日記
調整は難しい
2016年11月07日
プロジェクターもプレーヤーも設置が終了したものの、忙しくてなかなかいじれてませんでしたが、週末時間が取れたので、いよいよ画質の調整に入りました。
普通はレファレンスディスクを使用するんでしょうけど、私は見慣れたディスクでやってます。画質調整として使用しているのが、この二つのタイトルです。

『アンダーワールド』は個人的に大好きな一作で、主人公のセリーンがCOOLでカッコイイので何回も視聴してます。
結構昔のソフトなので、ノイズが多く音質も軽めなのですが、全編に渡って夜のシーンばかりなので、黒レベルの調整や、セリーンの肌の質感が「生気のない艶」っぽく見えるよう調整するのに使っています。
もう一つは、ダークナイトトリロジーより第2作目の『ダークナイト』です。
個人的にこの「ダークナイト」は、ブルーレイ作品の中でも1~2を争う映像と音のクオリティを誇るソフトだと思っているので、画質・音質の調整にはもってこいのソフトです。
2Kの映像で調整するのもどうかと思いますが、見慣れたソフトを4K映像で調整するほうがわかりやすいかな~と思ったので、あえてウルトラではないブルーレイで調整しています。(実は、まだUHDソフトを持っていないだけだったり・・・)
プロジェクターの電源を入れると、電動でシャッターがウィーンと開きます。その様子を見ると、まるで映画館で映画が始まる時のようなテンションになります。楽しい!
ところで、EH-TW8300ですが、4K/60pには非対応なので、再生機側で4K/60p出力しても、再生時には24pになります。まあ、自分なんかは4K/60pと4K/24pの違いが判らないと思いますので、あまり気にしてませんが。

アンダーワールドで黒の締まり具合と、人間(?)とヴァンパイアの肌の色合いの違いを。ダークナイトではバットスーツの質感と銃器の冷たい感じ、それにジョーカーの化粧(肌?)のきめ細かさ、さらにゴッサムシティの夜景でのビルの窓の明かりが綺麗に見えるように調整してみました。
アンダーワールドでよく使うのは、始まってすぐの地下鉄のシーン。
セリーンのスーツの艶と質感、それとダークスーツのライカンやヴァンパイアが暗闇の中に自然に溶け込む様に、目をこらしながらこんな感じに仕上がりました。
カラーモードは『デジタルシネマ』の雰囲気。黒人の肌の色合いの調整が難しくて、なかなか上手くいきませんでした。(妥協)

HDRですが、オート・SDR・HDR1~4があり、数字が上がるにつれて違いが顕著に表れます。個人的に、HDR1が一番見やすくて自然な色合いに感じました。
明るさ設定は、個人的に【低】が好きなのですが、一応中と高も試してみる。
プレーヤーとプロジェクターが変わったせいか、【中】が自分好みでした。
シャープネスは、こんなに極端に低域を強調してしまいました。
シャープネス調整は、微妙で難しい。人の見る目によって変わってくると思うのですが・・・。

ダークナイトの方では特に夜景のシーンを重視しましたが、同じ夜のシーンでも(元のクオリティの違いもありますが)アンダーワールドではしっくり来ていた設定でも、ビルの窓の明かりが少し滲んだ感じになっていたり、バットスーツの質感がセリーンのそれとは冷たそうな感じがちょっと違うな~、などと思ったり、何だか思うようにはいかず、結局こんな感じに。

