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私の場合、オーディオは完璧主義ではなく、80点主義でやっています。いや、60点ぐらいかも(笑)。

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ソナス部屋とタンノイ部屋
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Vintage HD ダブル・アーム化・最終回

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2008年09月13日

「Vintage HD ダブル・アーム化・その2」からの続きです。

アームベース土台の付け替えによって、
オーバーハングの規定値通りにアームを付けられるようになりましたので、
いよいよアームベース土台の穴にアームベースをとりつけて、
さらにアームもとりつけました。
厳密な調整は後回しにして、まずは大まかに合わせていきます。

今度のNew Space arm は、アームの高さ調整用のネジが3箇所あります。
Interspace arm は左右2箇所のネジでもって固定するのですが、
New Space arm は、それらに加えて下からもネジで留め、更に強固に固定しています。
アームの高さを大まかに調整してみると、高さは一番下で良いようなのですが、
この後で、もっと厳密に高さ調整を行なった場合、
下からの留めネジは、ないほうがいいかもしれません。
ネジの頭が邪魔になるからです。
念のためお店に電話して、一番下ならネジなしでもかまわないことを確認しました。
アームの高さを一番下にまでペタンと落としてしまった場合、
ネジの頭がなくなることによって安定も良くなるので、高さが合えば一石二鳥です。

前回オーバーハングの時にも書きましたが、
オーバーハングの規定値にきっちりあわせたいがために
カートリッジをヘッドシェルの一番前にとりつけて安定性を犠牲にしてしまうと
逆に音質劣化になる場合があります。
これと同様に、アームの高さをきっちりあわせたいがために、
安定性を犠牲にすると音質劣化になります。
このことを製品思想として実践しているメーカーが英国のレガ社です。
レガのトーン・アームは基本的には高さの調整ができません。
そのほうがアームが安定して音が良いので、あえてそうしているのです。
高さ調整が必要な場合は、ワッシャーを噛ませることで対応していますが、
あまりにたくさんのワッシャーを使うわけにもいきませんし、
ワッシャーの厚みよりも細かく調整することもできません。
個人的な好みいえば、「最初から」高さ調整ができないというのは、
不便なことがありそうなので好きではありません。
ですからレガのアームには敬意を抱き、興味もありましたが、
単独でアームだけ買うと、ターンテーブルシートの厚みなどにより
高さ調整の必要が出てきた場合困るので、購入対象にはなりませんでした。
話を戻して、今回のNew Space arm も、高さが合うならば
ペタンと一番下の位置までアームを落としてしまって安定させたいところです。
ちなみに下の写真が、アームを下から支えるネジです。白い部分が頭。

さて、おおまかな高さ調整も済んで、次に
針圧を大まかに合わせようと思ったのですが、……。

私の針圧計は、昔ながらのシュアーのシーソータイプ
(ヤジロベータイプ)なのですが、今回、針圧が計測できません。
アームが降りていかないので、シーソーが動かないのです。
見てみると、アームの上下角がおかしいようです。
仰角がつきすぎているようなのです。
このままですと、カートリッジの
VTA(Vertical Tracking Angle=垂直トラッキング・アングル)も
おかしくなるはずです。

そもそもアームの上下角は、普通、
ノッティンガムの工房でしっかり調整されて出荷されるはずです。
だから、普通は、VTA調整もアームの高さ調整だけですませてしまう人が多く、
取り説にもアームの上下角の調整については一切触れていません。
もっとも、アナログの場合、
取り説や基本的なマニュアルに従っているだけでは初級レベルで、
ある程度本格的にやりたいなら、
それを超えた「使いこなし」がどうしたって必要になってきます。
実際、どのようなプレーヤー、アーム、カートリッジを使っているのであれ、
VTAを変えることによって、音はずいぶん変化するものです。
針先の音溝への接触角度がちょっと変わるだけで音が変化するのですから、
アナログは面白いともいえるでしょう。
とうわけでこの際自分で調整することにしました。

