GENELEC
8351A
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発売:-
断言します!
昨年からデリバリーされているパワードDSPスピーカーです。
ご存知のように本来はスタジオ・モニターというジャンルですが、自宅に導入して良い結果が得られたのでレビューします。
GENELEC社には同社らしいルックスの8260Aというスピーカーがあり、こちらがフリースタンディングタイプのトップ・モデルですが、8351Aは突然変異的に発生した機種ですね。
デザインは好き嫌いが分かれるところですが、昨今コンシューマ機にもこのようなデザインはありますから・・・
ユニークなのは外見だけではありません。
ユニットの構成は中心部のユニットはツイーターとスコーカーの同軸に加え、バッフルの両端スリット内部に楕円のウーファーが2発搭載されています。
パワードなので当然ながら各々3機のパワーアンプ(AB級、D級、D級)があてがわれています。
驚くべきは特性です。
http://www.otaritec.co.jp/web-catalogs/genelec_8351_brochure_web.pdf
f特は32 Hz – 40 kHz (-6 dB)、± 1.5 dB (38 Hz - 21 kHz)
垂直、水平の指向性も極めて優秀で、資料の図はロールシャッハの図版のようw
マニアとして心配するのは自宅で鳴るのかいうことですが、GLM2.0と付属のマイクにて部屋の特性を測定すれば再生レベル差補正、距離遅延補正、周波数特性補正を行ってくれるので、カタログ値とまではいきませんが、相当近い値を叩き出します。当然使いこなすまでに5年もかかる、アクセにン十万かけるなんてことはありません。
自宅にて8260Aとの比較を行いましたが、両方とも過度に制御を受けたような不自然さは皆無、余裕を持って音楽を鳴らす8260Aと忠実な音の再生を行う8351Aという印象でした。
うちではルーメンホワイトのリファレンス・モニターという存在です。
断言します!
特にPCオーディオをされる方にとって、このスピーカーは、あの有名スピーカーよりもゴニョゴニョ・・・
【SPEC】●最大音圧レベル:110dB ●周波数特性:32Hz〜40kHz(-6dB) ●使用ユニット:オーバル型ウーファー(215×100mm)×2、同軸スコーカー(130mm)、トゥイーター(19mm)MCD ●アンプ出力:低域 150W、中域 120W、高域 90W ●接続端子:XLRアナログ入力×1、XLR AES/EBU入出力×2、ほか ●外形寸法:287W×452H×278Dmm ●質量:19kg