日記
アナログレコードとの出会い
2012年03月15日
「アナログはデジタルに比べて音が良い!」
「ハイレゾはアナログを超えた!」

オーディオを趣味にしているとしばしばこんな話が耳に入ってきます。私としてはどちらも良さがあるとは思いますが、思い入れがあるのはアナログの方です。私の世代は完全にCD世代なんですが、なんで私がレコードが好きになったかというのが今回のお話。
私がレコードを初めて買ったのは今から7年前のこと。きっかけは大学のアナログ好きの友人がレコード屋に連れて行ってくれたことでした。そのお店にはRobert JohnsonのThe King of Delta Blues Singersのレコードが飾られていました。

「このジャケットカッコ良い!部屋に飾りたいな~」
と思う反面、
「飾るだけで聴かないんじゃレコードが勿体無いよな」
と思い購入は諦めました。その時、店内にある他のレコードも色々と見せてもらったのですが、有名盤でも一枚数百円から売っているのを見て
「レコードって随分安いんだな~」
ってことだけ印象に残っていて、その後半年間は全くレコードと関わることはありませんでした。
その半年後、バイトで家のリフォームを手伝った際、その家からDENONのDP-1800を発掘。もう使わないとのことなので、DP-1800を貰ってきて直ぐにレコード屋にThe King Of Delta Blues Singersを買いにいきました。お店に着くとまだ、レコードは飾ってあって
「これください」
と店長に頼むと
「少し前に○○君と一緒に来たよね?レコード始めたの?レコード始めるなら、何枚かプレゼントするよ」
と店長さんも私のことを覚えていてくれてBeatlesのHelpやRubber Soulをプレゼントしてくれました。レコードプレーヤーを手に入れ、レコード盤も手にいれ、フォノイコライザも当時使っていたAVアンプについていたので、レコードを聴く条件は整いました。しかし、レコードに関する知識が全くなく
「回転数ってどうやって合わせるの?」
「針圧ってどうやって変えるの?」
「ゼロバランスって何?」
等々…。まったくレコードのことがわからない状態で始めたから、最初にレコードをかけたときはピッチが遅く歪っぽい酷い音が出てきました。流石にこの時はアナログなんて面白くもなかったのですが、ある程度基本を抑えた後、ハウリングや振動対策を色々と工夫することによって見違えるような音になっていくと面白くなってきました。
そして盤による音の違いも驚きでした。
アメリカ盤、国内盤、イギリス盤。オリジナルと再発。マトリクス番号。
これらのファクターによって音が変わり、値段もピンきり。しかしそこが面白く、如何にして自分が好きなアルバムの良い盤を安く手に入れるか…。レコードを買うという行為そのものが趣味になりました。このレコードを探す楽しみはCDでは味わえない楽しさだと思います。
レス一覧
-
ゑンつ さん初めまして
東京近郊でしたら、ディスクユニオンと言う、強い味方がいますが、
地方だと、数がそろっているお店が少なく、探すのに苦労しますね。
探すのを楽しむのも中古LPの楽しみではあります。
インターネットですと、ヤフオクとAMAZON UKがあります。
AMAZON UKはLPの宝庫です。
量が増えると、場所は食うし重いしで、欠点もありますが、アルバム
ジャケットを見て楽しむ、楽しみは他のソフトでは中々味わえない
と思います。
大事に扱えば一生使えます。
by山田野案山子 at2012-03-15 11:05
-
ゑンつ さん 初めまして。
お手持ちのアナログ製品を見させて頂くに、その思い入れが感じられます。
小生もCDよりはアナログと言う思いで、いろいろ手を加えてきました。
やほりアナログには音楽性がより感じられるのでは無いかと思っています。
ゑンつ さんのアナログへのきっかけ、感じ入る所が大ですね。
ご友人もそうですが、レコードショップの店長さんも粋な方ですね。
非常に良い環境に囲まれてのアナログ生活、これからもよりよい音楽を求めて追求していって下さいね。何しろ終わりが無いようなので。
今後ともよろしくお願いいたします。
byRay at2012-03-15 12:06
-
山田野案山子さん
はじめまして。ディスクユニオンはアナログファンにとっては有難い存在ですね。ただ個人経営のお店なんかは店長の趣向が反映された品揃えで面白い出会いがあるのも魅力です。ヘッドフォンではなくスピーカーを通して音を聞かせてくれる店なんかはとても有難いです。
確かに場所をとってしまうのは欠点ですが、「所有する喜び」を味わえるソフトだと思います。
byゑンつ at2012-03-16 10:48
-
Rayさん
はじめまして。今使っているプレーヤーとアームは父から譲ってもらったものですが、色々と手を入れてきたのでとても思い入れがあります。だからかもしれませんが、音楽をただ聴くにしても、アナログというのはコンサートやライブを味わうような高揚感が感じられます。こればかりはどんなに高いCDプレーヤーでも味わえないように感じる今日この頃です。
友人やレコードショップの店長には沢山、盤を譲ってもらいました。おかげで最初から沢山のソフトを所有することができたのもアナログを好きになるきっかけになったのかもしれません。
こちらこそ今後ともよろしくお願いします。
byゑンつ at2012-03-16 10:58
-
ゑンつさん
はじめまして。
僕もCD世代なのですが5年前にフリーマーケットで
ジャズのレコードを売っている方と出会い、
僕は装置を持っていないので聴けないけど
面白そうなので買ってみたところから始まりました。
なのでしばらくは眺めていることしかできませんでしたね・・・!
アナログプレーヤーを親戚から頂いたのですが
フォノイコ?回転数?針圧?
僕もなにそれってとこからでした(汗)
CD世代は繋げば鳴るので
そういう点でハードルが高いのかも知れませんね。
しかし、あのジャケットの大きさといい、
盤面の溝といい、メンテナンスの面倒さ(笑)といい
独特の味わい・楽しみがありますよね。
同じディスクを買うにしても
なぜかCDとアナログではドキドキ感が
違う気がします!!
やはり当たり外れがあるからでしょうか。
本当によい趣味だと僕も実感しております!
bykatase56 at2012-03-18 15:06
-
katase56さん
レスが遅れてしまい、申し訳ありません。
私と同じように、CD世代でアナログもやっている人がいると思うと嬉しいですね。アナログが懐古主義ではなく、現代でも通じるソースだということですね。
>同じディスクを買うにしても
>なぜかCDとアナログではドキドキ感が
>違う気がします!!
私も同感です。私にとってアナログ購入はオーディオとは別の趣味と化しています。
今後ともよろしくお願いいたします。
byゑンつ at2012-04-01 01:54