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日記

20090830 出川式電源+ルビジウムクロックの効果を聴いた

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2009年08月30日

今日の出水電器の試聴会で『出川式電源+ルビジウムクロック』の効果を聴いた。
試聴は①ノーマルのCDP(MARANTZ) ②出川式電源の同一CDP ③出川式電源+ルビジウムクロックの別CDP(SONY)の比較試聴で行われた。

下段が①ノーマルのCDP(MARANTZ)で中段が②出川式電源のCDP。機種はまったく同じもの。
それと、SONYの古いCDPに③出川式電源+ルビジウムクロックの改造をしたもの。左がCDPで、右側がルビジウムクロック。

この比較を、最近の西蒲田試聴室で使用されているSONYのPAスピーカーがALLIONのT-125svで鳴らされた。今日はDEQXを使ったマルチアンプではなく、ネットワークを使ったシングルアンプだった。新型のパワーアンプのS-200も非常に好評で貸し出し中とのことだった。だが、今回の試聴は『出川式電源+ルビジウムクロック』の効果の試聴だったのでこれでいい。普通のシステムにどのような効果が出るのかが知りたかった。

<試聴結果>
結論から言うと素晴らしい効果を示すものだと思った。
以下に①のノーマルのCDPに対する、②出川式電源の同一CDP ③出川式電源+ルビジウムクロックの別CDPの試聴結果を示す。

<①ノーマルのCDP vs ②出川式電源の同一CDP>
最初に聴いたのは、チェンバロの曲。①を聴いた後に②を聞いたのだが、音が出た瞬間にわかる音色の違い。音に生気がこもっている感覚。音色につやもある。そして音場は広がる。

次に、ジャズを生録したような高音質のCD。ここでも、最初のチェンバロとほぼ同傾向の変化であり、音につやと伸びが出る。

クラシックのピアノとヴァイオリンの曲では、このスピーカーはヴァイオリンが不得意なようで、①では正直言ってキーキーとうるさく聴けなかった。だが②にするとうるささが、かなり抑えられる感覚で、とても滑らかになるのが良く分かる。

自分が持ち込んだ今井美樹のI Love a Pianoでは、②から聴いたのだが①にすると声がざらついて聴こえて非常に大きな差を感じた。バックのピアノも②の方がつやや、はりが出る。声もピアノも人間で言えば20代と40代くらいの差がある感じだった。

<②出川式電源のCDP vs ③出川式電源+ルビジウムクロックのCDP>
この効果は、①から②の効果とは違う効果だ。③にすることで、フォーカスがピタリと合ってくる。そして空間は広がり、立体感が出る。この効果は、DISKによって効果の差があるものの、ほぼ同様な効果を示した。基本的な音色の違いは、CDPが違うために気にせず試聴を進めた。

自分が持ち込んだ今井美樹のI Love a Pianoでは、ボーカルが②の状態では音像が大きくビッグマウス状態だったものが、③にするとフォーカスが合い、等身大の今井美樹が現れる。そして、ボーカルとバックのピアノの前後関係もはっきりとわかるようになる。試聴後に思わず出た言葉は「素晴らしい!」だった。

以上が、試聴結果であるがこの効果は、まず電源を整えた上でクロックで精度を上げるから実現するものだと思った。これまでルビジウムクロックは何度も聴いたことがあるが、これほど大きな効果を感じたことはない。音質向上にも必要な手順があるのだろうと感じた次第。

技術的なことも試聴会の中で出川さんから教えてもらった。だが、そんなことはどうでもいい。聴いてみればその違いはすぐにわかるはずだ。情報は前回の日記に整理しておいた。その他にCPMという装置も逆起電力対策に効果を発揮していると言う。ALLIONには、出川式電源もCPMも標準装備だと聞いた。

ちなみにこの試聴会には、コミュのきみぞうさん・椀方さん、このコミュを良く見ていると言われる方も来られていた。何時ものように試聴会後は、懇親会があり島元さんや出川さん、好きで集まられた方々とも楽しい時間が過ごせた。

そして今回の試聴会へ参加した一番大きな意義は、次の一手が決まったことだ。まずはCDPの出川式電源化から始める。フル出川が理想なようだが、先立つものがないので徐々に仕立てることにしよう。来週早速、出川さんの仕事場に訪問させてもらうことにした。

次回の日記→

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レス一覧

  1. ヒジヤンおはようさんです。
    早々の詳細なレポート、大変ありがとうございます。
    音の傾向がこれまでの試聴の感想、試聴ソースから、かなり高いレベルで想像できました・・・大変ありがとうございます。

    その効果は私の知るものと同様なのだということが確認でき、とても安心しました・・・私の耳も一応聞いていたんだと(^^;

    それにしても羨ましいですね!
    画像で私の知りたいことの半分ぐらいは解決しましたが、一番知りたいのは、やはりその先のお話・・・(^^;
    画像を見ると、トランスの出力電圧に出川式を追加してそのまま供給、元の安定化回路を通して、その出口にC.P.Mモジュールを追加するって感じなんですかね・・・
    ルビの電源の作成ポイントは、やっぱりコンデンサみたいですねね・・・うちもそこは見直さないと・・・でも今のケースにはは入らない(^^;
    CDPは、ルビの信号をTTLで周波数変換して原発乗っ取りか・・・このCDPは、ルビ入れずに鳴るの?

