日記
20090216珍客来訪!【小林悟朗さん】
2009年02月16日
今日、音楽プロデューサーでありオーディオ評論家でもある小林悟朗さんが来訪されました。以前お宅訪問させていただいたK氏の友人でもあり、私も最近マイ○○さんになっていただいたためです。
海外に行かれていることが多いことと、休日も仕事のことが多いのだが急遽時間が取れたとのことで、午後4時に待ち合わせました。ヤマテツも小林さんと会いたい!と話していたので来てもらいました。
小林さんは、ミクでも海外のコンサートホールのことや、音楽のことについて書かれていて、何時も勉強させてもらっていたので、急遽だったこともあり舞い上がってしまいました。どんな話をしようか、どのディスクをかけたら良いのか、など迷いましたが慌てても仕方がないので、成るようにしかならない!と腹をくくりました。
お越しいただき早速、試聴タイム!ミクでRCOの話題を書かれていたので「RCOの新世界」を選択しまた。次に少し小編成のオケをかけました。いただいた感想は、
「中音域がくっきりとしていて、威勢が良い。」「スピーカーと試聴位置の距離に対して左右SPの距離が離れているので バイノーラル効果がやや強調されて、大きなヘッドフォンのように 耳元に近いところで音が鳴ってパノラミックに左右に広く 音場が展開する。 オーケストラ再生では自分の好みからすると、ややスピーカーが存在を主張しすぎて センターが薄いと思う。」
いや~本物の本物を聴いておられる方から、このようなコメントをいただいたのなら本望!と思いました。
次に、小林さんが持ってこられたCDを何曲か聴いていただきました。そしてコメント!
「ボーカルものでは、はるかに違和感がなく 両スピーカーの間奥に楽器が展開し、センターのVOCALはくっきりと 浮き立って情感も豊かだった。」「どちらかといえば POPS向きのセットアップに なっているのではないかと思う。」
いや~私にとっては最大の讃辞でした。何時もオーケストラが・・・などといっていますが、まだまだ聴き始めたばかりで 音楽自体の理解も出来ていないので、まともなセッティングなど出来ていなくて当然です。ボーカルがまとも!と言っていただけたので最高に嬉しかったです。
その後は、オーディオや音楽談義をさせていただきました。その中で心に残った言葉をいくつか挙げておきます。
①私とヤマテツには、オーディオに取り組む勢いがある。そこが2人のいいところ。それが音にも出ている。
②音量は音の形がある時点まで同じ形をたもつが、ある一定以上の音量となると形が崩れてくる。そうしたポイントがある。いずれにしても絶対音量の感覚を持つことが聴きくらべには肝要だ。
③低音がまだ十分に鳴りきっていない。802Dの本来の低音が出てくるには結構時間がかかる。
④低音は、卵に例えると固い周りの殻と、ドロドロした中身にあたる要素があってそのバランスが低音の質を左右する。
⑤クラシック音楽の録音では メインとなるステレオ・ワンポイントマイクと音源との距離・角度が非常に重要。再生でもそれと同様にスピーカーとリスナーの耳との距離・角度が大事である。
小林さん、また機会があったら遊びに来て下さい。
レス一覧
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ヒジヤンこんばんは。今日はお声掛け、ありがとうございました。
先日来、小林さんに訪問いただくかも知れないと、話を聞き、是非ご一緒させて欲しいとお願いしていたのですが・・・
今日は工作の日と足りない材料を仕入れに買い物に出た先で連絡を受け、予定は中断、その足でヒジヤンちに向かいました(^^;
もちろん、小林さんは、σ(^^;が同席することはご存じなく、駅前の待ち合わせ場所で、いきなり「突然割り込んでスミマセン、ヤマテツと言います」と、自己紹介すると・・・何と私のこともご存知で・・・・(^^;以前お伺いしたK氏からお聞きいただいていたようで・・・・Kさん、ありがとうございます。
それはさて置き、今日は本当に貴重な体験をさせていただきました。
コンテンツの送り手であり、受け手にも位置するプロ中のプロの経験を踏まえたお話を、直接聞かせていただいただけでなく、お調子もんで勢い任せの我々のお馬鹿な質問にも丁寧に、言葉を選んで対応していただき、その示唆にとんだお話に、非常にたくさんの考えるポイントを与えていただきました。
当然、直ぐに認識、理解できるはずも無く、今後、経験の幅を広げることで、自分なりに消化していく必要を感じています。
今回、この貴重な機会に声をかけてくれたヒジヤン、ありがとうございました。
そして何より、非常にハードなスケジュールの中の、貴重なお休みに、長時間お付き合いいただいただけでなく、大変貴重なお話をお聞かせいただいた小林さんには、感謝の気持ちで一杯です。
大変ありがとうございました。
また、機会がありましたら、今回同様に、楽しくためになる話をお聞かせいただけると幸いです。是非、よろしくお願いいたしますm(_ _)m
byMt.T2 at2009-02-16 02:15
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ヤマテツさん
今日は楽しかったですね!
