FCA
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2007年、約10年ぶりにオーディオ復活。殆どの機器を入れ替えて六畳間に5ch Multiオーディオを構築しようと悪戦苦闘中。 →5chは諦め、4chバーチャルサラウンドに…

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6畳の魔窟
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持ち家(マンション) / 専用室 / オーディオルーム / ~6畳 / 防音なし / スクリーンなし / ~2ch
やっと、お見せできるレベルに達したので公開します。(2008年2月2日) 6畳の和室を横長に使って無理矢理4.0chを置いています。 アナログプレーヤー(Technics SL-1200Mk3…
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日記

2009年も残り2箇月になって今さら何ですが

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2009年10月31日

先週からまた仕事が忙しくなり離れていましたが…
2009年も残り2箇月となりました。
今年はゲオルグ・フリードリッヒ・ヘンデル(1685~1759)の没後250年に当たります。
バッハ(ヨハン・セバスチャン・バッハ=大バッハ、1685~1750)と生年は同じで(共にドイツ生まれ)没年は9年違いの点では同時代の作曲家ですが、生き方・評価は対称的です。

バッハがその生涯をドイツ国内で過ごした(仕えていた領主の避暑に伴って1度だけチェコに旅行したことはあった)のに対し、ヘンデルは生まれこそドイツですがイタリアに留学し後半生はイギリスに帰化したり(帰化後の名前は英語読みでジョージ・フレデリック・ハンドルとなる)とヨーロッパ全体で活躍していました。
作曲のジャンルがバッハが主として教会音楽(殆どはルター派(プロテスタント)教会のための音楽)・領主のための典礼の音楽・世俗音楽であったのに対してヘンデルは主としてオペラ・オラトリオ・管弦楽曲(領主と言うより王室のための音楽)と大きく異なります。声楽曲で用いる言語もバッハは殆どがドイツ語(ロ短調ミサなどカトリック向けはラテン語)なのに対してヘンデルはドイツ語・イタリア語(この頃のオペラは基本はイタリア語)・ラテン語・英語…と多岐にわたっています。
そして評価。ヘンデルは生きていた頃から大作曲家として名を馳せていましたが、バッハは作曲家と言うよりオルガンを始めとした楽器の名手という評価に留まっていてヘンデルと並ぶ存在としては見なされていなかったようです。同時代ではテレマンの方が作曲家としては評価されていました。

そんなヘンデルですが、これまで殆ど聴くことはありませんでした。私にとってはまずバッハとベートーヴェンと言う2人の巨人の音楽を聴いて知るだけで手一杯でヘンデルまでは手が回らなかった状況です。でも今年は没後250年と言うことで偶々買ったレコード芸術4月号のヘンデル特集を読み、ヘンデルも聴いてみようか、と思いました。何から聴くか迷いましたが、とりあえずオペラアリア集3点とオペラDVD1点を入手。


マグダレナ・コジェナー(Magdalena Kozena メゾソプラノ) ヘンデル アリア集
色々なオペラから各1曲(「アリオダンテ」のみ2曲)。イタリア語。
バロックオーケストラ伴奏。声質はやや高め。



アンゲリカ・キルヒシュラーガー(Angelika Kirchschlager メゾソプラノ) ヘンデル アリア集
「アリオダンテ」・「ジュリオ・チェーザレ(ジュリアス・シーザー)」・「クレタのアリアンナ」から各3~4曲。イタリア語。
輸入盤を買ったつもりが届いたら国内盤だった(笑、私のミス)
日本語解説で当然ながら理解は深まる。バロックオーケストラ伴奏。上述したコジェナーのアリア集と1曲(「アリオダンテ」の"Dopo notte,atra e funesta")が重複しており比較できて面白い。声質はやや低めでこちらの方が好み。
OpusArteから出ている「ジュリオ・チェーザレ(ジュリアス・シーザー)」のBDが非常に評価が高いので次はこれか?



ヌリア・リアル(Nuria Rial ソプラノ)ヘンデル 9つのドイツ語アリア集
元のオペラが判らないドイツ語のアリア集。(オペラではないかも)
バッハの受難曲・カンタータでドイツ語のアリアは聴き慣れているためか聴き易い。伴奏が小規模なのも好み。
ソプラノ歌手だが最初の数曲はメゾソプラノ?と思うほど低く抑え気味。5~7曲目は華やかで高声部まで十分に伸び非常に気に入った。
ジャケット写真ではかなりの美人?と思いきや解説書の写真ではやたらと目が大きくてちょっと…



アルチーナ(DVD)
まだ観ていない。レコード芸術での紹介によると魔法ものの一つ。ポロリがあるらしい(爆)