    うーん、直接お聞きしたいことが一杯出て来ますね・・・来週行くの?・・・うらやまし~!(^^;

    最大の関心は、このチューンの価格ですね・・・自力でやるかお願いするか・・・(^^;
    確か、以前はこのマランツで購入価格と同じ程度のチューニング費用って仰ってたけど・・・他の機種だとどうなるのかな・・・もう興味津々ですな(^^;

    byMt.T2 at2009-08-30 07:40

  2. ヤマテツさん おはようございます。

    レスの内容を見ると、かなり力が入っておりますな。
    モジュールを自分で取付なさろうとしているためですか。でも、話を伺っていたら、初めてのものはご自分で回路図を引いてから取り掛かると聞きました。だから、初めてのものは少し時間がかかるのだそうです。それでも、折角聴いてきたのだから、出来るだけ早く技術編も書くようにしますね。

    ルビジウムユニットのコンデンサーのように見えるものは、バッテリーなのだそうです。ルビジウムは安定するまで3時間くらいかかるそうで、デモ用は写真の黄緑のバッテリーでやられているのだそうです。私もコンデンサーだと思い、質問しました。

    そして、このCDPには直接ルビの発振周波数が入れられているとお聞きしました。44KHzに変換ではないようです。

    価格も言われていましたが、Web上で流していいかはわかりませんので、後でメッセしますね。
    来週出川工房に伺うのが楽しみです。

    byヒジヤン at2009-08-30 08:17

  3. なるほど、バッテリーですか・・・安定するのに時間がかかるので、ルビはデモには向かないですから素晴らしいアイデアですね・・・でも、恒温槽がかなり電気食うのでどれくらい持つのでしょう・・・ところで、バッテリーと出川式の違いはどうでした?(^^;

    ちなみに、うちもルビだけは第2世代の出川式+C.P.Mになっとりまして・・・ルビは3日程経つと更に安定して、より深みのある音になります・・・インシュも非常に聞きます・・・(^^;

    CDP内の右下に移っている少し白っぽい基板で、ルビの信号を11.xxxとか16.xxxとかに変換して元の推奨振動子のところに供給されているみたいに見えます・・・

    技術編・・・楽しみです(^^;

    byMt.T2 at2009-08-30 09:35

  4. ヒジヤン お早うございます。

    詳細な日記へのアップ有難うございました。
    オーディオにおける電源供給の重要性は誰もが認識している所で、通常の電源とは違う考えかたでの出川式電源、益々興味が湧いて来ました。

    ヤマテツさんが以前拙宅で乙君をならしていた時の電源、これが出川式電源の様で、あの時感じた音場感、音の艶もこの電源による所が大きいのでしょうね。

    難点は、各種レギュレーターの様に外付けでは不可で、機器そのものの電源部をそっくり変えなければならない所でしょうか。

    それにしても各電源部の交換をしたくなる様な日記ですね。

    出川式電源を搭載するであろうEsoのCDT,DAC,Clock等の機器、早く発売される事を
    期待しています。
    Esoなれば従来機器をVer.Upで対処してくれるかな?

    byRay at2009-08-30 09:46

  5. テツさん

    ルビジウムユニットだけ出川式+CPMにしてもだめみたいですよ。要は、信号ラインの機材の電源供給を一定にしないことには、クロックの精度をいくら上げた所でその後で不安定状態が発生しまうためのようです。だからフル出川なのでしょうね。

    >白っぽい基板で、ルビの信号を11.xxxとか16.xxxとかに変換して元の推奨振動子のところに供給されているみたいに見えます・・・

    ウ~ン、これは興味があったところではないのでひと通りの説明を聞いただけなので良く分かっていません。技術編を書くにあたり、ご情報を流してしまうといけないので、メールで質問をまとめてもらえませんか。来週伺った時に聞いてきます(笑)

    技術編は、まともに書くは自信ありません。と言うことで、いつものごとく、余り期待せずに、お楽しみに!

    デハ(^^)/

    byヒジヤン at2009-08-30 09:57

  6. Rayさん おはようございます。

    この出川式電源は良いものだと思いました。電力機材の基礎が電源にあることが、今更ながら実感しました。

    >難点は、各種レギュレーターの様に外付けでは不可で、機器そのものの電源部をそっくり変えなければならない所でしょうか。

    電源部の交換ではなくて、追加なんです。従来電源部の足りない所を補う感覚ですね。でも遠く離れてしまうと、そこにロスが出てしまうので既存電源部のそばに置くのが良いみたいです。どこまでネットに出していいのか分かりませんが、既存の機種への改造対応も可能だとのことです。私もそのやり方を・・・・・。

