間違いなく次世代のオーディオ機器だと思います。
8月1日に販売開始され、即日 US Amazon から購入しました。(音も聞かずに、直感で決めました。こんなことは滅多にしませんが、今回は・・・。)
入力は、以下の4系統です。すべてデジタル信号のみです。
C1 -- S/PDIF RCA同軸ケーブル接続 44.1, 48, 88.2, 96, 176.4kHz
U2 -- USB接続 44.1, 48, and 96kHz
O3,O4 -- 光デジタルケーブルTOSLINK接続
出力は、以下の2系統。
光プリアウト
スピーカー端子(ステレオ1系統)
これほどシンプルで、よけいなものを排除したアンプを見たのは初めてです。アナログ信号を受け入れないので、今までのデッキやプレーヤはすべてさよならです。ヘッドフォンさえつなげられません。
このアンプの特徴は、通常DACでアナロク信号に変えてから、増幅するのではなく、スピーカーに一番近い最終段階にはじめてアナログ信号にするといった徹底したデジタル処理にこだわった点です。非常にシンプルです。音質を変えるつまみも、一切なく、入力の切り替えと、ボリュームつまみ(電源ボタン兼用)しか、コントロールできません。
音は、非常に素直。ボリュームつまみをあげてもよけいなノイズが全く載らず、音楽を構成する音だけを大きくする不思議な感覚がします。熱もほとんどでなくてこれも不思議です。クラスDアンプの特徴なのでしょう。
NuForce のアンプでよく言われる電源を入れたときのポップノイズにつては、深夜の静かな部屋で、耳を近づけてみましたが、聞こえませんでした。
現在の構成は、
・音源ソース Apple AirMac Express 2012
・スピーカ YAMAHA NS-1000M
と、これ以上ないほど、シンプルなものです。私はこれをゼロスピンドル構成と勝手に呼んでいます。ハードディスクや光学ディスク、モーターのたぐいが、一つもありません。したがって、ノイズ源が極端に少ないはずです。
1ヶ月ほど使っての感想ですが、音は、前の重量級のアンプの出方とはまったく違い余分な力の取れた素直な音です。1000M をきっちり鳴らしていて、どれだけ聞いても疲れません。ずっと聞き続けたい音です。
デザインもたいへんシンプルで、よけいな装飾はありません。機能がデザインを形作っているのみです。Apple の製品にも通じるテイストを持っていて気に入っています。
【SPEC】●対応サンプリング周波数/ビットレート:USB→96kHz/24bit(最大)、同軸/光デジタル→176.4kHz/24bit ●アンプ出力:75W×2(4Ω)、50W×2(8Ω)、250Wピーク ●再生周波数帯域:20kHz〜25kHz(±0.25dB) ●入力端子:USB(B type)×1、同軸デジタル×1、光デジタル×2 ●出力端子:光デジタル×1 ●外形寸法:216W×48H×265Dmm ●質量:1.5kg