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Weiss DAC202の私的レビュー:ヘッドホンアンプとしてのインプレ、そしてMAN301
1.イントロ: 2012年2月某日の午後、東京は渋谷にて・・・・・ Goz:「あー久しぶりだねえ。川崎に亀を見に行って以来だな。」 Mez:「どーも。ルビダヤマガメはよかったですね 初めて見ましたよ、あんな綺麗な亀。 しかし、ハチ公前って相変わらず混んでますね。」 Goz:「そう、相変わらず。 相変わらずっていうと相変わらずDAC探してるんでしょ。 ラーメン食う前にDACの聞きに行こうよ。」 Mez:「ということは、またバス乗って行くんですよね。 ナニ聞けるんですか?」 Goz:「Weiss のDAC202よ。」 Mez:「ああ、あのMEDEAの子分ですね。そりゃいいですね。 ところで、そのトランクはなんスか?」 Goz:「ヘッドホンだよ。HD800。 DAC202はヘッドホン出力が付いてるから聞いてみたいのさ。」 Mez:「へえ、さすがに抜かりはないですね。」 2.Weiss DAC202の外観: 都内某所・・・・・・・ Mez:「ラーメン屋が随分遠くなりましたね・・・。」 Goz:「あとでタクシーで行くからいいよ。 メシ時までは、まだまだ時間あるし。ソファーに座ろう。」 Mez:「あ。これですね。」 Goz:「そうだね。DAC202。」 Mez:「思ったより大きめですね。」 Goz:「間口は小さいけど奥行きが結構あるねえ。 奥行き30cmか。初めて実物を見たよ。雰囲気はいいな。 これは、いままでのFirewire入力バージョンではなく、 USB入力も可能な最新バージョンだね。 これから発売なんだよね、このバージョン。 Macなら特別なドライバーも設定もいらんらしい。 USBはX-MOSで受けて変換して、Firewireに送るのか。」 Mez:「シンプルな白いフロントパネルですな。 オプションで黒のフロントパネルも選べるんでしたよね。 黒い方がカッコイイかも。 正面はヘッドホンジャックと液晶画面とノブだけですか。 この右側のノブはボリュウム?」 Goz:「そうだね。回し味は細かくカクカクしてるな。 これはボリュウムだけじゃないいよ。 回して選んで、プッシュで決定か。 このノブの動きと画面で全ての設定が出来るんだね。」 Mez:「正面の液晶パネルにいろいろ出てますよ。 サンプリングレート、入力ソース、音声レベル、位相、 アップサンプリングフィルターのタイプが出てますね。 でも、この画面は少しメリハリがなくて慣れないと見にくいかもな。 サブメニューで液晶画面の明るさを変えられるのは分かりますが、 このビットトランスペアレンシー表示ってなんですか?」 Goz:「Weissから提供されたサンプルデータを使って、 PCからDAC202の間のデータ転送が ビットパーフェクトかどうか調べてくれるんだってさ。 素人には要らない機能だけど。それはともかくウラ見ようか。 ほう。デジタル入力はAES/EBU、SP/DIF、Firewire、USB、光か。 それにクロック入出力まである。 かなりあるね。こんなにあるのは他にはあまりないだろうね。」 Mez:「入力可能なサンプリングレートは 44.1~192kHz/24bitってカタログにありますよ。 この部分も問題ないな。電源はどうなってるんですか。 アダプターじゃなくて普通の電源ケーブルを挿していいんですね。 この機械の電源はもちろん日本用の100V仕様ということか。 発熱はほとんどないみたいですね。」 Goz:「中身ではDAC部とヘッドホンアンプ部は 電源含めてセパレートされてるらしい。」 Mez:「らしいですね。 中の写真を見ると確かに電源は二つ入ってますよ。 つまり、本格的なシングルエンドのヘッドホンアンプが入ってる。 このイヤホンジャックの部品が面白いな。 金ピカですよ。スイス製の部品なのかな。 WeissはMade in Swizerlandですからね。」 Goz:「ヘッドホンのインピーダンスに合わせて 出力レベルを4段階に変えることができる。 SennheiserのHD800は300Ωとかなり高いから5.2Vに設定だね。 こういう細かい設定もそれほど大変じゃないな、このDACは。」 Mez:「このDACの4つ足は、 Weiss独特のボコボコのドーナツみたいなのですか。」 