日記
遂にナマで聴いた「ショスタコーヴィチの鐘」
2022年07月03日

写真は1981年、社会人なり立ての頃聴いた芥川也寸志指揮の新響と、本日聴いたデア・フェルネ・クラングオーケストラのプログラム。
共にメインはショスタコーヴィチの第11番の交響曲(とは言っても今日の前半の曲目は「英雄の生涯」)。実は新響のコンサートは全く覚えておりません。
大分経って11番にはまりだしてから多くのCDを聴き始めたのですが、いやはや凄い曲です。
集まっている民衆に軍隊が発砲。もう阿鼻叫喚の世界。後には死屍累々の、、、
を、
音楽で表すなど、ショスタコーヴィチの面目躍如。他に誰が描けるのでしょうか?(R.シュトラウスくらい?)
というわけで、一番好きな楽章は「虐殺」の2楽章なのですが、次に好きなのが4楽章最後の「鐘」の音。
作曲者の指定は普通に「チューブラベル」。
でもYOUTUBEなどで探してみると、
鐘(カリヨン)のみ、
(曲が終った直後で奏者も止音するのたいへん)
鐘とチューブラベル、

チューブラベル(複数台)のみ

指揮者の指示とか経済的理由?他で様々。
本日のコンサートは鐘とチューブラベルのパターン。
舞台下手の奏者は木琴とチューブラベル。上手の奏者はチューブラベルと鐘を担当していました。
やはり開いた方を上に向けて鳴らす鐘の音はすさまじく、私はサントリーホール2階の後ろの方に座っていましたが、あれたぶんホール中に鳴り響いていたと思います。
ところで、「鐘」というと、
「カ~~ン」と響くのが普通ですが、「ゴワ~~ン」と来るのがカエターニ指揮のCD。

これ、かなりびっくりです。
レス一覧
-
ジュンさん
おはようございます。
昨日は私もRBブロックで聴いてまして、ステージに近く音が良く通る席なので物凄い迫力でした。
この位置だと、仰るとおり、カリヨンの音の波が、文字通り音速でホール全体に飛んで行き、また反響して戻ってくるのがまるで目に視えるようでした。
by眠り猫 at2022-07-04 09:00
-
おはようございます。
1時間の曲で出番は最後の数分!
上手側奏者の女性は思うところがあったのではないかと。
でも、結果チューブラベルではなく床に直置き?のカリヨン大正解でしたと思います。効果絶大。
新響のプログラムを読んでいたら、芥川がソ連に行って作曲家に会った時に「今11番の交響曲を作曲している云々」といった話が記してありました。
この曲そんなに古くないのがまた感激。もちろんハンガリー動乱との関連性のことは全く触れてませんでした(40年前のプログラムですから)。
私は銀座線駅までの帰り道、頭の中でずっと、鐘が鳴っておりました。
今年は20回位コンサートに行っていますが、現在のところ今年のベストです。
来月、ミューザでの「アルプス交響曲」も大変楽しみです。
byジュン at2022-07-04 09:46
レスを書く