別の記事では、小音量での音の補正を扱っておきながら、こちらではヘッドホンの話題を取り上げ、だったら、夜はヘッドホンを使えば解決・・・と思われそうですが、Diracの調整は興味深くいろいろ試している段階のため、記事間でコンセプトが一致していない点、ご容赦ください。今回は、ヘッドホンを試聴してみた結果です。
試聴機材
DAC: Gustard X26Pro
ヘッドホンアンプ: Toppong L30
HD6xx ★★★
Dropで購入したHD650相当のヘッドホンです。当時はまだ円が強く3万円ぐらいでした。
少し暗め。透明度、または広域の伸びが今ひとつ。トーンバランスは低音より。オケの低音の締まりは今ひとつ。残響感が少し。空間は狭く聞こえる。ポップスは向いてるか。中低域が少し締まりがない。ボワつく。中低域が少しブーストされているフラットでないように聞こえる。結果、高い方がナローに聞こえる。中高音はT60RPの方が綺麗。
Fostex T60RP ★★★★★
音場感がある。空間定位が良い。透明度高い。少し高音がきつめ。弦が綺麗。バイオリンなど中高音が美しい。クラシックは向いている。
最もワイドレンジに聞こえる。中低音も自然。
Etymotic Research ER-4S ★★★
少しレンジは狭いがShureより良い。他のイヤホンよりも高い方が伸びている。
やや中高域に重きがあるが、高い方がT60RPに比べて伸びているわけではない。
Shure 機種不明 ★
ナローレンジで中高音が少しかさつく。ポップスでも他の方が良い。
CCA C10 ★★
Amazonで¥ 3,825で購入したマルチBAのイヤホン。
中高音がシャカシャカ。でもShureより良い。帯域バランスが高い方によっている。
CCA C10カナル型イヤホン 亜鉛合金プレート+PC樹脂筐体 2PIN 3.5MM 4バランスド・アーマチュア&1ダイナミック(4BA+1DD) 5ドライバ搭載
ドライバ構成:4BA+1DD
インピーダンス:32Ω
音圧感度:108db(1K)
応答周波数:7Hz-40000Hz
Westone 2 ★★★
バランス良い。高い方は伸びない。少し篭り気味。
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705Sigとの比較
いずれも、705 Sigより音が柔らかい。705sigの方が高音がきつく感じる。
ジャズ、ポップスは、705sigの方が圧倒的に良い。クラシックはもしかするとT60RPの方が音が柔らかく良いかも。
というわけで、実は今回購入したFostexのヘッドホンが予想以上によく気に入りました。
最初の2つのゼンハイザーとFostexのヘッドホンはオープンタイプなので、部屋の騒音があると、そのまま耳に入ってきます。Fostexの場合、部屋の騒音があるとヘッドホン内で増幅されて反響する感じもします。そのため静かな室内で使うためのヘッドホンになると思います。
しかし、想像以上に、Fostexがよく驚きました。
実は、下記の記事に影響されて購入しました。
https://sandalaudio.blogspot.com/2018/06/