私はちょいと上がり気味でだったんですが、フォローを入れてくれたんで助かりました。またこのような機会があったら・・・、いや是非作って話を聞かせていただきましょう。
まてまて、今度は訪問させてもらわなくては!
お宅訪問師見習いコンビで出陣しましょう。
byヒジヤン at2009-02-16 02:33
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ヒジヤンさん
おはようございます。
著名方ですね。
僕は以前にメーカーの新生品が出る前に良く招かれてテスターしましたが、良く有名な評論家達と出会いましたが、評論家達は本音を言わないです。
日本の評論家は本音を言わないで本の読者が大変です。
僕は評論家よりも物作りの方を信じます。
日立の川村さん三菱の佐伯さんYL音響の(故)吉村さん。
日本のスピーカー作りの宝でした。
by音無館 at2009-02-16 04:36
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ヒジヤンさん おはようございます。
おお、オスカルさんが来られたのですね。
これはビッグゲストですね。
以前、私も一度だけお会いしたことがあったのですが、
音楽への豊富な知識と、鋭い感性を持った、
芸術家肌の方だなぁという印象を受けました。
素晴らしいお話を色々頂いたようで、
また、ヒジヤンさんにお目にかかったときには、
詳しく聞かせていただければ幸いです。
byたくみ@深川 at2009-02-16 07:29
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これは貴重な体験ですね。
実際のソフトの制作プロデューサーの方が訪問されてその方のご意見が伺える機会なんてそうそうあるものではありません。
ヒジヤンさんの当日の舞い上がり方が想像できました。
うちに長岡鉄男さんが来たときも私は当時まだ若かったし、大変舞い上がってしまい、何がなんだかわからないうちに終わりました。
ヒジヤンさん良かったですね。後でたっぷりお話を聞かせてください。
byMac_cel at2009-02-16 09:55
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ヒジヤンさん すごいですね。
オスカルさんは某掲示板やSS誌で知っていました。
<ボーカルがまとも!と言っていただけたので最高に嬉しかったです。>
ヒジヤンさんのお喜びのお顔が見えそうです。
byしき at2009-02-16 11:45
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音無館さん レスありがとうございます。
そうですね~、日本の環境の中だと中々公然と本音は言いにくいですね。利害関係が絡んでしまうとなおさらですね。
でも、個人的なお付き合いの中では本音の一部を垣間見させていただきました。良い勉強になりました。機械の話ではなく、諸外国のオーディオ環境や演奏家やホールの話など・・・
マニアの方とのお付き合いとはまた違った良い面がありました。
メーカーの方との交流も良さそうですよね!
byヒジヤン at2009-02-16 12:16
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たくみさん そうなんです。
機械の話からではなく、音楽や演奏家やホールの話から入られるので、何時もと全然違う切り口の話を教えて貰えました。勉強になりましたね~。たくみさんはかなり、音楽方面からの活動をやられているので、話が盛り上がったのではないでしょうか。
聴いていただいている間も、指揮者のように体と手を動かして聴かれていたのにビックリ!でした。
今度のたくみ邸では、オスカルさん話題で盛り上がりましょうね!
byヒジヤン at2009-02-16 12:23
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Mac_celさん 舞い上がってしまいました。
何時もなら、機材の話から始まるのが普通なのですが、今回はロイヤルコンセルトヘボウオーケストラやホールの話から始まったんです。それだけで頭も中が白くなって・・・。
さらに、試聴では2番フルートがいい演奏をしているから、もう少し前に出したい!なんて言われて・・・真っ白でした!
