③I wish you were here
(A) △
(B) 割愛
(C) ○
コメント:冒頭近く、ドラムとともに駆け上がっていくところは、どこまで登っっていくのか不安になるほどダイナミックで、ぼけっとやり過ごすならば、考え事でもしていたのか、音がだめなのかだろう。(A)ではいつの間にか終わっていた。それでも△なのは、エレキギターの音が良かったから。太く、ぬめりがあり、琴線に触れる高さで、リアルだった。他の楽器も良かった。
②X990RAは、タイトルバックのLA DOUBLE VIE DE VERONIQUEの文字、フラッシュバックの想い出の質感、イレーヌ・ジャコブの清廉な肢体を包む緑の靄、とても美しい。特にこの映画はキェシロフスキお得意のレンズを彩色したり、アナモルフィックレンズを用いて、球体から世界を覗き込んでいるような浮遊感が重要なのだが、X990RAはその微妙な質感をしっかりだしていた。他方で、V7は画面が滑らかなのは変わらず。ほとんど壁と天井しか写らない『マリエンバート』の冒頭では顕在化しなかったのだが、『ベロニカ』では人物からリアリティが感じられない。映画内世界に映画の人物たちが着地していないのである。
私のシアターは、ずばり、「象牙の塔」‛la Tour d'ivore'と言います。
縦5438 x 横3618 x 高3400mmの約11畳の縦長。スピーカー4本、ユニバーサルプレイヤー、AVプリ、ステレオパワーアンプ2台、プロジェクターとスクリーンがベース機器。
①両サイドの対称性
左右の対称性など、現実には100%の達成は無理だから、可能な限り対称性を追求しておけば、…