していたとき、Alpha, Aparte, Enceradeなどのouthere系やHarmonia Mundi France、Miraleといったフランス系やBISが新譜全トラック配信をハイレゾでやるという超大盤振る舞いををしていることを発見。Kenさんの録音の大部分がハイレゾマスターでただ同然で聞けてしまうことを知ってしまいました。いままでの蒐集の努力はいったい・・・(汗)。しかも、いままで入手不能だったレア盤まで全部配信されている。なんということだろう。で、今回は「AmazonmusicHDではじめて聴けたKen Yoshidaレア盤」をまとめて紹介します。




ヴィンチ 歌劇「ウティカのカトーネ」全曲

フアン・サンチョ(C-T:カトーネ)
フランコ・ファジョーリ(C-T:チェーザレ)
ヴェラール・バルナ=サバドゥス(C-T:マルツィア)
マックス・エマヌエル・ツェンチッチ(C-T:アルバーチェ)
ヴィンス・イ(C-T:エミリア)
マルティン・ミッタールッツナー(T:フルヴィオ)

リッカルド・ミナーシ(cond.)
イル・ポモ・ドーロ

2014年2−3月 Villa San Fermo Lonigo(イタリア)
P: Florent Ollivier
E: Ignace Hauville, Ken Yoshida
Decca 478-8194
(検索キー:catone in utica)

Ken Yoshidaの作品リストの中でも最初期のひとつで、注文したときにはすでに品切れ。聴くこと叶わなかった一枚。24/96、フルトラック配信。
「ウティカのカトーネ」は作家メタスタージオによる音楽劇で、ジュリアス・シーザーと主人公カトーネの物語。18世紀前半の作。同台本にヴィヴァルディが曲を付けた物が有名らしいが、レオナルド・ヴィンチはそれ以前にウティカのカトーネを最初に完成している。本録音はその世界初録音。登場人物6人のうち5人がカウンター・テナー、残りの一人もテノールという大胆な配役(ヴィヴァルディ版は逆に5人が女性、一人が男性)。英語訳の台本を取り寄せる根性がないので、聞き流しているのだけれど、サブスクはこういうずぼらな聴き方でも損をした気にならないのがとても良い。バロック期のイタリアの空気感が非常に気持ち良い。録音は、デッカからLittle Tribecaへの委託制作のようで、エンジニアにはイグナーツ・ハウヴィルが記載されており、Ken Yoshidaは録音からプレ・ミックスまでを担当した模様。音は24/96マスターをそのまま配信しているようで、非常に良い。5名のC-Tの鮮烈なイタリア語が目の前を飛び交う独特の感覚、ナチュラルなオケの響きが気持ち良い。Fレンジはほどほど、前半は大人しく聞こえるが、第二幕から一気にダイナミックになる。

このDiskの「バックロー度」:★★★★



ラヴェル、ドビュッシー管弦楽曲集
ラヴェル:ツィガーヌ、亡き王女のためのパヴァーヌ、クープランの墓
ドビュッシー:小組曲、神聖な舞曲と世俗的な舞曲、サラバンド、ダンス-スティリー風タランテラ

トーマス・ツェートマイアー (Vn, cond.)
パリ室内管弦楽団

録音 : 2013年7月 ル・サン・キャトル (パリ)
E: Ken Yoshida
NAIVE 0822186053454
(検索キー:thomas zehetmair ravel)


Ken氏本人のHPには録音担当と記述があるが、All Musicには登録がない。Naiveのアシスタントエンジニアをしていた駆け出しの頃の録音だろう。16/44.1のフルトラック配信。音は最近のNaive盤よりも堅さが少なく聴きやすい気がする。8年ほど前なので、マイクもいまとは違っているかも知れない。naiveはマイクやレコーダーを詳細に開示するレーベルなのでパッケージ版を手に入れてライナーノートを見てみたい(Amazonで買えそう)。演奏はフランス音楽につきものの「まったり感」がなく、切れが良い。チャキチャキした感じのクープランの墓で、個人的にはやや微妙。サブスクなのでやっちまった感は持たずに気楽に聴けるのがありがたい。まだ、Ken Yoshidaサウンドが顕著になる前の普通に良い録音という感じ。

このDiskの「バックロー度」:★★★



バッハチェンバロ作品集

前奏曲BWV815a
メヌエットとトリオBWV814a
サラバンドBWV818ほか

ジュスタン・テイラー(cemb.)
2018年録音
E: Ken Yoshida
(検索キー:Justin Taylor)

