Orisuke
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バブル世代の趣味人です。 オーディオと写真、山登りは趣味の3本柱で30年くらい下手の横好きをやっています。

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最近の新譜から

このところ、バックロードホーンからの高域漏れを退治するために、ホーンに吸音材を少しづつ増やしてきたのですが、これが高音よりも低音の質を大きく改善していることに気づきました。結果、チェロが良く鳴るようになったもので、今回はその成果が反映された(?)アルバムをご紹介します。



The Russian Album

ラフマニノフ チェロソナタop.19
ショスタコーヴィチ チェロソナタop.40
シチェドリン アルベニス風
プロコフィエフ 3つのオレンジの恋より March
デメンガ New York Honk

クリストフ ・クロワぜ(vc)
アレクサンダー・パンフィロフ(pf)
2017年10月 スイス放送スタジオ(チューリッヒ)
E: ジョエル・コルマー
AVIE AV2410

無差別格闘技の試合でもおっ始めそうな、むくつけき男性二人による、いかにも男くさそうなアルバム。題名も直球でThe Russian Album ときた。チェロのクロワぜは27歳のスイス人(名前からするとギリシャ系か?)、ピアノのパンフィロフは31歳のロシア人。いずれも新進気鋭のソリスト。

ラフマニノフとショスタコのソナタが素晴らしい。力任せに弾くのかと思いきや、風貌とは真逆の実に繊細でロマンティックな演奏。パワフルさも当然兼ね備えていて、これは恐らく、男性奏者でないと出せないタイプのロマンチシズムだ。現代的で柔軟かつ相当にテクニカルな演奏でありながら情熱的で歌に溢れている。客観性とか構築性というのはどこかにしまっておいて、「100%パッションで弾きましたが、なにか」と正面切って言っているようで、こういうのは最近珍しいと思う。

アンコール・ピースの3曲も良い。最後に入っているNew York Honkという曲が、ニューヨークの喧騒をチェロの音で描写した、とても楽しい曲。多分、世界初録音。

録音はオンマイク気味で音像は大き目、定位はマイクの指向性を広く取って、敢えて少しボカしている感じ。音のエッジは柔らかく点描的で、最強奏でも煩くないベルベット・サウンド。CDなのにオープン・リールの様な音がする。Dレンジが広く、Fレンジは標準的だが低域側の量は多い。チェロの倍音が美しく、トータルでは耳馴染みの良い優秀録音。録音、マスタリングの貢献も大きそうな音だ。オーディオ的聴きどころは、ショスタコの最終楽章。大口径のフルレンジやスコーカーがチェロの帯域をカバー出来るタイプの3wayに特に好適な音源。Avieというレーベルを買ったのは初めてだけれども、この音はアナログ的で面白い。

このDiskの「バックロー度」:★★★★★




女傑の生涯

Kolophonistinnen (チェロ四重奏団)
ハンナ・アーマン、マルレーネ・フェルステル、エリザベート・ヘルマン、テレサ・ラウン(チェロ)

2019年10-11月 ウェーブガーデン・スタジオ(オーストリア)
E: Franz Schaden
Granola 99218

一見、日本でもありそうなアイドル系クラシックっぽいジャケット。チェロを持った笑顔のうら若き女性奏者のクワルテットによる小品集。Kolophonistinnen というユニット名は「松ヤニ」から取ったという。アイドルユニットにしては変な名前を付けたもんだ、と冒頭のヨハン・シュトラウスをかけてのけ反った。どうせイージーリスニング系の緩い演奏になるのだろうと舐めていたが、なんだ、このアレンジは?ウィンナ・ワルツを原曲と真逆の陰気な音楽に変換する魔変曲。中盤からは現代曲攻撃が炸裂。かと思えば、ショスタコーヴィチ のジャズ組曲のブンチャッチャのワルツを入れてみたり、ミッション・インポッシブルのテーマが流れてきたり、もうやりたい放題。最後に「英雄の生涯」を魔編曲した「女傑の生涯」(これもエンディングが抱腹絶倒)ときた。変態プロデューサーの確信犯か、それとも、彼女たち自身がぶっ飛んでいるのか。テクニック的にはやたら上手いのだから始末に負えない。ここまでやってしまって、この人達、このあとどうするんだろう。

曲と演奏も挑発的だが、この音は、オーディオマニアへの挑戦状以外の何物でもない。グループ名は、「松ヤニが飛び散るが如き演奏」という意味だったのだろうが、本気で再生するとボイスコイルが飛び散る。以前にもベルリンフィルのチェリスト10人並べた盤とか、チェロ絡みの低音ソフトは色々あったけれど、既存の「その手」のソフトを凌駕する実にえげつない爆音ソフト。スペアナを見ると80Hzから12.5kHzまでまるでピンクノイズの様に一様に音圧が高く、80Hzと100Hzは曲によっては強烈なピークを作っている。チェロなので80Hz以下のレベルは低いが、持続性の高い低音なので38cmウーファー4発で大音量再生したら聴き手がくたばると思う。他の人がなんと言おうが個人的には高く評価したい。