色温度は数値が「1」違うだけで結構変わります。作品の雰囲気によって選んでいきたいです。

アンダーワールドとは結構違います。たぶん、ソフト一つ一つによって、最適な設定は違うのでしょうね。明るさは、若干落とし気味にして、色合いを微妙に調整してみました。カラーモードは『シネマ』がしっくりきました。
二つを見比べた結果、やはりソフト一つ一つで色々な条件が違うので、「これだ!!」という設定が出来ません・・・(ヘタクソ)。
やはりプロの方の腕を借りたほうがいいのかもしれませんね・・・。
あと、調整が非常に難しいので、HDRは『オート』にしようという結論に。
機械で最適な画を投影してくれるほうが楽でいいや、と思いました。
ただ、プレーヤーが変わったせいなのかプロジェクターの性能なのか、黒の締まりは大分良くなった気はします(気のせいかもしれませんが)。
シネマモードは、『シネマ』と『デジタルシネマ』を上手く使い分けていきたいです。微妙に雰囲気が変わるので、作品によって選ぶのがベストでしょうね。
あと、DMP-UB90ですが、電源とトレイ開閉がタッチ式でボタンではないので、個人的に何だか使いづらい感じです。でも、リモコンを使えば問題ないか。
そんなこんなでいじってみましたが、結局のところ、やっぱりデモディスクを使用して、基準の画質を設定するのが望ましいでしょうね。
あとは、ソフトによってシネマモードで対応するという方が良いのかな。
となると、HDRはオートが正解なのかも知れないし・・・う~ん、プロジェクターの調整ってなかなか難しい。
電源ケーブルを交換しただけでもまた違ってくるのでしょうし、何というかとても奥が深いですね。
で、結局・・・
明るさ:+1
コントラスト:-2
色の濃さ:-1
色合い:±0
で使ってます。(デフォルトでもいい様な気が・・・)
良いデモディスク探して、ちまちまいじっていこうと思います。でも、色々設定とかをいじるのって、とても楽しいですね。
アンダーワールドのUHD-BD化を一日も早く希望する、今日この頃です。
レス一覧
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[調整は難しい]
そうですよね。 私、触った事ないです(笑)
デフォルトで持っている何パターンの内から選んで気分次第で見ています。
雑誌などでも、この調整の話題は良く取り上げていますが、奥が深すぎて(笑)内容が難しいィ-過ぎですよね。
メーカーが考える標準であっても、それは練りに練った結果の絵作りですから、ソレを信じて使っています。 まぁ- ナント消極的な(笑) それでも良く出来たモデルですから楽しんでいますよ(笑) 調整には正解が無いと思います。 映像モードを変えて、それらしくして鑑賞しています。
あっ!そうそう ダークナイトもアンダーワールド見てますよ。 コントラスト比が良いと冴える映画ですよね。 暗い中でもメリハリのある映像! セリーンも綺麗ですしね ヘ(^o^)/
byアコスの住人 at2016-11-07 13:44
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>>アコス様
雑誌などでよくPJの調整記事が取り上げられてますが、なかなか素人には細かな違いが判別できなくて・・・
4Kになってからは、解像度やら黒レベルやらが激変したので、気合入れて調整する必要はないかな~と思ってますけども。
『オート』や『モード』っていう便利な機能をフル活用したいと思います(汗)
4Kの画力は強く、過去のBD作品も4K画面で全部見直したい今日この頃です。
byぴろりん at2016-11-07 17:25
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ぴろりんさん、こんばんは。
プロジェクターの画質調整は難しいです。
私は9年前に導入したとき、やはり映画ソフトで自己流で調整しましたが、色の出方がおかしくなったことを覚えています。
プラズマテレビの映像と比較しながら合わせることもしました。
ちょうどそのとき、Phile-webで画質調整ツールの「Spyder TV」のモニター募集があり、当選しました。
Spyder TVで調整したら、驚いたことに解像度が上がったように見えてフルハイビジョンであるにも関わらずさらに高精細に見えました。
色やガンマなどのパラメータを追い込むことは重要だと思いました。
特に色の追い込みでかなり画質がアップすることが分かりました。
ただ、その当時のSpyder TVは色温度の調整はなかったので、色温度の測定データを元に追い込んでいきました。
色温度を合わせたら、あっと驚く画質になりました。
人間の目は曖昧なので、調整ツールを使って画質のパラメータを測定して調整したほうが良いですね。
ちなみに、今は当時の調整したままで、調整ソフトが古くなって再調整していませんが、今でも人の肌の色とかはっとさせられることがあります。
現行商品はSpyder4 TV HDとなって、フルHDに対応しています。
http://www.datacolor.jp/products/hometheater/spyder4tvhd.html
色温度も調整できそうです。
また、プロ用のSpydet5というのもありますね。
4K用のHDR対応のSpyderがあると良いのですが・・・
フルHDで合わせても効果はあると思います。
byきみぞう at2016-11-07 23:57
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>>きみぞう様
アドバイスありがとう御座います。
一応デモディスクなどあるにはあるのですが、きみぞうさんの様に、環境に合った画質調整ツールを使用するのが一番なのでしょうね。
調整すべきパラメーターが多すぎて、気が狂いそうになるので誰かに委託したいくらいです(泣)
Spydre4参考にさせて頂きます。
byぴろりん at2016-11-08 07:28