Goz:「そのとおりだよ。この振動吸収材のついた足は、 きっと音にはいい影響があると思うけどね。 でもヘッドホンプラグ突っ込もうとすると少しズレるね、筐体が。 もう少しグリップのある足にしてもいいかもね。 ホラ、リモコンも付いてるよ。スゴイでしょ。」 Mez:「なんかチープかな。でも、いろいろできますね。 電源オンオフ、ボリュウム、位相切り替え、 デジタルフィルター切り替え。 位相切り替えもアリですか。 ピュアオーディオの世界では案外と重要なんですが、 コレができるヘッドホンアンプはほとんどないですからね。」 Goz:「組み合わせるパソコンは使い勝手だとMacが確実みたいだね。」 Mez:「エルサウンドさんからMac book proのオーディオ用専用電源、 マックパワーキットなんかも出てますし。 オーディオ用パソコンとしてもいいんでしょうしね。」 Goz:「DACのためにMac買うってのもな。 WindowsもDAC202はサポートしてるんでしょ。 ウチはWindowsだけど、 DAC202がUSBに対応した時点で心配はしてないんだ。 Firewireオンリーだった時はちょっと躊躇した。 だってイイFirewireケーブルないからね。 だけどLocus designのHPにFirewire800対応のHeraldが Coming soonになってたよね。あれは気にはなる。」 3.DAC202の音質: 引き続き都内某所のリスニングルームにて・・・・・・・ Goz:「下調べはこのへんにして聞いてみようか。」 Mez:「そーですね。せっかくですから、 Mac book proからのUSB接続を試しましょう。 Pure Musicで、CDリッピングのデータと ハイレゾデータで形式はWAVということで。 へえ、随分簡単に音が出るんですね。 今日はAyreのKX-R、MX-RにMagico Q1という。 どれも単体では聞いたことのあるものばかりですな。」 Goz:「ほう・・・・・・・。 これはいい意味で凄く普通の音だね。 OP1-BPバージョンになる前のMEDEAの音に近いよ。 かなりSNが高いね。無駄な音もしない。 プロサウンド系の音だね。」 Mez:「とてもワイドレンジなうえに、 各帯域で突出してエネルギーを集めているところがないですね。 クセのないフラットな音です。音の密度が高く、 音の重心も低いところにありますが、 中低域に力感がことさら強く感じられるということはないです。 全体に解像度が高くて、細かな音もよく聞こえてきますけど、 オーディオ的にグッと来る強調感とか全然感じない。 本当に自然体です。」 Goz:「やはり、DACとしての音のグレードは高いね。 バークレイのアルファDACあたりか、 それ以上のレベルの優秀サウンドだ。 音像の定位感はかなりはっきりしていて、 なおかつ音像の輪郭も立体的に浮かび上がる感じ。 サウンドステージの広さはそれほどでもないな。 やはり、音の広がりよりも音像の描写を優先している感じだ。 音の強弱とか大小のコントロールが絶妙で過剰な音がないよ。」 Mez:「クラシックとか、ジャズとか、 スタンダードなナンバーを演っているかぎり、 非常に納得して聞けちゃう。 DACの音調が、音楽のジャンルや曲想に合う合わないという、 当たり外れっていうのは、ほとんどないという印象はあります。 しかし、それぞれのジャンルの音楽性というものは、 音の背後に、ほのかに香るというか、 それを前面に押し出してはいないけど、きちんと感じられます。 でも強いて言えば、メタルとかハードロックとかだと 低域にインパクトがもっと欲しいという人もいるのかな。 少なくとも先鋭的な音のニュアンスってのはないですよね。」 Goz:「いや、そういう脚色感がないからいいんだよ。 それに、そういう話は電源ケーブルを変えたりすれば、 調整できる範囲内のコトだと思うよ。 やはりDAC202は、虚飾がない音というか生成りのまま、 素のままの音が聞けて気持ちがいい。派手さのない、玄人好みの音。 飽きが来ないエヴァーグリーンな音とゆーか。 このDACはタイムレスな傑作かもしれんと思うよ。 こういうDACを買ってさ、オーディオの煩悩を打ち止めにして、 後で何を持って来られても、これで必要十分ですって 澄ましていられる音じゃない?」 Mez:「そういう音を狙っている人にとっては聞いて欲しいDACかな。 