日記
電源ケーブル比較試聴(低価格帯編)
2009年02月28日
さて、前回の日記で電源BOXを導入したので、後は壁コンセント⇔タップ間 の電源ケーブルの選択です。
ただ、必要なケーブルの長さが5mにもなるので、CP比の高いケーブルを選びたいところです。
んで、気になるケーブルを1mずつ買って試してみることにしました。
と考えたのは、08年10月06日(当時のPhile-web日記)のこと。
「外部ブログの該当記事はこちらから (08年10月04日)」
さて、まずは低価格帯の
「フジクラ CV-S 3.5 (約300円/m)」と
「オヤイデ L/i 50 (約1200円/m)」
のレポです。
(写真 左端がフジクラ、左から二番目がオヤイデ)
プラグ「明光社:ME2573」
コネクター「オヤイデ:C-029」
を使用し、デノンPMA-2000Ⅳに接続して聴いてみました。
『フジクラ CV-S 3.5 (約300円/m)』

[ルックス・感触]
ケーブル直径も大きく(直径11.5mm)、肉厚の銅シールドのためか、非常に硬く曲げられない。太さのためか高級感がある。
[作業性]
凄く太く硬いケーブルで、銅シールドも頑丈です。銅シールドは加工の際、切断面で手を切りやすいので注意が必要です。
[音質]
標準ケーブルに比べ、驚くほどの音質向上。
特に、高域~中域の切れ味・粒立ちは抜群で、しっかり情報を描写します。奥行き表現・音像感も良好で、ソロ楽器の陰影を上手く表現します。低音の質感・量感も標準ケーブルと比較すれば良い方向に推移したように感じました。
この「長所だけ」を考えれば、数倍もの値段のケーブルと張り合えるように思えます。
『ただ、何か変なのです。』
イメージ的には、総エネルギーが限られている感じで、サビ部分になると周囲の楽器にメイン音像(ボーカルや主役楽器)が飲み込まれてしまうのです。しかも、音量の盛り上がり感にも欠ける…
この癖は致命傷に思います。
詳細は日記へ (08年11月09日)
『オヤイデ L/i 50 (約1200円/m)』

[ルックス・感触]
外膜が繊維系のため、買った中では最も柔らかく、まるで太い紐のような感触。
[作業性]
先端を加工しようとすると、中身の繊維系素材が非常に厄介。
切れ味の鋭い手芸用ハサミ(みたいなのw)を用意しておくと便利でしょう。
何とかねじ込みましたが、2sp×2本(それが2組で4芯)の本ケーブルは明光社や松下のプラグに(簡単には)入らないので注意が必要です。
ちなみに、オヤイデのコネクター「C-029」には余裕で入ります。
[音質]
音場感が非常に良く、透明な球空間(!?)で音楽を聴いているようなイメージです。
最初は冷たい質感も残りますが、エージングが進むにれ、クリアな音の中に生命感が感じられるようになり、非常に好印象です。
妙な癖もなく、弦楽器も良い感じです。クラッシック好きには良いケーブルだと思います。
詳細は日記へ (08年11月11日)
次回は、高価格帯編
アクロリンク 6N-P4020Ⅱ と
オヤイデ EE/F-S 2.0
(写真 右から二番目がアクロリンク、右端がオヤイデ)
です。
レス一覧
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こんばんは、カノン5Dさん。
色々とご苦労さんです。
私の予想では、おそらくEE/F-S20になると思いますがいかがでしょう???
ちなみに私も3本のうちの1本はEE/F2.0(4M)をCSEのTX-2000に
繋いでいます。それからプラグを色々と換えて音の違いを楽しんでいます。
また結果を日記でよろしくお願いします。
by 音楽大好中年 at2009-02-28 22:41
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音楽大好中年
コメントありがとうございます。
やはり長く引き回すだけあって、試聴には熱が入りましたねw
EE/F-S20は高価で、当初は予定に無かったケーブルなのですが、多くの方からオススメしていただいたので聴いてみる事にしました。
結果は…後日の日記でご報告しますね。
byカノン5D at2009-03-01 18:03