コージー
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京都市在住で、オーディオをはじめたばかりの新参者です。 6畳ほどの専用室でニアフィールドリスニングの究極形をめざして奮闘中です。気楽に音楽をと考え、エソテリックRZ-1とタンノイ・Precision…

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ダイヤトーン最後の煌めき

いまさら・・・と思われるでしょうが、サブスピーカーとしてダイヤトーンのDS-4NB70を購入しました。未開封新品の特価だったので、思わず購入しましたが、これは傑作スピーカーです。

メインとしてはTADのCE1を使用しているので、それとの比較ですが、スタンド込みで200万超えのこのスピーカーに総合的な音質で肉薄し、解像度と点音源のレベルでは凌駕しさえすると断言できる100万前後のスピーカーはDS-4NB70くらいだと思いますね。

TADのME1が価格的にもライバルとして挙げられるが、点音源の水準ではほぼ並ぶが、解像度の点でダイヤトーンが優る。しかし、ME1はポン置きでも音のバランスがよく、そつがない。

本機の最大の問題はダイヤトーンと名付けてしまったところと使いこなしがかなり難しい点だろうが、エージングと適切な使用で200万レベルのスピーカーに化けられる恐ろしい性能を持っている。

ダイヤトーンと名付けてしまったがゆえに、かつてのダイヤトーンスピーカーと比較され、これによってダイヤトーンの音ではないという頓珍漢な世評がでてしまったそうだ。ダイヤトーンの音というのが異次元へと進化しないと考えている古参のオーディオファイルが多かったのだろうか、ダイヤトーンのピュアオーディオの生命は断たれてしまった。私が購入した本機も、ダイヤトーン、いやTADを除く国産スピーカー最後のきらめきとなるに違いない。開発担当者は退職させられ、後継機種の小型スピーカーも開発停止、開発用のオーディオPCも某オーディオショップに置き去りにされているので(笑)、本当にダイヤトーンのピュアオーディオは死滅したのだろう。こんな卓越した技術力をもっているのに。。。。

CE1もベリリウム特有の高域のあばれに悩んで売り飛ばそうかと思ったが、ポン置きでも3年ほどたつとしっとり濃厚な実在感のある素晴らしい音楽を奏でてくれる。もちろんセッティングすれば更に高音質になる。しかし、ダイヤトーンは逆にブックシェルフなのに驚くような低音が出て、はじめはそれが暴れまくって本当に難儀した。

DS-4NB70はティグロンの指定スタンドがあるが、このスタンドを使用するならば固定ボルトは絶対に使用してはいけない。常に浮遊状態に近似させねばならない。FAPSのスタンドを使用するのもよいが、見栄えが悪すぎるので、私はティグロンにクリプトンのIS-HR5をひし形に配置してスピーカーを載せた。カーボンと相性が良いというのは三菱や某ショップも認めていたということもあるが、ボルトで固定すると音が死ぬので(三菱すらそれを認めている)、ボルトなしでも安定感のあるようにシリコンゴムの密着性にも期待したからだ。また、ひし形配置の方が開放的なので音がクリアになる(クライナや金井製作所もインシュレーターのひし形配置を推奨している)。

あと、ティグロンスタンドはスパイクが低品質過ぎるので、ヌケのよいアンダンテラルゴのスパイクに交換した。これにアンダンテラルゴのスパイク受けで決まりと思ったが、その組み合わせでは、低音が出すぎて暴れてしまうので、解像度を少し落としてタオックのPTS-Aを使用した。低域のコントロールという点ではPTS-Aほどコスパのよい優れた物はないと思う。

そして、スピーカーケーブルは、バイワイヤができないので安くてうまいQEDのSignature Genesis Silver Spiralを新調した。解像度の鬼のようなスピーカーなので、少しウォームさを加えるためだ。DS-4NB70をリファレンスとしているショップではそれを踏まえてベルデンの細めのケーブルを使ってわざと解像度を落とすことをしているが、私のDS-4NB70のが遥かに良い音で鳴っているので、QEDで間違いないと思う(ただしベルデンにするとSilver Spiralのように低音が出すぎることがないので、その点は妙技である。QEDの細めのケーブルを使うのも手だとは思う)。

あと、200時間以上のエージングをしないと本当の真価を発揮しない。そこまでこなれたDS-4NB70を聴いて、評価している人はどれだけいるのか。

聴けば、このスピーカーのすごさが分かるが、ものすごい解像度である。全域にわたってうずもれていた音をクリアに表現しつくす。NCV-Rがいかに歪みなく正確に作動しているかが分かるし、ネオジウムの制動力があって初めて達成できる音質だろう。低音の中にあっても、うずもれた音をすべからく感じ取ることができる。

また、音のフォーカス感がすごくて、ボーカルの口が広がることがない。高解像度と点音源性を極めると本当の人間のサイズに口の動きを調整することもできるのだとDS-4NB70は教えてくれた。だから説明書の平行置きはもったいない。リスナーが一人なら内振りにしてスイートスポットを絞り込めば、歌手と一対一のコンサートを表現することができる。万人受けを目指した一般的な高級スピーカーでは不可能なレベルの芸当だ。

