日記
逢瀬の試聴室に遊びに行ってきました
2017年09月12日
皆様お久しぶりです
逢瀬の人とはオーディオを始める以前からの地元の友人なので、記事を書いてなかったこの二年ほどの間も何度か遊びには行っていたのですが、新製品の音がほぼ固まったとのことで改めて確認に行ってきました。
引っ越し後の新試聴室
以前は巨大アルミ箱に38cmウーファーとか言う狭い日本で何してんの感しかないスピーカーでしたが、今度は全高180㎝オーバーと言う日本で(ryなスピーカーになっています。
部屋はキッチン込みで20畳越え、スピーカー側は吹き抜け天井と言う鬼のような空間容積なので抑圧感とは無縁の音がします。マルチウェイとしては位相特性が最強クラスのスピーカーを使っているので、ピンポイントでの嵌り具合もすごいですが部屋のどこで聴いても十分満足できる懐の広さもあります。
なお、30年物のスピーカーなので現代で戦うためにかなり改造したそうですが、ツィーターは最高にシビアなやつだと左右の耳で同時に定位を合わせるにも苦労するレベルだったそうで、あえて多少ゆるふわな品種を選択したそうです。
最新試作機
最新バージョンの基板が届いたばかりでまだバラック状態でした。
発売時に試聴サービスがあるはずなので興味ある人は実際に聴いて頂きたいのですが、ソースに含まれる情報を全部引きずり出しつつ人工的な雰囲気にならずにサラリと提示してくるような印象です。特定ジャンルで100点越え叩き出す系ではありませんが、何鳴らしてもハイレベルで雑食系の人には相当お勧めです。
敢えて特筆すべき強みがあると感じたのは、昔のアナログ技術が極まってた時代の録音を基に作られたCD音源で、これこんな音良かったっけ?と不思議な気分になります。
昨年の今頃に比較ベンチマークとしてCHORD社のDAVEを買った辺りから開発が激化して、三日に一回くらいの勢いで「また良くなった!」とメッセージが来たり、最近ではDAC開発のやりすぎか「電気の気持ちが分かるようになってきた」などと言いだしたのですが、音を聴くとマジかも知れんと思ってしまいましたw
ねんがんのゆーとぴあをてにいれたぞ
逢瀬は今年秋のヘッドホン祭りに出展するそうですが、お盆休みに一世代前の試作機を聴いた時点で「こいつのデモンストレーションには最高のヘッドホンを組み合わせるべき」と確信できたので、思い切ってFocalのUtopiaを買ってしまいました。
音はこちらもディテールを徹底的に掘り起こす系で、何と言うか全てが聴こえてきます。ただ、全体としては何か性能をこれ見よがしにアピールする感じではなく、満遍なくすごいので非マニアにパッと聴かせたら却って普通の音に聴こえるかもしれません。とにかくまとまりは非常に良いです。
今回のくだらなアイテム
ちょっとした思い付きからまたくだらないグッズを作ってしまいましたw いったいこれは何でしょう。
用法
重量級のスピーカーの位置調整って、静止摩擦係数を打破した瞬間に勢い余って求める以上に動いちゃうことが多いですよね。こいつを使うとアナログ的な連続性を持ってスピーカーを動かせるので、ミリ単位どころかマイクロメートル単位で調整できるかも知れません。
ただ、そんな細かい位置は印を付けても再現性が確保できないので、オフ会で人集めて一番耳がいい奴をリスニングポイントに座らせて音聴きながら現物合わせするしかなさそうですw
ちなみに逢瀬試聴室のスピーカーは上で書いた通り敏感すぎるのを避けた仕様なので、普通に手で押しての調整で十分でしたww
レス一覧
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こんばんは、はじめまして。
逢瀬のページは定期的にチェックしているのですが、試作品の姿が見れてとてもうれしいです。
以前に4495試作機を試聴して以来、製品版を楽しみにしていたので早く聴いてみたいですね。
電気の気持ちがわかる・・・うーんわかるような(笑)、
ここの設計に対する姿勢とか、なかの人のホームページを読んでると共感できることがとても多くて、わかる気になれます。。
ここの音は以前の試聴ですが、私も「ゾクッ」とするほどまんま感が高いと思います。
FocalのUtopia、気合入ってますね、すごいです(^ ^)b
ヘッドホン、、私もなんとかしたい。。たぶん
byカクタスシティ at2017-09-15 23:47
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カクタスシティさん、はじめまして。
逢瀬の機材はプロ向けのスタジオ機器的なストレートさがありますね。プロ機材は緻密さや滑らかさではピュアオーディオ機器と比べるとだいぶ落ちる物が多いのですが、逢瀬は良いとこ取りになってるので本当に生々しい音がします。
ヘッドホンですがUtopiaは本当にすごい製品だと思います。先に値段だけ知った時は冗談だろと思いましたが、音を聴いてしまうと納得感があります。
byMSDK at2017-09-17 13:40
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