7月の終わりころ、テレビのニュースを見ていると音がおかしいことが気が付きました。
男性アナウンサーの声が聴きづらいのです。しかも右と左の音がアンバランス。
耳を左右塞ぎながら確かめてみると左耳を塞ぎ右耳だけで聴くと声が明らかに小さくなっています。
また、オーディオ専用室に入りドアを閉めてほぼ無音状態になると右耳のほうから耳鳴りがします。羽音のようなキーンという音。
そこで改めて耳がおかしいとなり、すぐに耳鼻科クリニックへ行ってみました。
その時に測定した検査結果です。オージオグラムというものですね。

声と楽器の周波数域も合わせて上書きしてみました。
赤線右耳が左耳と比較して明らかに下がっていました。
先生がいうには30dBのラインが異常なしの下限とのこと。
男性の声の周波数でのレベルが極端に落ちていました。
診断結果は「低音難聴」。先生から「治りやすいですよ」と言ってくれてホッとしました。
先生が言うには、適度な運動、投薬、頭部の耳に関するツボマッサージが有効とのこと。
処方された薬は、
・体内の水分の巡りをよくする漢方薬
・血液の循環を良くする薬
・臓器組織の血液量を増加させる薬
・ビタミンB12 末梢神経の働きをよくするため
の4種類。
またつぼマッサージは、耳裏、耳付け根、こめかみのツボ押しと耳をつまんでぐるぐる回すというもの。
1週間薬を飲んでマッサージを朝昼晩行いました。
またリモート勤務を続けていてまったく運動しておらず、暑い夏のさなかでもあり家にこもっていたのもよくなかったようです。そこでウォーキングも2日に1回くらいの割合で始めました。
その後、再度診察検査してもらった結果、左右ほぼ元に戻っていました。
耳鳴りもなくなり、アナウンサーの音も左右同じレベルで聞こえるようになりました。
実は今回よくなるまで、オーディオ機器には電源を入れる気も起きないくらいに落ち込んでしまいました。
私の場合は無事元に戻ることができましたのでよかったです。
体の健康が耳の健康にもつながること、オーディオ趣味も健康が大切だということもよくわかりました。
皆さん、耳を大切に。