Tomy
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50歳代中ごろからオーディオ復活。2チャンネルに飽き足らず、マルチチャンネルにも足を染める。かつて集めたレコードの再生はきっぱりと止めることにして、PCオーディオまっしぐらです。現在、DACはEXAS…

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ファントムセンターの周波数特性と音量

マルチチャンネル再生の時にファントムセンターを使う場合があります。最近の日記でもこれがよく議論されています。私の日記で、ファントムセンターの音量を−6dBにすると音響エネルギーの総和が半分になり、−3dBにすると音響エネルギーの和は同じになる代わりに視聴位置での音圧が+3dBになると説明いたしました。これにたくさんのレスを頂きました、ありがとうございます。十分ご理解いただけない部分もあるかと思いますので、実証実験をしてみました(^o^/)。

Dolbyで5.1ch音源を2chにダウンミキシングする時の合成方法は以下のようになっています(英語で分かりにくいですが)。−3dB(0.707倍)が標準です、他の文献を見ても、0.707倍でダウンミキシングすると書いてありましたので、ここでは−3dBでLとRに振り分ける場合を想定して実験しました。

Per Dolby's spec:

Lo = Lf + C*cmixlev + Ls*surmixlev
Ro = Rf + C*cmixlev + Ls*surmixlev

...where the two variables, cmixlev & surmixlev can be adjusted in the following preset fashion: 0.707 (–3 dB), but can be adjusted to –4.5 dB or –6 dB in all decoders, and in the newest decoders can also be adjusted to off and 0 dB.

(実験方法)
先日の日記で説明しました拙宅のB&W802Matrixを使い、LもしくはRchの周波数特性、また−3dB音量(音圧)を絞った状態で、L+Rで再生した時の周波数特性を測定しました。測定にはフリーソフトのREWとmini-DSPの補正マイクを使用しています。測定ポジションは(1)センターの視聴位置で顔の間でマイクを固定
(2)その後、その視聴位置で、耳の付近でマイクを8の字を描くように移動させながら、両耳付近での平均特性を測りました。
実際の視聴での周波数特性は(2)に近いと考えられます。

(実験結果1)
(1)のセンターでマイクを固定した条件での特性です。分かり易いように1/6octのスムージングをかけています。
(Lchの特性(下側)と−3dB音量を絞ってL+R(上側)で再生した時の周波数特性)

(Rchの特性(下側)と−3dB音量を絞ってL+R(上側)で再生した時の周波数特性)

上の二つのグラフは、L、Rの特性と−3dB音量を絞ってL+Rで再生し、顔の前でマイクを固定して測定した周波数特性の比較です。どちらも、L+Rの音圧が概ねほぼ全周波数帯域で+3dB増加しています。グラフの縦軸の1区切りが10dBなので、少し見にくいかもしれません(汗)。日記「ファントムセンターの時のエネルギーと音圧合成」で説明したことに一致します。8kHz以上になると、差が小さくなっていますが、これはマイクの位置が完全なセンターではないために左右の音の位相差で音圧低下したと考えられます。

(実験結果2)
(2)の耳の位置で平均特性を測定した結果が以下のグラフです。

(Lchの特性(下側)と−3dB音量を絞ってL+R(上側)で再生した時の周波数特性、両耳の付近での平均)

Rchの特性(下側)と−3dB音量を絞ってL+R(上側)で再生した時の周波数特性、両耳の付近での平均)

上の二つのグラフは、L、Rの特性と−3dB音量を絞ってL+Rで再生し、両耳の付近でマイクを動かしながら測定した周波数特性の比較です。どちらも、L+Rの音圧が1kHz以下の周波数帯域で徐々に増加し、低域では+3dB増加に近づきます。

(まとめ)
当然といえば当然ですが、マイクをセンター視聴位置で固定すると、−3dBの音量を絞って再生したL+Rの周波数特性は、ほぼ全域で+3dB上昇します。耳の付近でマイクを動かして平均をとると、センターから30cmくらい離れたところまで移動させているので、両SPからの音に位相差が生じ、波長の短い1kHz以上では音量はほとんど変化しません。しかし、中低音では徐々に音圧が増加し、低音になると+3dB増加となります。ボーカルの帯域は2〜3dB増加と考えてよいのではないでしょうか。

したがって、ファントムセンターは低域を少し持ち上げた特性になっています。センターSPの音量や周波数特性はLとRの特性に合わせるようにセッティングするので(下図参照)、ファントムセンターにするとセンターSPの特性と中低域が2〜3dB異なる状態となります。
(拙宅のシステムはDirac Liveでルーム音響補正されています)

(L、C、Rchの周波数特性比較)

以上が今回の実験結果です。センター位置で視聴するなら、−3dBは少し音量増加を招くので、もう少し絞ってもいいかなという印象です。ちなみに、ファントムセンターとする時は−4〜−5dB音量を絞るのが私の好みです(通常はセンターSPで再生します)。

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PlayPoint

exaSound Audio Design

PlayPoint

¥262,000(無線LAN搭載モデル/税抜)

発売:2016年6月下旬

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Exasound PlayPoint

数年前に導入したExasoundのPlayPointを紹介します。
【導入の経緯】
50代になって再開したオーディオですが、50代後半になってレコードの再生をしなくなり、また、その後プレーヤーによるCDやSACDの再生もしなくなりました。レコードを聴かなくなったのは、レコードの入手が困難になったことや、カートリッジの針交換、ノイズが気になるなど、手間暇掛けるならこの際デジタルに移行するのが本流かなと思ったことなどが理由です。デジタルなら、メディアレスで、PCオーディオ・・となるのも時間の問題でした。同じお金をかけるなら、DACのほうが良い音がするのは、周知の事実?かもしれませんね!