音じゃなくて、オーディオでなくって、 音楽の内容そのものに集中させてくれるサウンドですよ、コレは。」 Goz:「うーん、いいね。これでハイレゾを聞くと、 それらしいキメ細やかさや厚みがきちんと出てきて、 CDリッピングのデータより音質上の優位性が際立つね。 でも、そういう優秀性が、このDACのウリではないよ。 やはりこの自然体の基本スタイルがいいんだよな。」 4.他のDACとの比較: 引き続きリスニングルームにて・・・・・・・・ Mez:「ところで片桐スタジオの Zodiac Gold+Voltikusとの違いはどうですか。」 Goz:「あっちは音の流れが良くって、ソツのない音なんだけどね。 Zodiac Gold+Voltikus はDAC202ほどの音の密度感はナイよ。 Zodiac Gold+Voltikusは開放的な音で、 それだけ聞いているかぎり不満ないんだけど。 DAC202を聞いちゃうと評価が変わってくる。 DAC202は一段腰が低い音で、より安定感もある。 それにDAC202は、ただ聞きやすいというだけじゃない。 どこかに柔軟な音楽性が隠れてるような気がする。 総合的にはDAC202には値段なりのプラスαがあると考えていいかな。」 Mez:「比べると、DAC202は、 バークレイのαDACほど、客観的な音じゃないですしね。 片桐君のウチにあったバークレイのアルファDACは 全面的にでないにしろ、音はDAC202にどこか負けてる感じ。 どこって言いにくいいんですけど、 バークレイは音楽を客観的に見すぎていて、 少しつまらない感じがありますよ。 DAC202はフラットでクールがメインな音調とも言い切れないです。 DAC202は私のイメージだと むしろ仕事場のプリズムサウンドのOrpheusにも近い部分があります。 密度感とか、無駄な音を出さない感じとか、そこらへんは似てます。 でも、あれより少し音の感触が柔らかいな。 Orpheusの方がさらにカッチリした音です。ただし、あのDACの出音は パソコンやクロックのセッティングでどんどん変わるから、 優劣は言いにくい。 でも、DAC202の方が若干扱い楽だし、音も良いし、 やっぱり私はプリズムサウンドよりWeissが好きですね。 そういえば、あのヘッドフォンアウトは聞いてないな、ほとんど。」 Goz:「でも、なんか噂だとDAC202って ある種のCDトランスポートからのデジタル信号だと ロックしないことがあるらしいじゃない。 逸品館のテスト記事にもチラッとあったよ。」 Mez:「プロ機ってそういう気難しさは、やはりありますからね。 けど、少なくともパソコンとのつながりで そういう話は聞かないので安心してます。」 Goz:「これ、中身は32BitのDACで、かなり高性能だそうだけど これ見よがしな出音はほとんどないね。 やや派手系のCHORDのQBD76HDと比べるとどう? あれも最近まで使ってたんでしょ。」 Mez:「このDAC202は、あんなにクッキリした出音じゃないですよね。 CHORDの方が音がギラギラしたところがあって、 音のエッジも立っていて、強い音ですね。 QBD76HDの方がパッとした聞き応えがある代わり、 逆に聞き疲れは結構あります。 チョイ聞きのアピール度の高さはQBD76HDの方ですけど、 オクとか見ててもCHORDのあのクラスのDACは 強い音に飽きて売るパターンがありますからね。 他方、DAC202はいくら聞いても疲れないようですよ、コレ。 確かに飽きが来ない感じがあります。 それでいて軽い音じゃないですから、魅力的だな。 大きさはQBD76HDとDAC202はあんまり変わらないですけど、 発熱はQBDの方がありますね。ヘッドホンアンプはQBDは付いてない。 価格は両DACともほぼ同じくらいなんですけど。 そう言えば、この前、密度感がありながら広がりのある音とか言って 推薦しておられたWeiss MEDEA+OP1-BPですけど、 片桐君が聞いて薄い音でいいのか悪いのかよく分からなかったって。」 Goz:「(キリッ)彼は、まともなメシを食って、 耳の掃除をした方がいいな。 それからアニソンonlyもいいが、 他のジャンルの優秀録音も聞いて欲しい。」 Mez:「(ムッ)ナニを聞こうと余計なお世話です。 私もアニソンOnlyに近いですから。 ああいう音楽も気持ちよく聞かせてこそ、 いいDACって言えるんじゃないですか。」 Goz:「そうかな。