「PHILE WEBコミュニティ」サービス終了のお知らせ
グランドスラム
グランドスラム

日記

最新のレス

日記
製品レビュー/コメント

製品レビュー/コメントへのレスはありません

お気に入り製品

お気に入り製品はありません

お気に入りユーザー

お気に入りユーザーはありません

最新の日記

WOWOWスタジオツアー試聴記~グランドスラム邸との比較~

Auro3D友の会のみなさん、こんばんは。

なぜか、幹事長を仰せつかってしまったグランドスラムです。

一応、幹事長ということなので、前日に集合場所のインド料理屋を下見をし、カレーの辛さは、2では物足りないと思うので、辛いのが好みの方は3以上にしたほうがいいですよ!という適切なアドバイスはできたかと思います(笑)

さて、当日の模様ですが、時系列的な流れはAuro3D友の会会長の日記をご覧いただければと思います。また、それぞれの方々の感想を読んでいただければ、当日の試聴環境の音質の素晴らしさが分かっていただけるかと。Auro3Dに関心がある人が10人以上集まったせいか、入交さんは、とてもサービス良く対応していただき、たいへんありがたく思っております。

Auro3Dの効果を確認する方法として、上方のSPをオンオフすることは我が家でもよくやりますが、当日は、センターだけのモノラルから始まり、2チャンステレオ→4チャンサラウンド→5チャンサラウンド→7チャンサラウンド→9チャンサラウンド→11チャンサラウンド→13チャンサラウンド→22チャンサラウンドと、試聴ソフトごとに、スピーカーの数が増えるとどのような効果があるのかを実演していただきました。チャンネル数が増えると同時に、皆さんから、「これだけ効果があると、前の音には戻れないよなあ」と驚きとも落胆とも取れるような発言が出ていたのは、Auro3Dの効果の素晴らしさを皆さんが実感できたからこそなのでしょうね。

そんな当日の模様でしたが、私は皆さんとは少々変わった視点からレポートを書きたいと思います。タイトルにもあるように、我が家とスタジオとの比較という点です。我が家は、トップオブゴッドがあるとはいえ、基本的には、ドルビーアトモスセッティングになっています。そのセッティングで、Auro3Dがどのように鳴るのか、スタジオとはどのように違うのかという点から述べてみたいと思います。

写真は、後から追加しますので、これからアップされるであろういろいろな方々の写真を参考にしてください(笑)

東京から戻るとすぐに、オーディオルームに行って、Auro3D関係の機器のスイッチを入れました。忘れないうちに、我が家との音の違いを確かめようとするためです。風呂に入って着替えを済ませるころには、機器もほど良く温まっていました。

数時間前の音の記憶を思い出しながら、課題曲を聴き始めました。

① 南佳孝 『Dear My Generation』の中の、「柔らかな雨」
入交さんからの課題は、本当は、『Dear My Generation』の中の「ニュアンス」だったらしいのですが、会長殿が「柔らかな雨」と間違って伝えてしまったようです(笑)入交さんが、「それでは、課題曲の『ニュアンス』のマスターを聴いてみましょう」と言った時に皆さんからブーイングが…。

また、入交さんは、「熱い風」のプレイバック後に、この曲は「マスタリングを作為的にやりすぎた」と話されており、何やら、サイドスピーカーから出るギターの音が、リスニングポジションであればサラウンド音源として聴こえるのだが、リスニングポジションから外れてしまうと、ギターの音だけが目立ってしまうという理由らしい。しかし、通常のオーディオファイルは、音楽を聴くときは一人なので、リスニングポジションは限定されると思うので、そのような心配は無用なのではないかと思ったのだが、そこは聴き手と制作者との違いなのでしょうね。この辺りの感覚のずれが、他の方々の日記にも書かれるだろうと思われる距離の補正に関する発言につながってくるのだと思われます。

