今まで真空管アンプの自作をしてきましたが、もう作る物が無くなり、アンプ自作は終了したと判断しました。
終了に伴い、今まで購入した部品類の余剰品を処分するため整理を始めました。抵抗器、コンデンサーは、容量別に整理し確認していましたのですが、余剰部品に少しの部品追加でフォノイコライザーがもう1台作れる事が分かりました。
すでにフォノイコライザーは、プリ内蔵1系統、外付け3系統作りましたのでこれ以上作る事は不要じゃないかと考え迷いましたが、迷う事なら作ってしまえと判断し作ることにしました。(後先を良く考えない単純な人間です。)
早速追加部品を購入しました。

3.900円の出費でした。真空管は前回ヘッドアンプ用に購入した予備のサブミニュチュア管を使用しました。
完成です。

今回の外付けイコライザーは、ミニュチュア管6922を使用した3号機と同一回路で真空管をサブミニチュア管に置き換えて作成しました。
初段はカソード接地二段増幅とし、その間にイコライザー回路を挿入しました。終段はサブミニュチュア管をSRPPとし出力しています。
完成し音出しを行いましたが、最初は訳の分からないノイズが発生し、又右CHのレベルが異常に低く失敗たかと思いましたが、真空管の交換、アース配線の引き回しの変更等で正常になりました。
音質については、まだ出来たてで詳しい評価は出来ませんが、非常にクリアーで高域の伸び、倍音成分の表現等、なかなかの出来ではないかと。・・・(自画自賛。?)私の好みの音の傾向です。3号機と聴き比べをしましたが、やはり真空管の差でしょうか、6922はウオームトーン。サブミニチュア管はクリアートーンと感じました。ただ回路は同一ですが、コンデンサー類のメーカーに違いがありますので正確な比較にはなっていません。
難点はゲインが高く、プリアンプ出力ではアッテネーターの1クリックで平常の音量となりそれ以上は音が絞れません。メリットも有りまして、ゲインが高い分SNが非常に良く標準の視聴位置では全くノイズが聞こえません。
ゲインを下げる為、出力段のカソードバイパスコンデンサーを外したり、電源電圧を下げたりいろいろ試しましたがなかなか下がりません。入力部にアッテネーターを組み込もうとも考えましたが、音声信号系統に抵抗器は入れたくないので之以上は触わらず、プリアンプ出力接続をプリアウトから、ヘッドホンアウトに換えました。この状態では11時付近で標準の音量とな音量も絞れる様になります。
本コミュニティーも11月末でサービス終了となります。私の投稿も之が最後となります。
私の真空管アンプ自作も本コミュニティーの皆様のご指導、ご助言で完成し満足行く状態になっています。
ご指導、ご助言頂きました、先輩ビルダー各位に感謝申し上げます。
本当に有難うございました。皆様のご多幸をお祈り致します。
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