でも、とにかくDAC202は、 やはりWeiss MEDEA+OP1-BPにはまだかなわないとは思う。 DAC202のDAC本体は32bitで、MEDEAとほぼ同じらしいんだが、 アナログ出力段の規模が違うせいか、 定位、密度、透明感、SN、音数、各帯域の解像度、 どれを取ってもMEDEA+OP1-BPが上だな。 120万円の値段差だから、仕方ない。でも80万円で、この音が手に入って、 コンパクトで、しかもヘッドホンが直接聞けるとなると、 DAC202をあえて選ぶのもアリだ。」 Mez:「それにしても、このDAC202はアンテロープのクロックから クロック入力ができるんですね。いいなあ。 入れたら化けるんじゃないですか。」 Goz:「MEDEA+OP1-BPはできないのに DAC202はできるんだよね。クロック入力。 一般的にDACにルビジウムクロックを足したりするとさ、 音のフォーカスがしっかり合ってきて、 そのうえ音数は、かなり増える。 でも音楽性は例外なく後退しちゃわない? 音はキレイで正しいけど、どこかつまんないっていうか。 ジッター減りましたって言わんばかりで。 それが何か?って言いたい時すらある。」 Mez:「それは結局、なにをもってイイ音とするのかって問題ですよね。 それにスペースファクターとか許されるコンセントの口数とかもある。 私個人はいいクロックを入れるに越したことはないと思いますけど。 Grimmのクロックなんて入れてみたいなあ。」 Goz:「そうね。Zodiacシリーズを開発したイゴール レヴィンは、 良いジッターと悪いジッターがあると言ってたよ。 闇雲にジッターを削るだけじゃダメらしい。 ジッターはコントロールするものとか。 クロックを入れることが、そういう賢いジッターコントロールに つながっていけばいいんだけど。」 5.DAC+ヘッドホンアンプとしてのDAC202のインプレッション: HD800の入ったトランクを見つけて・・・・・ Mez:「そうだ、忘れてた。 ここらでHD800をつないで聞かせてもらいましょ。」 Goz:「おお。そうだった。えーと、これでいいよな。 〔カチッ!・・・・・・・・・・・・・・・・・・。〕 なるほど・・・・・・・。 かなりドライブ力は高いようね、この中のヘッドホンアンプ。 HD800を十全にドライブしてるみたいだ。シングルエンドらしい音だね。 音像の描写に芯があってしっかりしてるよ。 それから音の流れもいいな。音楽が淀みなく流れるのが気持ちいい。 こういうのは中のヘッドホンアンプの良さなんだろうな。」 Mez:「ふーん・・・・・・・。 ラインアウトの出音と基本的には同じ ナチュラルサウンドですけど、 DAC直結の力強さがありますよね。 音の鮮度が高いのに、腰高じゃなくて、聞きやすいです。 HD800をかなりシッカリとドライブできるようですね。 600ΩまでOKとウタってますからね。 金ピカのフォーンジャックも伊達じゃないってところですかね。」 Goz:「少なくともZodiac Gold+Voltikusのヘッドホン出力は これに負けていると思うよ、ま、値段が違うからな。 Nmode XDP1のヘッドホン出力よりもSNがかなりいいし、 だいたいサウンドの隅々まで洗練されてるしね。 ハイレゾデータのヘッドホン出力の出音もいいね。」 Mez:「目の前で奏でられているものを注意深く聞いているような さりげないディテール感がありますよね。 さすがハイレゾって言いたくなる。」 Goz:「うーむ、これいいよ。正直、ただのDACとして使うより、 単体のデジタル入力のシングルエンドヘッドホンアンプとして使った方が魅力的? コレにMAC book proつないで、クロック入れて、 あえてヘッドホンアンプとして聞くスタイルってかなりイケてるよ。 ヘッドホン祭りに出展してくれないかな、AZ audioさん。」 Mez:「それにしても高価ですね。DAC202って実売ほぼ80万円でしょ。」 Goz:「こういう使い方できる、 DAC+ヘッドホンアンプで聞いたものをざっと挙げると、 IZO iHA21(以下はおおよその実売価格)(6万) Fostex HP-A8(9万) ONIX DAC25(10万) Benchmark DAC1 USB(11万) Northstar Essentio Plus(18万) ORB JADE2(12万) Luxman DA200(13万) Nmode XDP1-HF (15万) Grace design M903(20万) Antelope Zodiac Gold+Voltikus(48万)って感じ。 