DGの冠を付けて3年前に発売された、CD全222枚の「Bach 333ー新バッハ大全集ー」(¥80,000) の136枚目と137枚目にテイラーの録音が入っていて、新譜の単売は無し。これだけがKen Yoshida録音というレアぶり。他の録音はガーディナー、レオンハルト、ホグウッド、ピノック、アーノンクール、コープマン、鈴木雅明、ルセなど超豪華な布陣で固めていながら(DG外のアーティストがやたらに多い)、セット発売直前に新人テイラーで2枚だけ録るというのは、道路の穴埋め、緊急補修工事といった感がある。制作側が発売直前までリスト漏れに気づかず、あわててLittle Tribeca(ニコラス・バルトロメイ)に泣きついたのではないか。本録音はHDになる前からPCでMP4音源で聴いてはいたが、現在の16/44.1FLACは実に切れが良くダイナミック。ハイレゾの必要性は特に感じない。チェンバロに肉薄したオンマイクの典型的なKen YoshidaサウンドにDG的な若干の硬質感が乗る。オーディオ的に聴き応えのある優秀録音。演奏も溌剌として気持ちが良い。

このDiskの「バックロー度」:★★★★★



ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第1番 、ピアノ協奏曲第2番

ルイ・シュピッツゲーベル=ワン(pf)
ティエリ−・フィッシャー指揮ロンドンフィル

2014年6月、7月
E: Ken Yoshida
Aparte AP098
(検索キー:Louis Schwizgebel)

ルイ・シュピッツゲーベル=ワンは1987年生まれの若手ピアニスト注目株の一人。スイス人だがハーフでイケメンなので、以前の日本公演でも女性陣に大人気だったとか。本盤もKen氏の録音としては、エンジニアとして名前がクレジットされる様になった初期のもので、タワレコ、HMV共に半年待っても一年待っても入荷せずキャンセルした。
この盤は現在もフルトラックではなく3トラックのみ16/44.1の配信と忘れられた盤になってしまっている。だが、フォーマットに関係なく音は非常に良いし、演奏も素晴らしい。シュピッツゲーベル=ワンのピアノはキレが良くケレン味がない。ベートーヴェン、モーツァルトの協奏曲やシューベルトなどでハマりそうなタイプ。ピアノの音に加えて、LPOの実体感のある音が良い。大型の機材でローエンドまで出すと気持ち良い。パッケージ版が実質的に購入不能なのだから全トラック配信をしてもらった方が再評価やプロモーションに繋がる気がする。

このDiskの「バックロー度」:★★★★★



La Charoloise ou Le Cortège d'Europe
ジャン=リュック・オー(organ)

2014年録音?
E: Ken Yoshida
Enchelade ECL1751E
(検索キー:Jean Luc Ho)



日記でたびたび取り上げてきたEnceladeレーベル。パッケージの美しさや録音の良さ、コンセプトの新鮮さなど特徴だらけのレーベルだが入手性が悪いのが玉に瑕。本盤は永らく探していたのだが手に入らずじまい。メーカーによると、現在この盤はパッケージ版として供給されておらず、オンラインのみで聴けるらしい。AmazonHDでは24/96のフルトラック配信。

16世紀のフランスでは、オルガンのために作曲された曲は少なく、多くは歌やモテット、ダンスなどを元にしたトランスクリプションだった。本盤は1530-1531年にPierre Attaingnantという人が出版したオルガンやスピネット用のタブ譜をもとに演奏したもので、元曲はクープラン、パーセル、ブクステフーデなど多数。楽器は1630年代の物を模して2013年に新造したCharollesというオルガン。

演奏は、Ken Yoshida録音でたびたび登場するジャン=リュック・オー。他の奏者に比べると、若手なのに装飾音や分散和音を使って音の幅を広げることも少ないし、テンポを揺らすこともなく修験僧のようにバッハを弾く人で、それが個人的にはツボに嵌まっている。本盤は曲自体がストイックな物ではないので、肩の力が抜けて聴きやすい。

Dレンジ、FレンジはKen Yoshida録音としてはさほど大きくはなく、オルガン録音としては再生はし易い。

このDiskの「バックロー度」:★★★★

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UDP-205

OPPO

UDP-205

¥OPEN(予想実売価格200,000円前後)

