2019年12月11日

CHORD Hugo2 に Hugo M-Scaler追加④ - 印象②
Hugo2に Hugo M-Scalerを追加しての印象の続きです。
以下、私の個人的な記憶、それもかなり劣化した古い記憶に基づいた印象ですので、他の方が必ずしも同じ印象を抱くとは限りませんので念のため。
・アナログに近い音?
Larry Carlton/夜の彷徨(CD) を再生し、出てきた音を聴いて、やや当惑しました。聴き慣れたHugo2の音とは違う、Hugo2以前に聴いていたDVD-H2000のPCM1794の音でもない、でも確かにどこかで聴いた気がする音色なんだが、一体どこで聴いたっけ...という感覚に襲われ、戸惑いながらもしばし記憶の底をサルベージしました。
ようやく思い当たったのが、約30年以上前に、実家で父親のオーディオでアナログLPをDENON DL-103で聴いた音...だったのです。「夜の彷徨」を当時はかなり頻繁に、たぶん百回以上聴いたこともあり、記憶の奥底に、その音色の印象がこびりついて残っていたようです。現状、手元にアナログLPの再生環境はないので、比較はできませんが。
・生音に近い音?
渡辺香津美/TOCHIKA(CD) の TOCHIKAを聴いた時に、生ギターの音色が Hugo2のものでも CDPのものでもなく、やはりどこかで聴いた音色...と思い、脳内記憶バンクを必死に検索しました。
出てきた答えは、20年以上前に某楽器店でOvation Adamasというギターを試奏した時に聴いた音色でした。Ovation Adamas、即ちTOCHIKAの収録に使用されていた楽器と同タイプのギターを実際に試奏して出た音の記憶を想起させる音がスピーカーから出ていることに...結構ビックリしました。
開梱時、アクセサリーの入った箱に書かれていた 「WELCOME TO THE EXTRAORDINARY」 は伊達ではなかったのだ、とこの瞬間思い知らされました。
CDに記録されている音源を、恐らくは収録された当時の生音に、より近い印象を与える音に変換する、そんな凄いことができる機械のようです M-Scalerは。