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オーディオと同じくらい部屋が好き。国内・国外のオーディオショーやショップを訪ね歩いています。

マイルーム

A&Vのお部屋
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持ち家(戸建) / 専用室 / オーディオルーム / 16畳~ / 防音あり / スクリーン130型以上 / ~2ch
※引越したので現在は18帖の専用室です
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日記

専用オーディオルーム実現まで その1 二者択一と比較検討

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2020年07月19日

さて、実現まで色々有りましたが、私の体験を基にオーディオルームを実現させるための検討事項や注意点などを比較形式で纏めていきます。終始重視したのはかかる費用・かかる時間・得られる効果を総合的に見て現実的な落とし所がどこにあるかという点であり、個々人で重視する箇所は異なると思いますが一つの参考になれば幸いです。


■区分所有マンションか一戸建か
当初は両方とも検討していましたが、やがて戸建に絞りました。区分所有マンションの場合は以下の点がネックになると考えたのが理由です。

・騒音問題から逃れられないこと
⇒マンションでは上下左右いずれか隣り合う住戸があり、極稀にある独立住戸や、隣り合う部屋が事実上ない場合、隣り合う部屋が住宅ではない場合などは別ですが、基本的には常にお隣さんを気にしないといけません。戸建の場合でも結構な田舎でない限り隣地住戸の問題がありますが、ある程度の防音対策と周囲の状況やお隣さんの見極めを行うことで問題は少なくなるため、戸建有利と考えました。

・オーディオ的な自由度が限定されること
⇒マンションの場合は共用部があり管理組合や管理規約があるため自分の判断で出来ないことが多くなります。間取り変更や電源引込、音響対策工事等々多くの制限を受けるのはどうしようもないと考えました。

・管理費、修繕積立金の負担がずっと続くこと
⇒マンションを所有している限りそれらの支払いからは逃れられません。そして修繕積立金は経年で値上がりする可能性が高くなります。その分共用部のメンテナンスは自分で行う必要がありませんが、逆に自分でコントロールも出来ないので、適正な管理ができているかどうかは専門知識があるかその道のプロでないと分かりません。戸建の場合は全て自分の責任と負担で修繕を行わなければいけませんが、ある程度の知識はあるので創意工夫やDIYで費用を抑えることも可能と考えました。

・管理組合の運営が自分の裁量でコントロールできないこと
⇒上記の通りマンションは共同住宅であり、その性質上自分ひとりだけでは意思決定出来ないことが多くなります。オーディオで好き勝手したいと考えた場合に制限が多く、どうしても自由度や限界は低くなると考えました。


■新築住宅か中古住宅か
新築を検討しなかったわけではありませんが、基本的に中古住宅で改修工事を前提に考えました。価格の話をしていくと長くなるので簡潔にしますが、基本的にオーディオ対策工事や防音工事にお金をかけても現実的な不動産としての価値は上がりません。費用対効果はどんどん悪くなり、万一売却するときや貸すときに難儀しつつもかけたお金は返ってきませんのでそれが我慢出来ませんでした。

その一方で自分がやりたいレベルの工事はやりたいというジレンマなので、物件価格・建物の状態・オーディオ的な適性と可能性のバランスが取れた物件探しが非常に大変でした。ここは個人的に最も時間をかけたポイントでかつ重要なテーマです。

具体的な行動としては、戸建・マンション共に3年位かけて物件を探し回り、内覧に至った物件は15件程度、買付を出した物件は2件です。最初に買付を出した物件は1階に24帖のリビングがあり、2階にも間取りを変更して広めの専用室を作ることもできそうで価格もかなり割安でした。ただ、道路や法令上の制限など結構注意点が多かったのと、結果として他に買付が競合してそちらが優先されてしまいました。

購入に至った2件目は2つの部屋を一体化して20帖の空間を確保できるのと、状態の割に価格がかなり割安だった所、駅から遠く辺鄙な立地と思わせて自家用車前提であれば都心部にはそう遠くない好都合な立地が魅力でした。注意点として、道路やライフラインの問題と将来的な改修箇所の検討が必要で、実際入居後にいくつか問題が出てきましたが諸々対応して解決させています。

中古住宅は主として価格面で優位ですが、一方である程度の予算があれば新築の注文住宅がもっと好き勝手出来るのでそちらが良いでしょう。天井高や全体の統一感、設備のグレードなど中古住宅では難しい部分を初めから充分に検討できるため満足度も高くなります。


■家にお金をかけるのか機材にお金をかけるのか
最も良いのは家にも機材にも充分お金を掛けることですが、誰しもが出来ることでは有りません。個人的な考えとしては機材、特にスピーカーを重視しておいたほうが良いと考えます。以前も書きましたが部屋やアクセにどれだけお金をかけようがミドルクラスのスピーカーでスーパーハイエンドクラスの音は出ません。目指すところがどこか、聴いてるポイントがどこか、やりたいことが何なのかにもよりますが、より良い音を追求することが目的であるのならばスピーカーの限界が高くないと結局足を引っ張ることになるので、家は自身が将来的に可能性のある最も高価なスピーカーを置くことを想定し、無理のない範囲で余裕をもたせて造っておくべきだと考えます。

別の観点から言えば、特定のスピーカーありきで部屋を設計するのか、あるいは部屋の設計ありきでスピーカーを選定するのか、という考え方もあります。私の場合はある程度将来的に想定され得るスピーカーがあるため、それを考慮しながら部屋を設計していきました。なんだかんだ言いながらオーディオはエスカレート・バージョンアップを繰り返すことになりますので、将来的な拡張の可能性を見越して設計しておいたほうが無難だと思います。


