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日記

第425話 2021年ベストCD/SACD

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2022年01月09日

2021年に手に入れた音源で、印象に残ったものをまとめてみた。①ジョン・ウィリアムズ ライブ・イン・ウィーン(UCGG-9194/5)
ユニバーサルから久しぶりのSACD。ジャズなどの他のジャンルではあったものの、クラシックで、なおかつコラボ企画以外でのSACDは超久しぶり。クラシックでは恐らく2011年の小澤征爾のNYライブ以来だと思う。

このジョン・ウィリアムズのライブ盤は結構評判が良かったが、自分ではamazonのストリーミングで十分だと思っていた。しかしSACDで発売されることを知り記念に購入してみた。やはり手に取って触れることができるモノというのは、いいなと思った。で、改めてSACDで聴くと、指揮者のMCだけで十分に優秀録音だというのが分かる。

②ツィメルマン ベートーヴェン ピアノ協奏曲全集(UCGG-9207)
先の作品と違って、録音からリリースまで1年未満なので、こちらが十年振りのSACDと言えるだろう。ストリーミングやCD層と違って、SACDの高音の明るさが抑えられたサウンドは絶品。

③大貫妙子 クリシェMHCL-10151(2021年盤)
④大貫妙子 クリシェRHCD-7(1984年盤)
大貫妙子といったら、年代的にいって、やっぱり「色彩都市」や「黒のクレール」といった曲の印象が強いので、その曲が収録されたアルバムがSACD盤で発売される事を知って、もう、思考停止で購入。結果的には現代的な音場の広さと立体的は定位感に満足したが、果たして初期盤からどう変化したのかを確認するため、1984年の初期盤のCDも手に入れてみた。比較すると、もう初期盤はダイナミックレンジが狭いな~という印象。声とドラムが重なっている感じで、ハイブリット盤のような広大なダイナミックレンジによる、両者の適度な距離感がこの初期盤では感じられない。この「クリシェ」は1982年とCD誕生の年にリリースされたので、レコードのカッティングを考慮したDレンジなのかなと思った。
また初期盤の平均レベルがハイブリット盤のCD層から5dB程低い値だった。またSACD層では、初期盤よりも声の微粒子感というか、細かなニュアンスがむしろ向上しているので、このハイブリット盤はアタリだと断言できる。

⑤ホルヌング ハイドン チェロ協奏曲第1番&第2番(SICC-30230)
日曜のラジオ番組「音楽の泉」でたまたま聴いて、なんか凄いぞということで購入。アマのストリーミングにはなかったハズ。いや、演奏もさることながら、録音がとても良かった。響きが豊富でもメインのチェロはしっかり聴かせるという、オーディオ的にとても魅力的なサウンド。録音場所は、有名なベルリンのイエス・キリスト教会。

⑥proprius Jacob’s tracks (PRCD 2004/5)
カンターテ・ドミノで有名なpropriusレーベルが、2000年に創立30周年を記念して発売されたベスト盤

マジで神盤。

結論をいうと、いままで聴いてきた音源の中で最高です。

1曲目で、フワ~とした曲だなと油断していたら、左チャンネルからイキなりサックスで殴られました。

8曲目のDjupt i stenens blinda natt
男性とギターによる曲で、とにかく声のリアル驚く。

11曲目のBred dina vida vingar
コチラも男性によるアカペラで、とにかく今まで聴いたことのないレベルの神録音。

とりは、 9曲目のSommarpsalm
男女混成による合唱曲ですが、これを聴いたときは本当にビックリして、強く印象に残ってしまった。女性の美しい高音による旋律に男性の豊な低音が乗ることで、周波数でいうところのディップがないようにうまく構成されているのが、手に取るように分かるこの曲が、個人的には一番好きで、時間がない時とか、とにかくこれだけ聴きたいと、中毒症状になる録音です。

他にもたくさん素晴らしい音源があり、有名なカンターテ・ドミノからも1曲セレクトされていますが、仮にベスト10曲を選べと言われたら、このカンターテ・ドミノからの曲は選びません。といっても、もちろん音が悪いといった意味ではなく、それ位、凄い録音であふれているという意味です。

このアルバムはアマゾンのレビューでは、SPのセッティングに使っていると書かれていますが、セッティングはおろか、電源もノイズだらけの環境で聴いても、このCDが「ちまちま言ってんじゃね~よ」と言わんばかりに、お構いなしに素晴らしい音を奏でくれます。どんな環境下でも、凄い音が聴けてしまうので、あまりオーディオのセッティングには向かないと思います。

全体的に、これが演奏会場の音かというと、ちょっと違う気がして、恐らく、エンジニアのJacob氏が考えたのは、スピーカーの前にいるオーディオ好きの人達が、どういう音を聞いたら喜ぶのかを想定して、そこから逆算的にアプロ―チして録音に落とし込んだのが、このpropriusレーベルの音づくりだと思いました。

