日記
B&W 802 バイアンプ化計画 結果
2008年05月28日
先日「日記」にて発表した「TRIODE TRV-35SE」と「McIntosh MC252」による、「B&W 802 バイアンプ化計画」は、「ボツッ!」問題解消のため、「ONKYO DTC-9.8」の引き取り、FW書き換えが急遽決定し、「戻ってきてからかなぁ?」と思っていました。
でもやっぱりせっかちな私は、はやる気持ちを抑えきれず、「里帰りする前に試してしまえ!」と引き取り予定の前日に、疲れた体にムチ打って強引にやっちゃいました。
「TRV-35SE」を設置している場所から自宅へ持って帰る当日はこちらはたいへんな雨で、濡らさないようにするのにまぁ~一苦労。(何もこんな日に、こんなに降らなくてもよかろうもん!!!)
おまけに知り合いのお通夜と重なり、「TRV-35SE」のために礼服ごとびしょぬれになって斎場に行く始末・・・。
やっと自宅に持って帰り、ラックを前に引きずり出し・・・、おっと、その前にもう一度「MC252」で音を確認。
じゃあまず、「TRV-35SE」のみで「802」をドライブしてみよう!
さあ結線、結線!!!
とりあえずのラインケーブルと電源ケーブルを接続し、SPケーブルを繋いで、「できた~!」
お気に入りのCDをセットし、ワクワク、ドキドキ。
「再生」、ポチッ!
「???」
「あれ~?ずいぶんステレオイメージがちっちゃくなっちゃったなぁ」
「低域も好みから言うと、全然足りない」
「声も前に張り出してこないし、音離れもイマイチ・・・」
「かろうじて高域だけはまあまあだけど、粒が粗く、キラメキ感も後退」
お断りしておきますが、いずれも「MC252」と比較した感想です。
特に不満は低域不足。
ただでさえ手強い「802」の低域ユニット。さすがに「TRV-35SE」では力不足が否めないかなぁ~?
McIntoshはこゆ~い低域を出してくる方なので、なおさらかもしれません。
まあまあ、落ち着いて・・・、バイアンプにするともう少し良くなるかもしれないし。
もう一度仕切り直し!(でもイヤな予感)
もともと「802」はバイワイアリングしてあったので、SPケーブルの結線はカンタン。
チョイ、チョイっと。
気を取り直して、再び「再生」、ポチッ!
「?????」
やっぱり、基本的な不満は変わらない。
ただ低域は「MC252」がここにだけに専念できるようになったので、のびのびと鳴っています。
ラインケーブルや電源ケーブルを換えてみましたが、とても差は埋まりませんでした。(当たり前か)
実験する前に頭の中で妄想していたイメージは、「ポン!キュッ!ボーン!と、グラマラスで色気のある熟女」だったのに、実際は「下膨れしたフツーの中年おばさん」でした。
ハァ~、びしょ濡れになってまで持って帰ってきた今日の苦労は、何だったんだろう?
急にドッと疲れが出てきた・・・。
あらためて「MC252」の実力の高さを見せつけられた結果に終わり、「B&W 802 バイアンプ化計画」は見事玉砕!!!!!
照明を落とした時の真空管の淡いオレンジ色とブルーアイの対比、綺麗だったのになぁ。
ああっ、写真撮るの忘れた!!!(そんなことにも頭が回らないほど疲れ切っていた私でした)
経験ある方だったら結果は想像できたのでしょうが、なんせ駄耳の上にスキル不足な私。
いい勉強になりました。
しかし、「TRV-35SE」がコストパフォーマンスに優れた、すばらしいアンプに間違いはありません。
比較した相手と、コンビを組んだ相手が悪かっただけです。
今設置しているところでは、「BOSE 121」を実に元気よく、朗々と鳴らしてくれます。
今まで「DENON」「PIONEER」「CEC」etc、いろいろ換えてきましたが、一番のお気に入りです。
組み合わせるSPにもよるでしょうが、比較的小型のSPを「明るく元気いっぱい鳴らす」という目的で使用する方が、より良さを発揮できるのではないでしょうか?
また今はBGM用アンプとして使用していますので、様々なジャンルの音楽を鳴らしますが、「クラッシック」「バラード」の類より、「ポップス」「ロック」の類の方が合っていると思われます。
ということですべて元の鞘に収まってしまいました。
期待をされていた方、ほんとうに申し訳ありませんでした。m(_ _)m
レス一覧
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こんにちは。マッキンの低域はスケール感と伸びが違いますよね。私のMC275はMC7150よりも威厳のある低音を出します。マッキンのドスの効いた低域に慣れてしまうと、どうも他のアンプがちょっと控えめに聴こえますよね。
それにしてもMC252はカッコイイなぁ。
byMagicDragon at2008-05-28 10:34
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MagicDragon様
こんにちは。
「MC300」等を所有していたこともありますが、以前のMcIntoshはもっと濃い、ドスの効いた低域を出しておりました。
同じMcIntoshの「XRT25」と組み合わせていましたが、やや甘めながらハンマーで殴られるような迫力でした。
今のMcIntoshはその辺が少し薄味になった分、レンジ感、伸びがよくなっているように思います。
「MC252」は私に言わせれば、「ウルトラマン顔」です。容姿共々たいへん気に入っております。
bySGDDS at2008-05-28 11:58