■リビングか専用室か
日本の一般的な住宅において通常最も広い場所はリビング、正確にはリビングダイニングキッチンになります。リビングオーディオなのか専用室オーディオなのか、という問題です。

リビングだと通常10帖~20帖程度の広さが初めからあり、その分空間の余裕があります。しかしながらリビングはある種の公共性を持つ場所であり、家族が共有し料理をし食事をするスペースで来客があったりもするので、そこに全力でオーディオ的な趣向を凝らすのは・・・いささか憚られる部分がありました。

一方、オーディオ専用室であればその心配は無用で好き勝手出来ます。ただ、一般的な居室は概ね4.5帖~10帖程度であり、15帖や20帖ある居室は稀なので広めの空間をどう確保するか検討する必要があります。新築の場合は初めから広めの部屋を設計できるのでいいですが、中古住宅の場合は複数の部屋や納戸を含めて一体化して広い部屋にしてしまうのが良いでしょう。私の場合も広めの専用室にするため2つの部屋を一体化する方法を採りました。


■専用室を1階にするか2階にするか
少々古いですが平成20年の総務省の統計データによると戸建住宅の約80%が2階建てで、平屋は約16%となっています。そして統計はありませんが多くの戸建住宅は1階をリビングにして2階に居室を配置しています。このことからすると、既存住宅で広めの専用室を造ろうと思ったら必然的に2階の複数の部屋を一体化する方法を検討する可能性が高くなります。

私の場合も結果的に2階の専用室になりました。1階でリビング以外に広い空間を確保できる機会はそう多くはありません。ただ、大きく重い機材の搬入経路の問題や床の強度を考えると1階の方が理想的で限界と自由度が高く、2階に重量物を多数配置するのは地震の可能性を考慮するとあまり好ましくないので、その意味でも1階に専用室があるのがベストだと思っています。

2階にするメリットは必然的に独立した場所になるため、来客者や家族が立ち入りする機会が少なくなる点でしょう。他には近年の水害時に1階又は地下室は浸水のリスクが有るためその意味では2階が有利と言えるかもしれません。


■専用室は窓有りか窓無しか
窓が無い方が防音構造上有利で完全な暗室を実現できるのでPJ投射時にも有利に働きます。日焼けによる機材や室内の経年劣化も防ぐことが出来るし、夏場の強い日差しに悩まされることもなくなるし、全然違う角度から言えば窓がないほうが防犯性も高くなります。

一方で窓があるメリットは換気・採光・眺望が取れること、避難経路になること、建築基準法上の居室として認められることなどでしょう。根本的なところですが窓がないと居室として認められなくなるので不動産としての価値は下がります。

一般論を言えば多くの人は大きな窓による開放感・採光・通風・眺望を求めます。しかしながら上にも書いたとおり窓無しの方がオーディオ的にはメリットが多く専用室として都合がいいと思っています。防音や建築基準法との絡みもあり悩ましく要検討箇所だと思います。


■防音するか防音しないか
以前も少し触れましたがそもそも防音をするかしないか、どの程度まで防音させるのかは非常に悩ましく重要な問題でした。

まず、内装工事確定前の段階で昼夜時間を変えて室内に入り、しばらく環境音を聴いてどれほどの音が外から入ってくるのかを確かめました。主に入ってくる草木のざわめき、虫や鳥の鳴き声などはある程度の家具類が入れば低減できそうでしたが、流れの早い道路の車両走行音は結構な音がして防音なしでは不安が残ります。

次に室内からの音がどれくらい外に漏れるのか、タブレットから最大音量で音楽を鳴らして外に出て確かめてみました。するとタブレットのレベルでも外にダダ漏れです。原因は窓にあって、近年の気密性が高い作りになっていないので、ここは対策しないとお隣さんに迷惑をかけることが容易に想定できる状態でした。

従って、外から入ってくる音を遮断して室内のS/Nを高めることと、外に出ていく音を遮断して近所への騒音対策をすることを目的として、ある程度の防音工事は行うべきだと結論付けました。具体的な防音箇所と内容について検討を重ね、主に対策するべきは壁・天井・床・窓・換気扇・ドア・空調配管等になるため、予算と効果を見据えながら業者と打ち合わせを行いそれぞれの仕様を決定していきました。


長くなるので続きはまた今度(続くのか?

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  1. Qさん、はじめまして。全面的に賛成です。設計のつめをしている段階の私には考えることができないことばかりですが。窓なしぐらいです、実践できたのは。Qさんは素晴らしいリスニングルームですね。私には10分の1ほどしか用意周到さがありませんでした。スピーカーは内に振っていないんですよね、かっこいいです。振り角は見た目とは無関係でしょうが、かっこいいです。(^ ^) もしよろしければ、いつか聴かせてください。

    byベルイマン at2020-07-19 10:16

  2. ベイルマンさん

    こんにちは。お褒めいただきありがとうございます。色々書いていますが正直書ききれないことばかりなので参考になれば幸いです。我が家は何もかもが旧宅から変わっており、新しい専用室は稼働開始からもうすぐ1年になりますが今もなお変化を続けています。新築で色々大変だと思いますが、少しずつでも理想を実現されるといいですね。

    byQ at2020-08-05 20:21

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