日記
木材で遊ぶ
2018年12月20日
皆様ご無沙汰しております
今年は夏前に知り合った近所のオーディオ仲間に洗脳されて木材ブームが到来、ケーブルインシュレータと壁コンセントのベースで色々遊んでいました。家にフライス盤があるので新木場で買ってきた木材を削りまくった有様を御紹介しようかと思います。
ハカランダ(ブラジリアンローズウッド)
楽器用で有名な希少木材で、ギターの指板に使われるらしいです。左の白いのは米松で作ったケーブルインシュ。
木材にハマった当初はインシュレータ用途がメインだったのですが、コンセントベースに使える幅の材を確保したので思い切って作ってみました。沼の始まりです。音は独特の濃さと怪しい響きがありますが、ちょっと高域に刺激感があり好みは分かれました。
ホンジュラスローズウッド
先述の木材オーディオ仲間が色々な木材を買い集めて秋葉原のオーディオみじんこさんに渡して特注加工した中から買い取ったものです。流石プロの仕上がりです。音はとにかく低域の量感が出ます。ヴォーカルもめちゃ濃くて存在感バリバリです。原音忠実かと言われたら絶対違いますw
シカモア
同じく特注品買取です。ヴァイオリンに使われる木材だそうです。こちらは音はやや薄め、クールな温度感です。
スネークウッド・サティーネ・ケヤキのトリプルハイブリッド(左)
友人付き合いのある逢瀬の中の人に木材布教を試みたところ、興味有る材を一通り買い揃えた上で重ねたらどうなるかを調べてくれた結果、響きがワイドレンジで変なピークがないとお勧めしてくれた組み合わせです。このサイズの板を3枚取れる材が1枚だけあったのを思い切って買って作りました。財布にはなかなかのダメージがある値段でしたw
音の立ち上がりのスピードは硬さ勝負なので、スネークウッドのお前もうカーボンじゃん感が効いて木材とは思えない高域の伸びが実現、背後の柔らかめのサティーネがきついピークを散らしてくれるので癖も少なくワイドレンジです。
この頃は他のYGユーザーさんのお宅に訪問して、オイオイ俺の低域スカスカじゃんと思って試行錯誤が始まっており、ケヤキを厚く大きくしてみました。そこそこ効きました。
ハカランダ・シカモアのハイブリッド
こちらも逢瀬の方のお勧め組み合わせで、最初は単体ハカランダとあんま変わらんやんと思ったのですが、数時間して馴染んできたら高域の刺激感がなくなりシルキーで上品な感じになりました。音聴きながら一人で「ラックスマンじゃん!」とか言って爆笑してましたw さらに馴染むと透明感も出て来て結構王道ハイファイな感じになりました。温度感はややクールです。
ピンクアイボリー
バイアンプ低域用にとにかく重くて硬いやつを試したくて作りました。本当はスネークウッドがいいんですけど希少すぎて使えるサイズの材がありません。音ですがYGの低域クロスオーバーは65Hzとかなり低いので自分が普段聴く楽曲では正直良く分かりませんでした。バキバキのEDMだとちょっと安定感出たように感じるかな?
アクリル(加工風風景)
響きの周波数特性と言う点では圧倒的フラットを誇るアクリル素材です。木材教から破門されそうですがつい試しちゃいました。金属やカーボン、鬼のように固い系木材よりは音の立ち上がりのスピードが落ちますが、それ以外は完璧かと思わせる癖の無さです。見た目はこれだけ見てる分には透明で超かっこいいですが、取り付けると石膏ボードに開けられた穴の端面処理が丸見えなので割と最低な感じになりますw
ハワイアンコア(加工風景)
木曽アコースティックの高額モデルに採用されたハワイアンコアです。刃渡りの長いエンドミルを買ったので分厚いやつを作ってみたくなりやってしまいました。音はヴォーカルに超いい感じの響きが乗ってかなり好みです。
使用した個体は木目の質が大したことないためかサイズの割には安かったです。ウクレレのいいやつとか見た目ウネウネしてなんかすごいですよね。ただ、杉材とかと比べたら十分やべー値段ですw
50mm厚越え壁コンベースの威容
だいぶバカバカしい感じになってますが低域は出るようになりますw アクリルを一番下に挟むとほとんど副作用なく低域方向の安定感が出る印象です。
今年はYGユーザーさん宅に三軒お邪魔したのですが、よく思い出したら皆さん壁コンセントの固定に石膏ボードが一切関与しない構造でした。うちだけ低域スカスカだった要因の一つと思われ、ベースをデカく重くすればするほど低域が出るので笑ってしまいました。
また、ハイファイでワイドレンジな音を出すには材質の硬さが必要ですが、硬い木材は大抵高域にえげつないピークがあるので、単一素材でいい感じになる品種は限られてきます。いい感じのやつは大抵楽器の世界で先人が研究&利用し尽くしていて、値段か入手性かその両方が酷いことになってますw
レス一覧
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Yuhoさん、こんばんは。
壁からガッツリ飛び出してますw
勝手な想像ですが、ベースの重量で取り付け部分の壁の振動モードが変わるでしょうし、ベースの材質の振動特性に応じてコンセントの振動モードも変わるのではないかと思います。最終的には振動によってコンセントの接触抵抗が変動するのではないでしょうか。