ダイヤトーンがこれを基礎にさらなるスピーカー開発をなしえなかったことが残念でならない。三菱も、ボルト固定したり、平行置きしたり、解像度寄りのアンプを使ったり、真価を発揮するノウハウが欠けていたために、視聴会でベストを発揮できなかったのだと思う。開発アンプがザンデンの真空管アンプなので、とびぬけた高解像度はウォームな真空管と合わせるとちょうどよい塩梅になるようにしたからだろう(だからラックスやマッキンは合うと思う)。

しかし、逆にその振り切りが唯一無二のDS-4NB70を生み出したと言える。CE1がモニター調なんて言われていたが、DS-4NB70と比べれば色付けされていることははっきり分かる。音源を音楽にまとめ上げて表出しているからこそ、TADはポン置きでもある程度の高音質をだせるだけだ。

真のモニタースピーカーであるDS-4NB70は、音源を正確に表現し、細大漏らさず、音楽にまとめる作業はリスナーの脳に委ねられる。だから、一聴すると全ての音が聴こえるから音楽にまとまりがなく、細かい神経質な音だと感じてしまう人もいるのだろうが、はじめてリスナーが主導権を握れるスピーカーだとも言える。その時のスタジオやホールの音楽を全て正確にありのまま聴かせてくれ、あとは俺が聴きたいように聴くからという、解釈権をオーディオからオーディオファイルに引き寄せた初のスピーカーなのだと思う。実際のコンサートはまさにそうなのであるが、座席位置や自らの嗜好などで、全ての音が均等に聞こえてくることはないが、コンサートで言えば、DS-4NB70は客席ではなく指揮者席にいるかのようだ。全ての音が飛び込んでくるという感覚は異次元のものであるから、はじめは戸惑うだろう。それをやってのけるにはNCV-Rとネオジウムの高度な唯一無二の組み合わせが発見されるのを待たねばならなかったのである。

これはこれで唯一つの高性能国産スピーカーだと断言できるし、素晴らしい技術がないと成し遂げられない傑作だと思う。しかし、このピアノブラックの美しい筐体が、黒曜石でできたダイヤトーンの墓石にも見えてくるというのが悲しいだけである。。。。

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C-02X

ESOTERIC

C-02X

¥1,470,000(税込)

発売:2015年4月1日

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よいプリアンプだと思います

音は素晴らしいです。何といっても繊細で、非常に解像度が高い。にもかかわらずバラバラになることなく、きちんと楽器を描き分けて、きちんと定位させてくれます。60万超クラスの現行プリメインアンプからの買い替えですが、そのプリメインアンプでは目を閉じると楽器の位置がぶれていたものが、これはそうはならない。おそらくアキュフェーズのc-3850と同格の音を出せる唯一のプリだと思います。

ただし、それがゆえに聞き疲れするという人もいるかと思います。私はスピーカーがTAD-CE1なので余計にそう思いましたが、少しスピーカーの位置をずらしてやれば解決します。タンノイやソナスなどならそんなことはないかと思いますが。

一つ音質で気になったのは、トランス唸りがするからです。ラックスマンのクリーン電源を使用しているので、おそらくc-02X内部のトランスの品質に問題があるかと思いますが、150万の製品にしては残念です。静謐な音楽を聴くと気になります。落ち着かなさそうなら修理に出します。たまにエソテリックは品質検査が甘いところがあるんですよね。一月ほど使用しますと唸りは落ち着いてはきます。

エソテリックは冷たいというのは因習的な固定観念もはなはだしく、最近は少し音作りを変えてきている印象をもちます。解像度とともに少し熱さのようなものも加味してきており、大変素晴らしいものになってきていると思っていますので、虚心坦懐に試聴されると品選びの自由度も増すかと思います。

【SPEC】●入力端子:RCA×3(RCA2はAVプリ入力として使用可能)/XLR×2 ●入力インピーダンス:LINE…10kΩ ●入力感度:定格出力時…510mV、800mV出力時…200mV ●出力端子:RCA×2/XLR×2 ●出力インピーダンス:RCA…47Ω、XLR…100Ω ●全高調波歪率:RCA…0.0006%、XLR…0.0004% ●周波数特性:1Hz〜200kHz(-3dB)、3Hz〜50kHz(-0.2dB) ●S/N比:116dB(2V入力、A weight) ●ゲイン:+12dB ●定格出力:2V ●消費電力:21W ●外形寸法:445W×162H×457Dmm(突起部含む) ●質量:32kg

マイルーム

よりよいニアフィールドリスニングをめざして
よりよいニアフィールドリスニングをめざして

邦楽・洋楽のヴォーカルものをよく聞きますので、それに特化しすぎた構成かもしれません。クラシックなども作業用に聴きますが。。。。

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