まず、アームの上下角調整をする場所ですが、ノッティンガムの場合、
インサイドフォースキャンセラーの用のおもり(だんご)の横にあります。
ノッティンガムの取り説には載っていませんので、今回、下に写真を載せました
(下の写真の赤い四角で囲った部分です)。
ちなみに、Interspace arm でも同じ位置にあります。

ここを緩めると、ガクッとアームの首が垂れます。
そのあと角度を調整していきます。
結構微妙ですが、まずは大まかにセッティング。
(なお、アームの上下角調整をご自分でやられる方はご自身の責任でお願いします。
デフォルトの方が良かったと言っても後の祭りになります)。
さて、これで、もう一度アームの高さ調整とVTA調整をやり直します。
ここで、New Space arm の下から支えるネジは無しということに決定しました。

この後は、オーバーハングやアームの高さや針圧やらVTAやら水平やら
その他もろもろを何度か調整していって、
徐々に細かく追い込んでいけば大丈夫のはず。もう後は楽勝でしょう。
ところが……。

New Space arm は、「ヘッドシェルスイング機能」といって、
ヘッドシェルの部分のみが360度回転できるようになっています。
これによってカートリッジの針先をレコード面に対して
完全に垂直にすることができるのです。
それはいいのですが、ヘッドシェルの金属の部分だけ回転するのか、
それともアームパイプとヘッドシェルを連結しているゴムのような部分も
一緒に回転するのか、どちらなのかがわかりません。
あまり力を入れて回して壊れてしまったら元も子もないので
(もっとも簡単に動いてしまっても困るのですが)、
お店に連絡を取って聞いてみました。
ゴムの部分までは動かず、ヘッドシェルの金属部分だけが動くとのことでした。
で、下の写真のようにヘッドシェルの上に小型の水平器(気泡管)を置いて、
細かく調整します。
その前に、当たり前のことですが、ターンテーブルは水平に設置は基本です。

最終調整の前に一度音だしをしてみようと思ったのですが、
New Space arm のフォノケーブルのRCAコネクターがきつく
フォノイコとの接続に苦労しました。
それでも何とか接続して音を出してさらに追い込みました。

メインのアームが終わって、今度はサブ・アームのほうも調整。
こちらは新しいカートリッジなので、ダンパーが馴染むまで
針圧をやや高めにしようと思ったのですが、
ダンパーが最初から柔らかいようなので針圧はそれほど高めにはしませんでした。
ちなみに、針圧というのは、適正範囲をうまく「使いこなす」もので、
一定にしておくものではありません。
さらに蛇足ですが、女性ボーカルの場合、
針圧を軽めにすれば声は若返り、針圧を重めにすれば、低い年増声になります。^^
アナログは、針圧とVTAの組み合わせだけでもいろいろな音が作れるんです。

こんなわけで、なんとかダブル・アームが完成しました。
なんだか想像していたよりも苦労しましたが、ノッティンガムのプレーヤーで
純正アームを取り付けるだけなら、普通はこんなに苦労しないはずです。
私の場合はたまたまいろいろ重なってしまったようです。
もっとも、一つひとつ克服していくのも今になれば面白かったと思えます。
お店の方のサポートにも助かりました。

筆不精なもので、この記事は7月の出来事をやっと書いたものなのですが、
現在、Vintage HD の音は、Interspace arm をメインに使っていた時と比べて、
かなりいい状態になっています。
アームのグレードが上がったのですから、当たり前なのですが、それ以上に、
アームの高さを一番下にしとことにより
安定しているのが効いているのかもしれません
(Interspace arm ではある程度高くする必要がありました)。
これは私のVintage HDだけでなく、Interspace SE(限定品)でも
同じよになると思います。
それからVTAの調整も効いているのかもしれません。

なお、前回の日記「Vintage HD ダブル・アーム化・その2」(8月28日)の内容は
判りにくかったので、翌日(8月29日)に追記を書きました。

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