この他、未聴ならCentrance DACmini、Eximus DP1、 MYTEK Stereo192-DSD DAC、Lynx「Hilo」なんかもあるが、 どれも25万以下だからね。 そこで、このDAC202は80万!だからな。 高いと思うのもムリないわ。 しかし、これらのヘッドホンアウトの音については、 聞いたものについては、どれも、 DAC202のヘッドホンアウトの音には、かなわないかなって思うけど。」 Mez:「でもDAC202をヘッドホンアンプとして考えたら、 値段なりの音と言えますかね? 普通のDACにKH-07Nとか買った方が安くあがるんじゃ?」 Goz:「電源ケーブル、タップやインターコネクトケーブル、 それにアンプを置く台とかも含めて イイもので揃えようとすると結構カネがかかるよ。 だいたい、場所とるし、システムの規模が大きくなっちゃう。 コンパクトにシンプルにっていうことを前提に極限の高音質を ヘッドホンに求めたとき、このDAC202は最終的な答えになるんじゃないか。 コンパクトとシンプルはカネで買わなきゃ、って思うんだけど。」 Mez:「うーん。そうかなー。 Prism soundのOrpheusとも比較できるといんだけど。」 6.そしてMAN301へ: 再び渋谷へ・・・・・・ Goz:「ラーメン屋の後は、また川崎にでも行く?」 Mez:「また遠いな。でも遅くまでやってますからね。あの爬虫類屋さん。 ヒマだし、いいか。そういえば、あのルビダヤマガメ、 ペアだとDAC202よりも高いんですよね。どっちにします?」 Goz:「うーん、両方ともなんとかならんかな。」 Mez:「相変わらず欲張りですね。」 Goz:「そう、相変わらずね。 欲張りと言えば、今度とても欲張りな新製品がWeissから出るね。 WeissのMAN301が今年三月あたりに出るらしいぜ。 あれはスゴイかもね。LINNのDSの発展形のようなモンだよ。 噂だと、本体にLANでつないだNASの音楽データも USBでつないだHDDの音楽データも区別なく、 一枚のiPadの画面で操作できちゃうらしいじゃん。」 Mez:「基本的にiPadからの無線操作オンリーでしたっけ。 iPadによる操作性の良さは DSのそれに匹敵すると片桐君が言ってましたね。 DSのKinskyみたいにFLACもWAVもAppleロスレスも、 ファイル形式関係なく平等に処理でき、 なおかつ24Bit,192kHzまで自動的に切り替えて 対応してくれるらしいですね。 Goz:「いままでの各社から出たネットワークオーディオ製品も、 PCでの音楽再生、ファイル管理ソフトも クロックの上限やら切り替えやら ファイル形式のサポートやらで制限があって DSのソフトほどストレスフリーに使えるものがなかったよ。」 Mez:「ついにWeissから DSのKinskyに匹敵するモノが出てきたって言う、 一応、そういう噂ですよね。」 Goz:「MAN301は本体にDVDドライブ内蔵だから、 ディスクのリアルタイム再生もリッピングもできる。 リッピングソフトもWeissの独自開発だとさ。 さらにクロック入力もあるだろうし。 DACあり、DACなしも選べるしね。 DACなしを選んで、MEDEA+OP1-BPをつなぐとかイイよね。 MAN301のDACつきで予価は120万くらいらしいし。」 Mez:「そんなにうまくいきますかねえ? そんな複雑そうなシステムだからバグとかありそう。 Weissの日本の代理店もまだメジャーじゃないから、 サポートもどれくらい期待できるか分からないし。 私は、しばらく様子見ますよ。 だいたいMAN301が噂どおりの出来栄えなら、 KLIMAX DS/Kの中古すら出てくるかも知れませんから。 むしろ、そっちを狙う手もありますぜ。」 Goz:「相変わらず色々と考えてるね。 そのうちCH precisionのC1のLAN入力ボードも出てくるし、 こっちもよく考えよう。」 Mez:「どうでもいいけど、早くラーメン屋行きましょうよ。」 そして、タクシーが来た・・・・・・ 追伸: 上奉書屋は2012年度より万策堂として独立しました。ご興味のある方はどうぞ。
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