そして音楽の主役であるメロディの音源を明確にスピーカーに提示し、その楽器が奏でられている場所の情報を、間接音を伴ってゆたかに表現しているのがpropriusレーベルの大きな特徴といえるでしょう。

アマゾンのストリーミングでも聴けますが、うちの場合、CDの8掛けといった感じで今ひとつでした。このCDは送料入れても1500円位だったので、とてもお買い得でした。

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レス一覧

  1. ①は自分が買ったころはSACDは出ておらず、MQACDが国内販売されていました。通常版CDをドイツから購入しました。SACDで聴きたかったです。演奏もいいし録音もかなり良くてほとんど見た映画の音楽なので楽しめます。
    最近は映画を見る時間的余裕がなく、AV方面は寂しいばかりの状況です。時間が切に欲しいです。

    byうつみくん at2022-01-09 17:25

  2. 今晩は。

    数々のそそる音源、ご紹介ありがとうございます。
    早速気になる⑥をポチってみました。
    これまで自分にとってのSACD神盤はMA Recordingsの「MA on SA」でしたので、比べて遊んでみたいです(^^)

    byにら at2022-01-09 21:00

  3. 試聴記さん、おはようございます。

    「マジで神盤」「いままで聴いてきた音源の中で最高です」の言葉に吊られて、ポチッとしてきました。

    試聴結果のコメントも記載されているので、届いたら比較してみるのも楽しいと思いました。スイスからなので、今の時期2ヶ月くらい掛かるかもですね。忘れた頃にやって来そうです。

    byヒジヤン at2022-01-10 06:34

  4. 試聴記さん

    ご紹介ありがとうございます。参考になります。

    ②は、私はダウンロードのハイレゾ(96KHz/24bit)で聴いてますが、私も2021年のマイベストのひとつに上げたいと思っていました。私の頭の中では演奏の良さと音質のよさとがごっちゃになってしまっていますが…。

    昨今のクラシックのSACDは、ほとんどがライブ収録になっていますが、この録音は珍しくロンドン響のリハーサル会場(聖ルーク教会)でのセッション録音です。そのことも貢献しているのかもしれませんね。

    ただし、セッティングはコロナ感染対策でソーシャルディスタンスやパーティションなどの規制に従ったものだったそうですので、そういう意味では奇跡的な録音セッションだったとも言えます。

    byベルウッド at2022-01-10 12:48

  5. うつみくん
    こんばんは。MQA-CDも良いですね、でも買いませんでした。ユニバーサルは様々な高音質盤を発売して、なんか迷走している様に見えるのは私だけでしょうか?

    この時期、海外から取り寄せるには、ある意味勇気が要りますね。私も、海外からの届きものは、取りあえず消毒してしまいます。

    時間は本当に大切ですね。実は「することが無くて暇だな」っていう状況って、世界最高の贅沢だなと思うことがあります。でも、逆に忙しい時の方が、規則正しい生活が送れて、なんか快適だったします。

    by試聴記 at2022-01-10 19:30

  6. にらさん

    こんばんは。⑥は本当に良かったので気に入って頂けたら幸いです。

    >「SACD神盤はMA Recordingsの「MA on SA」」
    懐かしいですね。久しぶりに聴こうとCDラック内を探しましたが、ズボラな性格が災いしてどこに行ったか見つかりませんでした。
    因みに自分のSACD神盤は、カラヤンのカルメンでハイブリット盤の方です。

    by試聴記 at2022-01-10 19:31

  7. ヒジヤンさん

    こんばんは。
    つられましたか。でも気に入って頂けたら嬉しいです。
    私はアマゾンで買って、1か月位で届きました。

    >今の時期2ヶ月くらい掛かるかもですね。
    やっぱりそうですか?
    実は去年の11月にクインシー・ジョーンズのSACDを買ったのですが、今だに到着しないので、販売サイトの住所をググったら、アラスカの氷原でした・・・
    私は忘れることにします!

    by試聴記 at2022-01-10 19:33

  8. ベルウッドさん

    こんばんは。
    これ、セッション録音だったんですね。気が付きませんでした。ありがとうございます。
    ステレオでも、部屋が音に包まれる感じで、気に入っています。普段はスマホでアマゾンのストリーミングで聴いていますが、この音源はドルビーアトモスでも聴く事が出来て、イヤホンで聴いていることを忘れるくらい、自然な音場感で凄いなと感心します。

    ソニーの360 Reality Audioとか空間オーディオの類は、将来、メタバースと組み合わさって、リスナーが自由に移動できるようになった時に本領を発揮と思っていて、そういった意味では仮想空間の分野には凄く期待しています。

    by試聴記 at2022-01-10 19:36

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