元住ブレーメン
元住ブレーメン
高校生時代にベータマックスで映像に目覚め、フォーマット変遷を何世代と経た今、撮影から編集、映写まで4K環境がついに実現しました。ホームシアターのための家も建て、充実した日々を送っております。 コ…

マイルーム

ホームシアター「建築」記
ホームシアター「建築」記
持ち家(戸建) / 専用室 / オーディオ・シアター兼用ルーム / 16畳~ / 防音あり / スクリーン130型以上 / 8ch以上
我が家の(地下室)ホームシアターです。 もともとは賃貸派の私でしたが、好きなときに好きな映画や音楽を好きなだけ好きなように鑑賞するには、持ち家しかないと一念発起。2005年の10月に地上二階、地下一…
所有製品
  • Blu-ray Discレコーダー
  • HDDレコーダー
    PANASONIC DMR-4W400
  • センタースピーカー
    B&W HTM2
  • 一眼レフ ハイクラス
    NIKON D850
  • BDプレーヤー
    PANASONIC DP-UB9000

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日記

日本を愛し、愛された全米No.1メタルバンドの30周年記念アルバム

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2021年07月22日

米国のグラムメタルバンド、Mr.BigのSACD「Lean into it」が先日配達されました。オリジナルは1991年に発売されたこのバンドのセカンドアルバム。シングルカットされた「To Be With You」がこのバンドとして初の全米No.1を記録し、他の数多くの国でもチャートのトップを飾りました。

今回は30周年記念企画として、オリジナルのアナログのマスターテープからリマスターし、MQA-CD、SACD、限定のアナログディスク、超超限定の7インチEPボックスセットが発売されました。私はサラウンドに期待してSACDを購入。

このバンドは、元ヴァン・ヘイレンのボーカル、デヴィッド・リー・ロスのバンドでベースを弾いていたビリー・シーン、超速弾きツインギターバンド、レーサーXのリードギターだったポール・ギルバート、これまた速弾きメタルバンド、インペリテリのドラマーだったパット・トーピーと、ジャーニーのニール・ショーンなどと活動していたソロシンガーのエリック・マーティンの四人で結成されたもので、早い話全員が超絶技巧の持ち主。数多いライブの映像を見るとその凄さを痛感しますが、この二作目にしてその片鱗をまざまざと見せています。

一曲目の「Daddy, Brother, Lover, Little Boy」から、ギターとベースの超速弾きソロが炸裂しますが、ただでさえ超速弾きの二人が、人間の限界を超えるべく、電動ドリルにピックをつけて、ツインソロを披露します。このドリルは実は日本のマキタ製で、その後マキタはバンドのライブのサポートに乗り出したそうです。

二曲目は全米No.1に輝いた「To Be With You」。明るいイメージのバラードですが、全員がハモれるというこのバンドの特徴を活かし、四人組バンドとしては分厚いハーモニーを聞かせてくれます。ポールは速弾きだけでなくアコギも上手く、バリエーションの広さを感じさせます。80年代のハードロック・ヘヴィメタル全盛期からムーブメントが減速してきた90年代初頭、Mr.Bigは我々ファンの期待の星でした。

というわけで、私にとっては感慨深いディスクなのですが、今回はバンドの超絶技巧メンバーが関わった、Mr.Big以外の興味深いプロジェクトを紹介したいと思います。

まずはギターのポール・ギルバート

トリビュート・トゥ・ジミ・ヘンドリックス

92年のフランクフルト・ジャズ・フェスティバルでのライブ。ジミヘンをカバーするという曲目で、元々ポールは「ゲスト参加」のはずだったのが、本来のギタリストが会場に現れず(!)、即興で参加して45分のコマを、2時間しかなかったリハで間に合った5曲で埋めたという驚愕の録音。3ピースバンドだったので、基本的に音はシンプルで、ポールのボーカルが楽しめるほか、曲数が少ないため、45分持たせるために長ーいギターソロをポールが弾きまくっていて、これがめちゃくちゃ良いのです。何度聴いても「うめー」と感嘆してしまいます。

次はベースのビリー・シーン

Live at the Astoria London

デヴィッド・リー・ロス・バンドで共にメンバーだったギターのスティーブ・ヴァイのライブに、ベースのビリー・シーンが出演。ボーカルも披露しています。スティーブ・ヴァイはポール・ギルバートとはまた違ったタイプの鬼才で、フランク・ザッパバンドで採譜をしていたという経歴が物語る通り、超理論派かつ非オーソドックスな曲調、長ーい指を活かしたトリッキーなギタープレイが特徴です。ジャズメタルと呼んでも良いかもしれません。このディスクではスティーブとビリーの火の出るような共演が楽しめます。ちなみにトニー・マカパイン(!)がサブ・ギターです。G3とかよりよっぽど面白いです。

最後はヴォーカルのエリック・マーティン

Mr. Vocalistシリーズ

この人は歌がめっぽううまいので、カバーを多数やっているのですが、女性ヴォーカルのカバーだけでディスクを何枚も出したあげく、東京でライブもやってDVDも出したという珍しいシリーズです。シリーズ一枚目は今井美樹の「PRIDE」や一青窈の「ハナミズキ」など、三枚目は宇多田ヒカルの「First Love」や中島みゆきの「地上の星」などをカバーするなど、ロックの本場米国のスーパースターが邦楽ポップスの定番を、英語詩でニュアンス豊かに歌っています。

日本で通算130回近い回数の公演を行い、阪神淡路大震災の際には神戸でチャリティライブを行い、東日本大震災の際にはチャリティソングを発表した、日本を愛し、愛された(アルバムチャートの順位は本国より日本の方がたいてい上)バンドの特別なディスク。オーディオ的ポイントもたくさんあり、このジャンルが好きな方には諸手をあげてオススメします。

オリジナルメンバーのドラムスのパット・トーピーは2018年に亡くなっており、オリジナルメンバーでの新演奏は今後はありません。

過去ログは検索しやすいこちらをどうぞ。

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