DACも紆余曲折しましたが、行き着いた先がExasoundのe22MKIIです。ChordのHugoも良い音でしたが、ナチュラルさ、奥行き感や、音場などでe22MKIIに軍配が上がると思いました。そこで、浮かび上がったのがPlayPointです。ExasoundのDAC専用のMusic Serverです。カナダのExasound本社ではもう新しいモデルに代わって販売されていませんが、日本ではまだ販売されています。PlayPointMK1と2があり、私のはMK1です。違いは、CPUの能力とメモリの搭載量で、もちろんMK2が高性能。MK2のCPUが速くて、メモリも2倍積んでいます。日本版のみWiFi機能を削除したものがあり、カナダはWiFi搭載版のみです。WiFi無しが価格UPしているという、ちょっと釈然としない価格設定です(外した分の費用UPなんでしょうけど?なんか納得できんなぁ)。

【売りのポイント】
PlayPointの売りは、何と言っても超低ジッターとマルチチャンネル対応、さらにROONコア対応という点でしょうか。特にROONコアの導入を考えると、価格と性能面から肩を並べるものはあまりないのではないでしょうか?MQAにも対応してますし。私はROONコアとして使い、TIDALも導入しました。TIDAL,QubusはRoonからシームレスにつながります。シームレス感抜群です。

【仕様の概略など】
(MK1)PCM 384KHz/DSD256,(MK2)PCM768/DSD516まで対応しています。私のはMK1なのでPCM384kHz止まりですが、特に不自由はしていません。日本版は未だMK1仕様のようです。カナダ本社に直接言えば、現状の最新版を個人輸入することができると思います。3機種あり、PlayPointに相当するのはGamma Serverと呼ばれるもので、当然CPU能力のかなりの向上と、DACもExasound以外のものに対応しています。値段もほとんど変わらないので、絶対こちらがお得です(最大ビットレイトは何故かMK1と同じようですが)。

【CPU能力の必要性】
CPU能力は例えばROONを使って、DSPによるルーム補正やビットレート変換の時に影響します。ただ、私の経験では、能力の低いMK1でも2chなら、結構なDSP処理をしても、処理が追い付かないことはありません。8chではヘビーなルーム補正をすると、能力不足の場合があります。特に、データベースのバックグランド処理をしているとこれが生じます。

【音と導入のポイント】
音はどうかというと、PC接続でFoobar2000でe22MKIIを鳴らした場合に比べ、少しかっちりした音になりますが、PC接続でも良い音なので、好みで別れるかもしれません。PC接続ならMacよりもWindowsが良いそうです(Exasound George Klissarovの言)。マルチチャンネルのe28も持っており、こちらはPC接続で、PlayPointのRoonからWiFi経由で、シグナルを受けて、鳴らしております。これで2ch再生してもこれが結構いけます。WiFi経由なのに驚きです。

ならば、導入のPointは?というと、やっぱりRoonサーバーかなぁ?
なのでPC接続でその都度PCを立ち上げ、ROON等を使うので問題なければ、導入はあまりお勧めしません。私の場合はPlayPointはONのままにしてあり、携帯などが手元にあれば直ぐRoonが使えます。また、二階にサブオーディオルームがあるのですが、そこで聞くときも一階のPlayPointをRoonServerとして使い、一階と同じ感覚でPC接続のDAC(e12)を鳴らすことができます(一階と二階の間はWiFi接続)。現状、私には必須アイテムです。

【脱線】
少し話は脱線しますが、ROONサーバーとしてPlayPointを使い始めて感じたことは、ROONに付属しているDSPはなかなかなものだなあということです。250Hz以下の定在波の影響を(測定して)補正すると、中低域の解像度が格段に向上します、また、この処理をDSDでもPCM変換せずに処理してしまいます。それと最近の高速WiFi接続の音には関心します(ケーブル接続との差がほとんどわからないんです)。
【おわりに】
脱線しましたが、Roon Serverにご興味のある方はPlayPointかGamma Serverを一度チェックしてみれば如何でしょうか(後者がお勧め)![:image1:][:image1:]

【SPEC】●対応サンプリング周波数:PCM 384kHzまで、DSD(DoP不要)DSD 256まで ●チャンネル数:2chまたは8ch(接続されたexaSoundのDACに応じて自動切り替え) ●接続端子:USB×2 ●定格出力:36W ●外形寸法:165W×55H×235Dmm ●質量:1.26kg

マイルーム

PCマルチチャンネル
PCマルチチャンネル
持ち家(戸建) / 専用室 / オーディオ・シアター兼用ルーム / ~12畳 / 防音なし / スクリーン~100型 / ~5.1ch

オーディオルームとして作った部屋ではなく、以前は父母の寝室であった部屋をオーディオ部屋としています。特に防音設計ではありませんが、2x4で二重ガラスになっているので、夜中でも大音量で鳴らすことが可能です。 機器の選定はクリアーで眼前で演奏しているような音をハイエンドまではいかない値段で、なんとかからないか???という観点で集めています。DACには結構つぎ込んでますが・・・、どれも半額以下の値…

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