「ニュアンス」は聴いてこなかったので、本題の「柔らかな雨」の試聴へ。冒頭の雨の音は、実際の雨の音を録音して使用しているだけあって、部屋中がしとしとという雨の音に包まれます。いや、我が家の音はしとしとではなく、ザーザーに近いサーサーという感じになります。この違いはどこかで感じた記憶が。そう、まさにAuro3Dさんのところで聴く「ブレードランナー2049」の雨の音と我が家で聴く雨の音との違いなのでした。Auro3D邸の雨の音は、まさにしとしとなのですが、我が家の雨の音は、ザーザーなのです。トタンに当たる雨音の力強さもまったく違っていました。

ということは、これはAuro3Dという方式によるものではなく、部屋に吊ってあるスピーカーの違いなのか?と思いながら、さらに聴き進めます

スタジオで聴く南佳孝の声は、さすがに生音に近く、リスニングポジションがセンターチャンネルの真ん前で顔の高さとスピーカーの高さが一緒ということもあり、眼前にボーカルが浮かび上がります。浮かび上がるというよりも、スピーカーから出る音をそのまま聴いている、いや、聴かされているという感じでしょうか。

それに対して、我が家では、センタースピーカーをウエスギのダイアローグ専用の管球アンプで鳴らしているせいもあってか、スタジオよりもより感情豊かに表現されて聴こえます。我が家では、顔の高さよりもセンタースピーカーの高さは低く、そのために、スピーカーに仰角があり、上方に向けて音が放射されるので、スピーカーから出てくるというよりも、左右のスピーカーの間に南佳孝のボーカルが浮かび上がるという感じになります。そこが、スタジオよりも感情豊かに聴こえると感じられる原因なのかなと贔屓目に見ています(笑)

サラウンド音場で大きく違ったのは、後半に出てくる左リアからのパーカッションでした。スタジオではあまり後ろから鳴っているという感じはなかったのですが、我が家で聴くと、はっきりと左リアチャンネルから音が鳴っています。それも、パーカッションのボディが感じられるぐらいの音圧で聴こえますから、これは、リアにおいてあるスピーカーの違いなのでしょうね。スタジオのリアスピーカーは、ムジークのRL904という同軸アクティブ2ウェイなので、グランドスラムと比べるのは、無理がありますね。

続いて、課題曲の2曲目に移ります。
② Nakura Makoto 『Bach Parallels』の中の、「Passacaglia in C Minor, BWV 582 for six percussionists」
これは、音場表現が格段に違いました。全てのスピーカーをムジークのアクティブスピーカーで統一し、仰角やリスニングポジションまでの距離までも全て揃えているスタジオの圧勝でした。特に違っていたのは、高域のスピード感でした。スタジオでは、高域が重さをもったまま飛んできます。重さを伴う高域という表現も変ですが、高域とそれに伴う中低域が同じ速さで再現されているということなのでしょう。

さらに、我が家と違っているのは、スピーカーが全てリスニングポジションに向けられているということです。我が家のドルビーアトモスセッティングでは、2Fのスピーカーは全て下を向いていますから、スタジオのように高域がリスニングポジションに直線的に飛んでくることができません。高域の音量をスタジオと同じレベルにしようとすると、全体の音量が上がってしまい、中低域が部屋中に飽和してしまいます。こればかりは、Auro3Dのスピーカー配置にかないませんでした。

入交さんの話を聞いて分かったことが一つありました。それは、この曲は、2人の演奏者がAuro3D用のマイクを取り囲んで、楽器と場所を変えながら同じ曲を3回演奏しているということでした。簡単に言うと、120度の角度をつけて2つの楽器の場所を移動し、3回演奏するということだったようです。120度×3=360度となり、円周上の演奏が完成するわけです。この曲を初めて聴いた時は、演奏者のクレジットには2人しか載っていないのに、なぜ360度の円周上にマリンバを中心としたパーカッションがこれほどまでに存在しているのか謎でした。クライマックスなんか、フロントチャンネルを消してリアチャンネルだけを聴いていても、通常の演奏と変わりがないぐらいの音圧で収録されています。今回、入交さんの話を聞いて、その謎がやっと解明されました。めでたし、めでたし!

