47 LABORATORY
Model 4715
¥102,900(税込)
発売:-
「これはなに?」と尋ねられる機器
オーディオ機器をある程度知っている人でも「これはなんですか?」と質問してくる不思議な外見のDAC。本体、電源部共に信楽焼きの筐体は、シンプルですが、焼き物ゆえの「味」を備えています。そこが皆さんが「これって?」と興味を惹かれる理由なのかもしれませんね。
機能についてもシンプル。入力は同軸1系統のみ。出力もRCA1系統のみ。今では当たり前になった、内部アップサンプリングもなし。対応周波数も44.1kHzと48kHzのみ。その上、デジタルフィルタどころか、アナログフィルタさえなし。でも、出てくる音は、下手な最新式DACよりも魅力的に思える部分もあります。
ダイナミズムもあるし、音に豊かさも感じられるし、高域には清廉さがあって、うっすらと耽美的な部分もあります。なんで、このスペック、この作りで、こういう音が? と音を聴いても不思議になるDACだと思います。
私のところでは、いまはメーンシステムからは退いていますが、非常に魅力的なDACなので、手放せずにいます。
【SPEC】●出力電圧:2.1V ●入力サンプリング周波数:32kHz,44.1kHz,48kHz,自動切換え ●デジタル入力端子:同軸1系統(RCA) ●アナログ出力端子:同軸1系統(RCA) ●外形寸法:本体 75Wx75Hx80Dmm、電源 75Wx75Hx145Dmm