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オーディオ歴は中学生からと長く、現在使用のExclusive 2402はほぼ30年使用しています。大学入学後ジャズ喫茶に入り浸り、そこの再生装置ーJBL Pro multi が気に入りそのまま同じSP…

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趣味の部屋
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持ち家(戸建) / 専用室 / オーディオ・シアター兼用ルーム / 16畳~ / 防音あり / スクリーン~100型 / ~5.1ch
'05年に自宅を建て直すときにこのオーディオルームには力を注ぎました。 まず、コンクリート直置き床の必要性から基礎をスラブオングランド工法の建物にし、スピーカーを置いている所には30mm山西黒御影石…
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日記

オーディオルーム音響測定 アンプ編

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2008年03月30日

前回の準備編に引き続き、アンプ編です。

とんぼっちさん、とくそう屋さんの教えに基づき、また、ログハウスさんの励ましもえて、試行錯誤の上、3種のアンプの周波数特性を計測しました。

ピンクノイズの発生は、DENON オーディオチェックCDを普段使用しているCDT P0s-VUK、DAC D-70VUで再生しました。

SPはExclusive 2402で固定し、SPコードもMIT Shotgun 750MHをバナナにて各PWアンプに接続して計測しました。

まず、最初にアンプによりSPから出てくる特性を見る為に、マイクをSP軸上80cmの距離で、左右SPを計測しました。

Mcintosh 2102の計測結果です。

次はSONY TA-NR1です。

最後はこれTriode TRV-M300SEです。

いずれのアンプでもSP左右差は顕著ではなく、許容範囲内と思われました。
また、各アンプ間での差もそれほど認めませんでした。唯一Mcintoshにおいて150~250Hz付近が僅かにへこんでいるくらいでしょうか。

次に試聴位置での各アンプの比較です

Mcintoshでは
SONYでは
Triodeでは
となりました。
意に反して3種のPW間に大きな差は余り認められません。

強いて言えば、Mcintosh,SONYで4KHz,5KHzにピークが見られるに対し、Triodeでは1.5KHzから5KHzまで平坦です。当初は4K,5KHz のピークは部屋の特性と思っていたのですが、そうでもなさそうです。この3種の比較では、周波数が一番平坦なのはTriodeでメリハリがあるのはMcintosh
と言う結果が出ました。しかし、計測結果の読みは難しいですね。この計測結果をどなたか解説して頂ければ幸いです。

しかし、聴感上となると話が少し違ってきて、エネルギー感、音の張り出しがあるのはSONYのPWだし、中高域が疲れる事無く聴けるのはMcintoshのPWで、Triodeのアンプは全体のまとまりが良いアンプと思っています。
周波数特性だけでは言えない要素が大いにかかわっているのでしょう。

今回の測定結果で安心した事は、定在波等の発生が無く、SP特性が比較的修飾される事無く、試聴位置で聴こえてくる事が確認出来た事です。

次回は3種のスピーカーで計測してみる予定ですが、結果を的確に読み取れなければ、意味が無いのかもしれません。

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レス一覧

  1. タイガーマスク様 
    早々のレス有難うございます。何も解らない物が勢いだけで測定したのですが、そう言う見方があるのですね。有難うございます。今回測定して思ったのですが、この周波数測定はマイク特性を加味していないので、相対的評価は可能ですが、絶対的評価につながらないと感じています。ただこれも周波数曲線を読める力があってこそかと思い、我が身を恥じています。
    これからもいろいろお教え下さいね。

    byRay at2008-03-30 16:44

  2. ログさん こんにちは
    朝ゴルフに出かけて、降雨のため、ハーフで止めて帰ってきた所に、この詳細な、かつ理論的なレスです。記されておられる一句一句が勉強になります。言われている事を一つ一つ見比べながら、ナルホドと感銘しております。
    長旅でお疲れの所、有難うございました。

    部屋の特性の件ですが、この計測をしてみて安心が得られました。当ルームを造るにあたって、いろいろな方にご相談し、ネットで勉強した甲斐があったと自負しております。

    これにめげず、次回はSPの違いを検証したく思っています。これらの違いは小生にも少しは解るのではないかと思っています。

    これからもご指導の程よろしくお願いいたします。

    byRay at2008-03-30 17:02

  3. Rayさん、かつどんです。

    私も吉正電子KKのRAE(バージョン3)をダウンロードして測定してみることにしました。
    やる気にさせる情報、ありがとうございました。

    ところで、
    我が家は狭い書斎(変形4.5畳)にオーディオ装置があるため定在波に苦労しています。しかしピンクノイズは連続測定が可能なので、音響調整にはうってつけですね。しばらく頑張ってみます。