    もし興味がありましたら、9月に伺った時にじっくりと・・・ですかね(笑)

    byヒジヤン at2009-08-30 10:05

  7. ヒジヤンさん、おはようございます。
    詳細なレポ、ご苦労様でした。
    小生も、出川さんの口から飛び出す電気技術の話題には???状態でしたが、ルビジウムクロックの効果は、参りましたですね。

    ラインケーブルをCDPからアリオンへと差し替え差し替えの試聴だったため、比較試聴といっても切り替えに時間がかかってましたが、明らかな音像の定位や立体感の差を感じました。単なる奥行きが出るというのでなく、音像それぞれに立体感、実在感が出るのですね。

    軍関係の放出品で、確か20数台製作するだけあるという話だけが耳に残っています。
    出川工房訪問は残念ながら大阪でリフォームの打ち合わせで参加できませんが、機会があれば伺いたいところです。

    Rayさん、こんにちは。
    全て後付けで第2世代の出川式電源にした小生のCDP、DAC、プリ、パワーですが、機器の筐体内部に取り付けするスペースさえあれば、大抵のものに取り付けできるそうです。

    by椀方 at2009-08-30 11:23

  8. 椀方さん 昨日はお疲れ様でした。

    イヤ、この試聴会の情報をお聞きして良かったです。
    土曜はゆっくりしたいと思う気持ちと、楽しみたいと思う気持ちが交錯していましたが、行って良かったと思っています。

    椀方さんは、今はリフォームですよね。部屋の壁を変えたら、音が大きく変わると思いますので、まずはそこの煮詰めですよね。ルビジウムは予約しておけば良いのかもしえませんが、今後も放出品はあるのではないでしょうか。

    お楽しみは、じょじょにということでたまりませんね。出川工房はまたの機会に、伺わせてもらいましょう。

    byヒジヤン at2009-08-30 11:37

  9. こんばんは。
    讃岐でも丹波さんがバージョンアップした出川式
    電源 相当音が改善していました。

    出川式電源とルビジュウムクロックで
    メチャクチャ音が良くなるみたいですね。
    興味のあるところです。

    後はお金だけの問題でしょうか。
    相当高そうですが。(汗)

    byモモンガ at2009-08-30 21:37

  10. モモンガさん どうもです。

    これは良いです。
    効果は別なので単純な比較は出来ませんが、専用電源化と同じくらいは効くような感触でした。

    >後はお金だけの問題でしょうか。相当高そうですが。(汗)

    これが、高くないんですよ。
    私がやろうと思うくらいなので、相当お安いとお考えになられれば間違いないかと!C/Pはメチャクチャ良いと思います。

    byヒジヤン at2009-08-30 21:54

  11. こんばんは

    そー言えば、お会いしたときに聞いたのですが
    E社製品に搭載されるそうです。秋頃発売との事です。
    (すでにご存じかもしれませんが)

    bymori at2009-08-30 22:07

  12. moriさん どうもです。

    エソの件は、お聞きしました。ですが、発売時期までは聞いていませんでしたので初耳です。この場合は、出川式電源とクロックの外部入力が設定されているでしょうから、ルビジウムクロックが格安で入手できシステム完成といったところでしょうか。

    byヒジヤン at2009-08-30 22:20

  13. ヒジヤンさん、今晩は

    出遅れRESになってしまいました。

    この、MARANTZのノーマルのCDPと出川式電源CDPの音の差、顕著でしたね!私も以前参加して聴かせていただきいたのですが、これがきめ手となり、トラポの自作電源を出川式で行くことにしました。

    SONYのCDPの方は、ルビジウムの10Mクロックが(もしくは他の周波数に変換して)直接入るよう改造されたのでしょうか?ヤマテツさんも私もルビジウムクロック自作派なのですが、素人の悲しさでCDPに入れるには、別途、エソやアンテロープなど10Mクロックが入るクロックジェネレータで44.1KHzや96KHzなどに変換する必要があり、その分コストかかります。ここでご紹介いただいた方法だとシンプルで良いですね!

    bynissy at2009-08-31 20:56

  14. nissyさん どうもです。

    そうでしたよね。nissyさんもルビジウムクロックをやられていましたよね。ヤマテツ邸でもルビジウムの効果は聴かせてもらったことがありますが、今回はけた外れの変化でした。

    お話を伺った所によると、クロックも出川式、その他の電力機材も出川式にすることで初めて実現する世界のようです。例えて言うと大きな川があったとして、1か所でも細くなっているとそこが関所となり流れが悪くなってしまうようなものらしいです。だからフル出川なのですかね。それでも、より前段の方が効果は大きいのだそうです。最初の流れが悪ければ、後には行きようがないといったところでしょうか。

    私も一気には出来ないので、徐々にやっていこうかと思っています。お楽しみはゆっくりと時間をかけて・・・ですかね(笑)少しづつ構築していく楽しさをご一緒に味わいませんか。

    所で、先週末のオフ会で一段と磨きがかかったようですね。日記は読ませてもらっています。互いにお楽しみをどんどん膨らませて行きましょう。

    byヒジヤン at2009-08-31 21:39