アリア集CD3点聴いて、ヘンデルのオペラは今後少しずつ聴いて(観て)みようと思いました。オラトリオもあるなぁ。(LINNレコードのLP版「メサイア」は聴きましたが)


あと、2009年はメンデルスゾーン(1809~1847)生誕200年でもありました。こちらは残り2箇月で手をつけてみるかわかりません。

来年2010年は
ショパン(1810~1849)生誕200年
シューマン(1810~1856)生誕200年
マーラー(1860~1911)生誕150年(続く2011年が没後100年!)
に当たります。ショパンは中学~高校の頃よく聴いていましたが最近は遠ざかっていたので復活してみようかな。

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レス一覧

  1. おーー、久しぶりにFCAさんのクラシック講座開講!!w
    勉強させて頂きまーす。

    さて、ヌリア・リアルのジャケットですが、・・・良いですねーー。
    中の写真は、そんなにイマイチだったんですか!?
    店で見かけたら、ジャケ買いしてしまいそうな勢いなんですが。w

    byさもえど at2009-10-31 22:23

  2. こんばんは FCAさん。

    クラシック講座いろいろ勉強させてもらいました。
    ありがとございま~す。しかしかなり鋭い高度な内容で^^;

    その後電源環境の構想はいかがですか...??

    byのぶやん at2009-10-31 22:38

  3. 今日は雨になるとの予報の中、奈良の正倉院展&興福寺国宝特別公開を観て来ました。待ち時間は長いし、本当にずっと雨でまいりました。

    さもえどさん
    講座と言うほどのものでもありません。
    Nuria RialのCDはオフ会でお見せしましょう。

    のぶやんさん
    好きで聴いてきて解説書や雑誌で得た雑学です。
    電源…オフ会時に相談よろしくお願いします。

    クロさん
    クラシック聴かれませんか?
    ヘンデルは私も聴き始めたところですがバッハなら手始めにブランデンブルク協奏曲とかオルガン曲(トッカータとフーガ、トッカータ・アダージョとフーガ)が良いかと思います。

    byFCA at2009-11-02 00:08

  4. レスが遅れました。

    ヘンデルは好きでして・・・

    オラトリオ「メサイア」
    王宮の花火の音楽
    水上の音楽

    などをよく聞きます。
    古楽器での演奏ものを好んで聴きます。

    しかし生誕何年というキャンペーンがやたらに多いですね。

    byMac_cel at2009-11-02 15:00

  5. Mac_celさん
    ヘンデルの管弦楽と言うと「水上~」・「王宮~」が有名ですがどちらも持っていません。
    選択肢が多すぎで何を聴いたら良いかわかりません(笑)

    1810年前後に生まれたロマン派の作曲家が多いから、数年はラッシュ状態ですね~(笑)
    個人的には2012年のワルター没後50年に期待しています。

    byFCA at2009-11-03 01:52

  6. FCAさん、はじめまして。

    ヘンデルで一番聴くのは、オラトリオ「メサイア」です。

    古くはホグウッド指揮エンシェント室内管弦楽団、トン・コープマン指揮アムステルダム・バロック・オーケストラ、日本では鈴木雅明指揮バッハ・コレギウム・ジャパンと古楽器演奏の名演奏が揃っています。
    これからクリスマス・シーズンに入り、聴き比べるのも楽しいですよね。

    by椀方 at2009-11-03 21:06

  7. 椀方さん
    はじめまして。マンションリフォームの記事は興味深く読ませていただいていました。
    「メサイア」は1組だけ(ジョン・バット指揮ダンディン・コンソート)LPで持っていますが他は知りませんでした。鈴木雅明&BCJはバッハの教会音楽で聴いていますが「メサイア」も出しているんですね。情報ありがとうございました。

    byFCA at2009-11-03 22:31

  8. FCAさん、こんばんは。
    アンゲリカ・キルヒシュラーガーも当代随一のソプラノ歌手ですよね。ご紹介されているヘンデルのアリア集は小生も愛聴しています。
    BCJのはBISレーベルでリリースされていますが、神戸松蔭のチャペルで録音されたもので、ホールの高さが良くわかる演奏です。

    by椀方 at2009-11-04 23:22

  9. 椀方さん
    BISの鈴木雅明&BCJはバッハの教会音楽10枚組みセットとかロ短調ミサ(SACD)は持っています。確かに録音は良くて広がりがありますね。
    「マタイ受難曲」だけは最初に聴いたリヒター版(1958年版)に嵌ってしまって、BCJや他のを聴いても感動がないのが困ったものですが(笑)

    byFCA at2009-11-05 22:47