発売:2017年7月上旬

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オーディオ専用機としても最高のコストパフォーマンス

BDP-95以来、BDP-105JP、BDP-105JPLimitedとOPPOのプレーヤーをオーディオ専用機として使用し続け、UDP-205で4代目となります。本来の画像を楽しむための機能やマルチチャンネル出力を封印することは、本機の持てる能力の2割程度しか使用しないことになりますが、その様なもったいない運用をした場合でもOPPOのユニバーサル機の音は、同価格帯は言うに及ばず、高級機クラスの音楽専用SACDプレーヤーを一蹴してしまうことがあり、思わず「史上最大の下剋上」というかつて某千葉県で飛び交っていたキャッチフレーズを使いたくなる魅力があります(笑)。

UDP-205は、前任のBDP-105JPLimited比で脚や底盤の構造で一歩後退したものの、回路面ではESS9038Proという現時点で最高のDACを使用することで能力大幅向上。音質面でも脚のセッテイングだけ工夫すれば、楽々と過去のOPPO機を上回る音質に到達します。我が家のセッテイングはTAOC TITE35Sを用いた4点リジット。高剛性無共振セッティングは、機械によっては高域が鋭くなり過ぎたり低域がスリム化したりというアンバランスな音を作る元になりますが、本機ではその弊害は感じません。

CD、SACD再生時の音質は、歴代OPPO機の中では105Limitedよりも95の延長線上にあり、精度を大幅にアップした感じ。OPPOはすべての機材でDACの回路の詳細を開示しているわけではないので間違えがあるかもしれませんが、95も205もアナログバランス出力時は各チャンネルのプラス、マイナス毎にDACがパラレル駆動になるはず(95は2個、205は4個?)。105系はシングル駆動であり、この違いが音の傾向に出ているのかもしれません。105系以降はヘッドフォン出力に2ch基盤側DACの半分を割り当てているので、105系はその割りを喰った形で、205ではチップの能力が4倍になったことで倍返しで進化した計算になります。

音は、質感の良さと高S/N比が印象的で、しかも「デジタルを突き詰めたらアナログになった」という感じのキメが細かくまとまりの良いサウンド。アコースティック系の音楽との相性は特に良く、分解能の高さをことさら主張するわけではないのに、よく聴くと見事に分解されており個々の音に余裕や安心感を感じます。音場は特に広大でも狭いわけでもなくソース次第。進化したのは高さ方向や奥行き方向の表現で、位相管理のしっかりしたスピーカーやフルレンジで違いがわかると思います。音像は輪郭線がなく、空間の中にフッと立ち上がる生音に近いもので、過渡特性の良さが伺えます。7種類選択できるデジタルフィルターは、音の立ち上がり、立ち下がりにスパイスを加える感じの変化になりますが、セッテイングが決まってからの隠し味という感じです。

音の癖や暴れが少ない一方で組み合わせるアンプやケーブル、電源にはかなり大きな影響を受け、特に出力ケーブルによる変化は、これまで私がメインで使ってきた10台ほどのデジタルプレーヤーの中で最大。ケーブル次第でダイナミックなオーディオ的な音にすることも、柔らかい音楽性重視の音にすることも可能です。また、ネットワークプレーヤーやUSB-DACで使った際の音もディスク再生のクオリティに肉薄しているので、音楽専用としても多彩な使い方が可能。マルチチャンネルやHDMI出力は私は使用しませんが、使えばさらに二度、三度美味しいのでしょう。値段を考えると、BDP95以来の「黒船再来」と言えるでしょう。

【SPEC】●出力端子:7.1chアナログ×1系統、2chアナログ×1系統、XLR端子×1系統、光デジタル×1、同軸デジタル×1、HDMI×2(うち1つは音声専用) ●入力端子:光デジタル×1、同軸デジタル×1、HDMI×1、LAN端子×1、USB3.0×2、USB B×1 ●電源: AC 100V / 230V, 50/60Hz ●消費電力: 65W (スタンバイ時: 0.5W 省エネモード) ●外形寸法: 430W×123H×311Dmm ●質量:10kg

マイルーム

D58ESのニアフィールドリスニング?
D58ESのニアフィールドリスニング?
借家(戸建) / 専用室 / オーディオルーム / ~10畳 / 防音なし / スクリーン~100型 / ~4ch

単身赴任をいいことに、一軒家の貸家の一室を念願のオーディオルームにしました。しかも、「ど」のつく田舎なので音は出し放題。ただ、D-58にはちょっと狭いかな・・・・。巨大なヘッドホンの中にいるような、巨大なニアフィールドリスニングのような。 長岡系自作派を自認していますので(笑)、基本はケチりながらハイパフォーマンス、生々しい過渡特性重視の音を目指します。ホームシアターはまだ初心者です。 …

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