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オーディオに興味を持ってからいつの間にか35年。 波はありましたが、細々と続けています。 この趣味って奥が深くて本当に面白いですね。 <現有システム> CDプレイヤー:PRIMARE CD…

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オープンバッフルスピーカー2号機⑨(ネットワーク一旦完成と周波数特性)

測定値と聴感との関連性の証明は、オーディオにおける永遠のテーマと思います。音の違いが“ある”ことを測定値で表すことは現代の技術でも可能ですが、それが実際に耳で判別できるのか、或いは聴感上優れているのかを定量的に表すことは極めて難しいようです。

例えば、音場の広さや、定位、音像の大きさといった、誰にでも違いがわかる、かつ重要な音質評価項目でさえ、測定データは一切証明することができません。
故に測定データが良好でなかったとしても、“聴いてみたら良い音”だったと判断する現象が、当然起こってきます。

というわけで、私は聴感メインでネットワークを調整しています。で、測定は思い通りにならず行き詰まったときや、逆にうまくいったときの根拠が欲しいときに行います。

部屋は、スピーカーから発生した音を、信じたくないくらいイビツに変形してから、リスナーの耳に届けます。
そのように変形された音を判断材料として、私はネットワークの調整をしています。

製作してみて分かったのですが、今回のスピーカーは部屋の影響を特に強く受けるようです。セッティングによる変化もかなり大きいように感じます。加えて、私は調整用の音源をあまり広げすぎないように心掛けています。
また、内部配線材の変更やパーツの銘柄の変更が音に影響し、定数を変更したこともありました。そもそも、エイジング真っ最中(現時点で30hくらいでしょうか。100hは欲しいです)で音が日々変わっているところでもあります。

つまり、これから紹介させて頂くネットワークの定数は、私個人の環境や、耳の能力や、嗜好に特化しているため、相当にパーソナルであり、汎用性は全くありません。
私自身でさえ、ニュートラルな音色に整えることは既に放棄しているので、第三者が聴いたら耳を塞ぎたくなるような酷い音である可能性も十分にあります。
ただ、そのような独り善がりが許されるのが、オーディオという趣味の素晴らしいところであると思います。

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定数決定までのプロセスは決して簡単ではありませんでしたが、そのエピソードをここで語ることにはあまり意味はないので、以下に最終的な結果とその機能だけ説明します。



【10mH+15Ω】
いわゆるBaffle Step Compensator回路です。オープンバッフルの低域補償に使用するため、コイルは一般的なBSC回路に使用されるような値よりも遥かに大きいです。本当は20mHが欲しかったのですが、入手困難なことと、コストを抑えるために10mHとしています。
この回路により、システムとしての感度は約88dBとなっています。

【ユニット並列の12Ω】
F-18の見かけ上のインピーダンスを約8Ωから約5Ωに下げています。BSC用のコイルを10mHのままで、16mH相当の効果を出すための苦肉の策です。こんなことをすると音質が劣化するのではと考えてしまいますが、実際に聴いてみても劣化は分かりませんでした。

【0.12mH】
スーパーTWと音色をスムーズに繋げるため、F-18の最高域のレベルを少し下げています(クロスオーバーとしてのローパスではありません)。これはなくても許容範囲です。

【1.5μF+6.8Ω】
スーパーTWへのハイパスフィルタです。F-18の再生帯域とかなり被っていて、かつレベルが低めですが、聴感上の効果は絶大です。ただ、存在感が少し強いので、コンデンサの定数は0.68~1.0μFあたりの方が良いかもしれません。
6.8Ωに関しては取り払ってしまっても(フィルタが高い周波数でかかることになるためか)大きな違和感はありません。
逆相接続の方がグラフ的には綺麗になります。聴感上でも開放的な逆相と密度の濃い正相で両者持ち味が異なるのですが、紙一重で正相を選択しました。

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上記のネットワークを使用したとき、VituixCADではこのような結果となります。オレンジ色の線は部屋のセッティング状況を設定したときの予測特性です。



これがVituixCADによるインピーダンス特性です。最低が6Ωなので大抵のアンプで駆動できるでしょう。一部真空管アンプのようにDFが低いとボーカルの量感が更に上がるかもしれませんね。



これはREWで測定したF-18軸上50cmの特性です。50cm特性は今日初めて測定したのですが、想定を超えるフラットさで驚きました。



同じくREWで測定したリスニングポジションの特性です。スピーカーまでは約180cmです。中高域を少し下げた方がバランスが整うように見えますが、聴感にてこのままでOKと判断しました。

※リスニングポジションの1kHzの大きな山はセッティングによる影響であることがわかります。3kHz付近の大きなディップはシミュレーションにもあるのでf-18固有の特性のようです。F-18単体の高域限界は10kHzであることがわかります。ウィザーコーンは4kHzから10kHzで頑張っているようです。

次回は塗装編です。多分、BRIWAXに挑戦します。
緊張しますね…。

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