makotya
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オーディオはコーラル、ニート音響時代から。ラグビー、 バイク大好き、時にはセーカーも振ります。 13年間JAZZサ=クルの代表も勤めています。

マイルーム

男の隠れ家
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持ち家(マンション) / リビング兼用 / オーディオルーム / 16畳~ / 防音なし / スクリーンなし / ~5.1ch
40年程前、アルテックA7を購入、その後612A(銀箱)ユッツトは604-8Hに変更を 使用、現在の愛機はJBLになっています。音楽空間はリビングの7畳ほどを使用、好きなコレ クションがてんこ盛り…
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2012年09月29日



ガーランド・オフ・レット・・・ガーランドと言えば世評に高い「グルービー」と言うアルバムがあるが、処女作でトリオ三者の緊張感と選曲の良さで、私はこちらの方が好きだ。

彼独特のスインギーなプレイ、官能美を称えたデリケートな超々スローなバラードプレイ等、その間の取り方、そこには彼独特のブロックコード奏法とゆう武器がある事にほかならない。
ひとたび彼のこの魔力を秘めた世界に踏み入れてしまったら、その魅力は麻薬のようで抗しきれない。
このアルバムで「コンステーション」(パーカー作)を超アップテンポで弾いているが、まさに在来線から新幹線ノゾミに乗り換えた様なスピード感、とても他のピアニストには真似のできる技ではない。

当時カクテルピアニストと呼ばれた侮辱を晴らそうとする、意気込みがみられる。
彼の数あるピアノトリオ盤では最も好きな一枚です。



ジーン・アモンズ&ソニー・ステット・・・テナーバトルは白熱しなければ意味がない。一方的なゴリ押し、強弁で相手をノックアウトさせる力量も欲しい。

テナーバトルとしての定番は、「枯葉」「マイフーリッシュ・ハート」が入った上記二人のアーゴ盤が有名だ。
名だたるテナーマンとして、J・グリフィン、R・ジョー・デイビス、D・ゴードン、P・ゴンザルヴェス、A・コブ等を挙げておこう。
なかでも演奏そっちのけで殴り合わんばかりのガチンコ対決が、テキサツ男アーネスト・コブ対イリノイ・ジャーケー、おれが俺がと相手を蹴飛ばし演奏会を台無しにした話は有名だ。

ところでロリンズやコルトレーンが出てこない。今津 雅仁(ts)さんに言わせれば、アモンズ、ジョー・デイヴィス、コブの重量音は10tトラックでロリンズ等は2t級とそっけない。

このアルバムはライブでその熱狂振りは凄い。特に「バイ・バイ・ブラックバード」は、18分余り火のでるようなバトルを展開している。



ジョー・スタッフオード・・・メッチャ古い大歌手の登場だ。終戦後FEN放送で当時大ヒットの「イフ」を聞いた事がある。江利チエミ、雪村イズミ、東郷たまみなど、ジャズの卵たちは、エラ、ロージー、パテイ・ページ、スタッフォード達のコピーを歌っていた。ジャズのスタンダードではなく「カモナ・マイハウス」「青いカナリヤ」「月光のチャペル」「ユービロングトーミー」などポップスから巣立っていったのである。そうそう「霧のロンドンブリッチ」も流行っていましたね。

スタッフオードはエラやサラ・ボーン達とは違ったフアン層を持っていた。特に鼻に掛かったような酔麗な歌声は男性を魅了して止まなかった。エリントニアン達と吹き込んだ「ジョー+ジャズ」夫君ポール・ウエストンと吹込んだ「ニューヨークの秋」など素晴らしいアルバムがある。



バルネ・ウィラン・・・ウィランのアルバムの中に大阪LIVEが有ることは全く知らなかった。会員の方から借りたCDである。裏面の解説はフランス語でチンプンカンプンである。
然し曲を聴くと拍手喝采である。シャンソン大好きの私には身震いするほど嬉しい。まず「I WISH YOU LOVE」C・トレネの(消え失せし恋)ナタリー・コールやローラー・フイジーも歌っている、私の大好きな唄である。
昔イベット・ジローが唄った「詩人の魂」ジャズのスタンダードになった「枯葉」も出てくる。珍しくジョニ・ゼェイムスも唄った「パリの空の下セーヌが流れる」また尺八の鼓舞しを真似た?「五ッ木の子守唄」もでてくる。ここではわび、さびを心得た哀愁に満ちたピアノタッチが光る。

最後はラテンタッチで「チュニジアの夜」でライブは終わる。


左は現在の会報 右は98年頃の物

上記は会報158号(9月号)から転載したものです。
今日まで16年余り毎月発行して、欠巻なしで来ています。
素人の拙文ですがジャンルを問わず書いています。

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  1. makotyaさん こんばんは

    長文の文書作成お疲れさま。
    イヤー!勉強になります。

    >テナーバトルは白熱しなければ意味がない。一方的なゴリ押し、強弁で相手をノックアウトさせる力量も欲しい。

    まこと持って、おっしゃる通りですね。
    バトル、掛け合い、これがサックスの醍醐味と思っています。

    Jo Stafford、懐かしいですね。
    霧のロンドンブリッジ、これ、良く聞きました。

    煩わしくなければ会報の転載をまたお願いします。

    byRay at2012-09-29 19:37

  2. makotyaさん、こんばんは。

    こういう日記待ってました!

    GENE AMMONS&SONNY STITTはWE'LL BE TOGETHER AGAINが好きでよく聴きます。これにも「枯葉」「マイフーリッシュ・ハート」が入っています。
    残念ながらCDですが(-_-;

    バルネ・ウィランもお気に入りで色々聴いてます。

    これからも色々教えてください。

    byVOTTA7 at2012-09-30 00:06

  3. Ray さん こんにちは

     今頃ジョー・スタッフォードを聴く人などいないかもしれません が(特に若い人達)とても良い歌い手さんだと思います。

     今日は台風がきそうですね。昼から日本橋のウイングに行く予  定です。Rayさんは行かれたことがありますか?。黄昏オーデ ィオさんが関西に居られる時、ホームページに紹介された事があ ります。オーディオは素晴らしいのですが、音が小さいのが難で す。 月に2回、日曜日が休みです。今日休みでなければ?

    bymakotya at2012-09-30 11:44

  4. EVAさん レスありがとう御座います。

    なにかお気に入りが有ったとか、嬉しいです。

    会報には私の手持ちのソフトから、毎月3~4枚
    紹介しております。

    JAZZの会報誌ですが、 得意のシャンソン、
    タンゴ、カンツオーネ、クラッシツク等も紹介し
    ていますし、海外紀行文も書いています。

    目標を200号まで行ければと思っています。

    bymakotya at2012-09-30 11:58

  5. VOTTA7さん こんにちは。

    いつもコメント有難う御座います。

    魚釣りは鮒?に始まり鮒に終わるとか言いますが、
    私はセシル・テーラー、コルトレーン等一本槍の
    JAZZ愛好者にはなりたくありません(それも
    ジャズの愛好者かもしれませんが)

    幸いにあらゆるジャンルを聴いていますので会報誌
    にも苦慮しません。
    なかでもスイングする4ビートJAZZが、大好きです。

    bymakotya at2012-09-30 12:17