でも、こんな経験から自分のことがわかってくるようです。
たくみさんのレスにも書きましたが、たくみ邸で話を聞いてくださいね。ウズウズしていることが沢山あるんです!
byヒジヤン at2009-02-16 12:50
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しきさん レスありがとうございます。
イヤ~うれしい気持ちをわかっていただけて感激です。
沢山のご指摘もいただきましたが、お褒めもいただいたので良かったです。もちろんリップもあるでしょうが・・・
でも、これだけは自分でも自身がある!・・・と思ったことが一つだけありました。
>私とヤマテツには、オーディオに取り組む勢いがある。そこが2人のいいところ。それが音にも出ている。
勢い!これをキーワードに進んでみようかと思うとります。(笑)
byヒジヤン at2009-02-16 12:55
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ヒジヤンさん、こんばんは。
ものすごい方が訪問されましたね。
うらやましいです。
コメントも音を知り尽くしているというか、説得力がありますね。
これでますますヒジヤン邸の音が研ぎ澄まされて行くのではないかと思います。
今度、訪問したいと思いますので、楽しみにしています。
ホールの話は興味深いですね・・・私はそういう話が好きです。
小林さんは大の小澤征爾さん好きとある人から聞いていますが、小澤征爾さんの話題になりませんでしたか?
byきみぞう at2009-02-17 00:07
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ヒジヤン 今晩ワ
滅多に出来ないご経験をされましたね。
これもヒジヤンのオーディオに対する情熱が成せる技なんでしょうね。
日記に書かれておられる半分くらいしか完全には理解出来ませんが、今までやってこられた事が間違いでは無かった所が素晴らしいですね。
最後のオーディオ談義の段には勉強させられました。有難うございます。
これからもオーディオ求道頑張って下さいネ。
byRay at2009-02-17 00:11
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きみぞうさん レスありがとうございます。
本当に良い経験を持たせていただきました。
ですが私はいまでも、小林さんがなぜウチに来られたのかが良く分かっていないのです。webでハチャメチャな所に興味があったのかな・・・なんてかんじです。
オーケストラの再生は本当にヒヤヒヤものでした。音楽が良く分かっていないのに、いきなりRCO LIVEをかけました。直前の出張でコンセルトヘボウに行かれていたと聞いていましたので。すると、聴き方が普通と全然違うんです。指揮者のように体や手を動かして聴かれておりビックリです。音楽をイメージして聴かれているようでした。
今回のことで良くわかったのですが、ウチのクラシックはダメダメです。音楽が分かっていないので、調整のしようがないみたいです。聞こえていないものは、再現できないといったところでしょうか。こんなもので良ければお越しくださいませ。
>小澤征爾さんの話題になりませんでしたか?
そんなに長い間ではなかったので、特になりませんでしたが、こちらに合わせていただいていたのかもしれません。
byヒジヤン at2009-02-17 05:37
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Rayさん おはようございます。
貴重な体験ができたと思っています。
そしてこれまで足りなかったものに、気付かせてくれたというか・・・まだ消化不良です。
オーディオ好きはどうしても、機械を中心にものを考えてしまうのですが、音楽を中心にものを考える・・・こんな感じでしたね。それでいて、バリバリのオーディオ好きで空間表現デモCDも聴かせてもらいました。
オーディオ求道は難しそうですが、勢いをキーワードに楽しんでいきたいと思っています。励ましていただきありがとうございます!
byヒジヤン at2009-02-17 05:47