    私のデータも参考にしてもらうよう、そのうちにアップしたいと思います。

    byかつどん at2008-03-30 17:26

  4. かつどんさん Rayです。
    たびたびのレス有難うございます。

    今回このような機会を与えて頂いたかつどんさんに感謝いたします。

    計測は小生でも可能なのですが(的を得ているかどうかは別にして)波形の理論的な読みが全くなので、皆様に色々教えて頂いて頂いております。

    これからもいろいろご指導よろしくお願いいたします。

    byRay at2008-03-30 17:41

  5. Rayさん

    こんばんは。
    素晴らしい特性だと思いますヨ。
    確かに音色はグラフではなかなか読み取れないと思いますが、特性がいい部屋、バランスがいい音というのは十分読み取れますよね。椅子の位置での測定グラフを拝見する限り、文句ないのではないでしょうか☆

    Rayさんの言われるとおり、測定することで安心感やこれまでやってきたことの達成感は得られたのではないでしょうか。

    byとくそう屋 at2008-03-30 21:33

  6. とくそう屋さん 今晩ワ Rayです。
    いろいろお教え頂いた結果で我が家のルーム測定に至りました。有難うございました。

    周波数曲線の解析には、全く力量が至りませんが、測定結果には満足しております。
    具体的に視覚で見れるのは本当にいいですね。これもとくそう屋さんのおかげと感謝申しております。

    webで拝見させて頂きましたが、貴宅のオーディオルーム素晴らしいですネ。
    部屋に落ち着きが感じられます。お部屋の音響特性も素晴らしいのでしょうね、  

    また、日記でお見受けしたSP特性も素晴らしいですね。あの素晴らしいSPに変え、今回 S3 signatureを購入され、一聴して以前以上の感触との事、バーンイン後のレポート楽しみにしております。

    今後ともよろしくお願い申し上げます。

    byRay at2008-03-31 00:08

  7. 変な癖のない良好な特性ですね。
    このマイクの特性は8KHz中心に約+2dBなので、これを加味すると目に見えているよりフラットと言えるかも知れません。
    一方で、ピークの高さについては、グラフでは低いのですが、測定レベルも-90dBと非常に低いところなので、相対的には事実上の凸凹がもう少し大きいのかもしれません。-40dB平均あたりで測定してみたいところですね。ただ、このレベルの低さが何に起因しているのかはよく分かりません。スピーカーから出している音が小さいのか、マイクアンプやADでのゲインが低いのか。
    -90dBだと普通は周辺ノイズのレベルなので、測定しても山だけで谷のないグラフになることがあります。

    一度、1KHzの矩形波を、自分が耐えられる限り大きな音で(苦笑)再生し、御自分の部屋のS/Nを調べてみると、測定に影響を与える周辺ノイズのレベルが明らかになり、参考になると思います。

    ところで、参考までに部屋の縦横高さはどれくらいですか?

    by元住ブレーメン at2008-04-02 11:43

  8. 元住ブレーメンさん 今晩は Rayです。
    たびたびのレス恐れ入ります。
    すみません、写真が小さい物で測定レベルが解りずらかったかもしれませんが、左端のALLが-60dBのレベルですべて計測しております。
    −40dBくらいが適切なんでしょうか。

    部屋のS/Nはご指示の方法で計測してみたいと思います。

    部屋の大きさは、芯々で5256x8865の空間を半分にして使用しております。
    従って、部屋の右サイドは、3重ガラス出窓で、左サイドはオープンスペースで、そこにアコリバRWL-1BL2枚で1/3仕切っています。

    部屋のドアーは無しととして後方を開けております。
    SP背面の壁は凹凸石製壁面です。
    天井は 2700から5700へのリスニングポジションのほうに高い斜め天井で、サイドの壁はバーチ材の6度傾斜重ね合わせとしています。
    以上のような環境の元での計測です。

    今後ともご指導の程よろしくお願いいたします。

    byRay at2008-04-02 23:58

  9. Rayさん、やっぱりお部屋が広いので低域の再生に余裕がありますね。リスニングポジションの後ろが開放に近いのは、定在波を避けるのに有効に働いているのではないでしょうか。リスニングルームの写真も拝見しましたが、雰囲気も抜群で素敵なお部屋ですね!

    測定のレベルについては、お使いのソフトの表示がよくわからないのですが、無音の状態との比較である程度(あまりうるさくてもなんですが、40-50dB程度)差がつくくらいのレベルで測定できるとより的確なデータが取れるのではと思った次第です。小さな部屋だと、大きな音を出すと部屋が飽和してしまい、リスニングに意味のあるデータが取れなかったりしますが、Rayさんのお部屋くらい広ければある程度大きな音でスイープトーンを出してやることで、ある周波数の音を再生するその部屋の能力が連続的にわかりますし、共鳴しているものがあればそれもわかるので、矩形波と共にオススメです。

    by元住ブレーメン at2008-04-03 00:19