ぶっちゃけた話、コンセントと電ケーのプラグを捨ててケーブル同士圧着するのが一番いいのではと思いますが違法ですね。
音の変化具合ですが、電気が通らないオーディオアクセの中ではスピーカーの足元のインシュレータ類の次に変化がデカいように感じてます。
byMSDK at2018-12-20 21:17
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MSDKさん こんにちは
"ハカランダ"に反応してしまいました。
スピーカーを新調したときに突板として推奨されたのがブラジリアンローズウッド(ハカランダ)でした。突板というのは考えていなかったのですが、美観というだけでなく音がよくなると言われ、なかでもハカランダはギターにも使われ音がよく、しかも稀少なので入手難だからと勧められたのです。後日、銀座の山野楽器でそのギターの値段にびっくりでした。
↓
http://community.phileweb.com/mypage/entry/2408/20131105/39849/
壁コンは、一般的な建築工法ではやはり石膏ボードなど振動面で最悪ですね。抜本的な対策としては、やはり、オーディオ専用幹線を通し分電盤から直出しするのが最善です。そこまで大げさにできないとすれば、やはり、電源タップではないでしょうか。
スピーカーと違って電源は楽器ではないのですが、あえて響き(振動の味付け)で遊ぶというのもアリなのでしょうね。
byベルウッド at2018-12-22 10:33
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MSDKさん、こんにちは。
コンセントベースの音への影響は想像以上に大きいと感じています。
自作で色々と試せてイイですね〜。
失敗作があったら私の方で有効活用しますので送って下さい!えへへ
byCENYA at2018-12-22 12:48
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もくもくしてきましたね
邪教の香りがします
bytoWano at2018-12-22 13:28
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ベルウッドさん
ハカランダは最も初期にワシントン条約で規制された木材だそうで、入手性はかなりきついですね。もっときついのもいくつかありますが・・・
うちの場合はスピーカーがあまり楽器的要素がなく、変化に敏感なので遊びやすいというのはあるかも知れません。
byMSDK at2018-12-22 13:46
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CENYAさん
フライス盤はちょっといいアンプより全然安く買えますよ!
置き場所は知りません!!
送ると言うかたぶん近いので手渡しのが早そうw
byMSDK at2018-12-22 14:08
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toWanoさん
どちらさまですか?w
邪教とは失礼ですね?w??www
byMSDK at2018-12-22 14:10
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え!?
行きます行きます!
byCENYA at2018-12-22 14:17
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MSDKさん こんばんは 遅レス失礼します。
もくもく教大変興味があります。うちの壁コン、今はJ1なんですが木材と多段にするとしたらどうやって固定するのでしょうか? 凄い長いひと組のネジで多板を一気貫通に締めるのでしょうか。(受けが奥まっているせいで今でも5cmくらいのネジなのですが)
CENYAさんが裏山(ry
byhigh speed at2018-12-26 01:39
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high speedさん、おはようございます。
金属やカーボンの場合は壁への固定用とは別のM3ネジ四か所でコンセントを取り付けるものが多いですが、木材の場合は壁に取り付けるM4のネジでベースと壁コンをまとめて固定する事が多いですね。裏側からナットを埋め込めば4点締めも可能ですが、加工がめんどくさいので自分は最初の一個以外やっていませんw
ネジは通販で探してトラスのM4ネジの100mm/90mm/80mm/70mmを買いました。60mm以下は近所のホームセンターにありました。
byMSDK at2018-12-26 09:17
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見事に沼に落ちてますね〜
初コメ笑
byキューンマホーン at2019-01-08 23:51
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ほんじゅらさん
足首掴んで引きずり込んでおいて「落ちた」とは之如何に?
byMSDK at2019-01-09 18:06