このDiskの「バックロー度」:★★★★★

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UDP-205

OPPO

UDP-205

¥OPEN(予想実売価格200,000円前後)

発売:2017年7月上旬

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オーディオ専用機としても最高のコストパフォーマンス

BDP-95以来、BDP-105JP、BDP-105JPLimitedとOPPOのプレーヤーをオーディオ専用機として使用し続け、UDP-205で4代目となります。本来の画像を楽しむための機能やマルチチャンネル出力を封印することは、本機の持てる能力の2割程度しか使用しないことになりますが、その様なもったいない運用をした場合でもOPPOのユニバーサル機の音は、同価格帯は言うに及ばず、高級機クラスの音楽専用SACDプレーヤーを一蹴してしまうことがあり、思わず「史上最大の下剋上」というかつて某千葉県で飛び交っていたキャッチフレーズを使いたくなる魅力があります(笑)。

UDP-205は、前任のBDP-105JPLimited比で脚や底盤の構造で一歩後退したものの、回路面ではESS9038Proという現時点で最高のDACを使用することで能力大幅向上。音質面でも脚のセッテイングだけ工夫すれば、楽々と過去のOPPO機を上回る音質に到達します。我が家のセッテイングはTAOC TITE35Sを用いた4点リジット。高剛性無共振セッティングは、機械によっては高域が鋭くなり過ぎたり低域がスリム化したりというアンバランスな音を作る元になりますが、本機ではその弊害は感じません。

CD、SACD再生時の音質は、歴代OPPO機の中では105Limitedよりも95の延長線上にあり、精度を大幅にアップした感じ。OPPOはすべての機材でDACの回路の詳細を開示しているわけではないので間違えがあるかもしれませんが、95も205もアナログバランス出力時は各チャンネルのプラス、マイナス毎にDACがパラレル駆動になるはず(95は2個、205は4個?)。105系はシングル駆動であり、この違いが音の傾向に出ているのかもしれません。105系以降はヘッドフォン出力に2ch基盤側DACの半分を割り当てているので、105系はその割りを喰った形で、205ではチップの能力が4倍になったことで倍返しで進化した計算になります。

音は、質感の良さと高S/N比が印象的で、しかも「デジタルを突き詰めたらアナログになった」という感じのキメが細かくまとまりの良いサウンド。アコースティック系の音楽との相性は特に良く、分解能の高さをことさら主張するわけではないのに、よく聴くと見事に分解されており個々の音に余裕や安心感を感じます。音場は特に広大でも狭いわけでもなくソース次第。進化したのは高さ方向や奥行き方向の表現で、位相管理のしっかりしたスピーカーやフルレンジで違いがわかると思います。音像は輪郭線がなく、空間の中にフッと立ち上がる生音に近いもので、過渡特性の良さが伺えます。7種類選択できるデジタルフィルターは、音の立ち上がり、立ち下がりにスパイスを加える感じの変化になりますが、セッテイングが決まってからの隠し味という感じです。

音の癖や暴れが少ない一方で組み合わせるアンプやケーブル、電源にはかなり大きな影響を受け、特に出力ケーブルによる変化は、これまで私がメインで使ってきた10台ほどのデジタルプレーヤーの中で最大。ケーブル次第でダイナミックなオーディオ的な音にすることも、柔らかい音楽性重視の音にすることも可能です。また、ネットワークプレーヤーやUSB-DACで使った際の音もディスク再生のクオリティに肉薄しているので、音楽専用としても多彩な使い方が可能。マルチチャンネルやHDMI出力は私は使用しませんが、使えばさらに二度、三度美味しいのでしょう。値段を考えると、BDP95以来の「黒船再来」と言えるでしょう。

【SPEC】●出力端子:7.1chアナログ×1系統、2chアナログ×1系統、XLR端子×1系統、光デジタル×1、同軸デジタル×1、HDMI×2(うち1つは音声専用) ●入力端子:光デジタル×1、同軸デジタル×1、HDMI×1、LAN端子×1、USB3.0×2、USB B×1 ●電源: AC 100V / 230V, 50/60Hz ●消費電力: 65W (スタンバイ時: 0.5W 省エネモード) ●外形寸法: 430W×123H×311Dmm ●質量:10kg

マイルーム

D58ESのニアフィールドリスニング?
D58ESのニアフィールドリスニング?
借家(戸建) / 専用室 / オーディオルーム / ~10畳 / 防音なし / スクリーン~100型 / ~4ch

単身赴任をいいことに、一軒家の貸家の一室を念願のオーディオルームにしました。しかも、「ど」のつく田舎なので音は出し放題。ただ、D-58にはちょっと狭いかな・・・・。巨大なヘッドホンの中にいるような、巨大なニアフィールドリスニングのような。 長岡系自作派を自認していますので(笑)、基本はケチりながらハイパフォーマンス、生々しい過渡特性重視の音を目指します。ホームシアターはまだ初心者です。 …

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