最後は、ブルーレイディスクを使った課題曲です。
③ Bob James “Feel like Making Live!”の中の、「Feel like Making Love」(BD版)
このディスクは、入交さんが直接ミキシングに関わったもので、Auro3D化した経緯は、Auro3D氏の記事に書かれていました。ということは、実際に完成したディスクの出来具合をボブ・ジェームス氏もこのスタジオで入交さんと一緒に確かめたんでしょう。そこは入交さんに確認を取るのを忘れてしまいました。Auro3Dさん、後で聞いてみてください。

このディスクは、マスター音源である192k/24bitで聴かせていただきましたが、その音質は素晴らしいの一言!と言いたいところなのですが、ここは忖度なしで言わせてもらうと、あまり感心しませんでした。ドラムがリムショットを打つのですが、木製のスティックと金属製のリムとがぶつかる瞬間の「カツッ、カツッ」という音が、スタジオではあまり感じられないのです。もちろん、その音は出ています。しかし、その音を聴いて、木製と金属とがぶつかり合っている音だという意識にまで行かないのです。

私はジャズはあまり聴かないので詳しくは分かりませんが、ジャズ特有の乗りの良さみたいなものがあまり感じられず、淡々とプレイしているようにしか聴こえませんでした。(入交さん、ごめんなさい!)隣にいたAuro3Dさんとも話をしていたのですが、彼も同意見で、あまりにも高音質すぎると、音楽のもつワイルドさがなくなってきてしまうのかなあと二人で考え込んでしまいました。

以上で課題曲シリーズは終わりです。
この後は、ヴェルディの「レクイエム」やマーラーの「千人交響曲」など素晴らしい音源をたくさん聴かせていただきました。Auro3Dさんと2人で、「このマスター5,000円ぐらいで売ってくれないかな」と冗談で言ってたぐらい、本当に素晴らしかったですね。

最後に、歌謡曲が好きな私のためにBIGINの比嘉栄昇が歌う懐かしの名曲「街の明かり」をAuro3Dで聴かせていただきましたが、これがまた素晴らしかった。この曲も演奏中に2チャンネルから22チャンネルまで、チャンネル数を変えて再生したのですが、チャンネル数が増えるにしたがって、会場の広さと会場の雰囲気の伝わる度合いが上がっていきます。これであれば、誰が聴いても「Auro3D素晴らしい!」となるでしょう。

私が望みたいのは、それなのです。キラーコンテンツとして誰もが納得するようなAuro3Dのソフトが出てほしいのです。それは、音楽ソフトでもいいですし、映画ソフトでも構いません。

11月2日に「トップガン/マーベリック」が出ます。AVファンは必ず購入し、空中戦でドルビーアトモスの効果を存分に味わうことでしょうし、AV用のリファレンスソフトとして未来永劫語り継がれるでしょう。こういうソフトが、Auro3Dにほしいのです。フォーマット自体がまだまだ認識されない現状では、なかなか難しいかもしれません。しかし、本当に普及させるためには、ハード面だけではなく、ソフト面とのタイアップが必要不可欠です。映画ソフトとして「ブレードランナー2049」(ポーランド盤)という素晴らしいソフトがある(入手困難なのが玉に瑕)のですから、ハードとソフト両面からのバックアップがあれば、ドルビーアトモスに対抗できる有力なフォーマットになりうるのではないかと思っています。

好き勝手申し上げましたが、今回、スタジオにご招待いただきました入交様、三上様、大変ありがとうございました。また、我々に話をつないでいただきましたAuro3D様、そして、全国津々浦々からお集まりいただきました皆様、大変お疲れさまでした。

最新のレビュー/コメント

レビューはありません

マイルーム

マイルームは公開されていません

所有製品

所有製品は登録されていません