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日記

20210110 トランスのうなり と カスケード接続

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2021年01月10日

昨日日記の「トランスのうなり事件」へのレスをいただく中で、うなりの原因がわかりスッキリしました。そして、新しい<<ノイズカットトランス>>をカスケード接続をすることで、有効活用出来ることになりました。改めまして感謝いたします。


1)「トランスがうなった原因」
現象
・200V電源に<<ノイズカットトランス>>をつないだところ、盛大にうなってしまった(100Vはうなりません)

接続条件
・単層三線式の上側電圧線(黒色)と下側電圧線(赤色)を使い200Vの給電をしている
・自宅の家電は、上側電圧線(黒色)と真中の中性線(白色)を使い100Vの給電をしている
・同じトランスを使う他宅でも上側電圧線(黒色)と真中の中性線(白色)を使い100Vの給電をしているケースが多いと想定できる

うなりの原因
・上側電圧線(黒色)の消費が多く電圧降下していると推定できる
・下側電圧線(赤色)は消費が少なく電圧降下が少ないと推定できる
・したがい、交流のサイン波形の上側が低くなり、下側とのアンバランスが生じる
・アンバランスがあるとき、波形歪や力率等が影響してDC成分が発生する可能性がある

対策
・単層200Vの電源に<<ノイズカットトランス>>は使うことは中止し、アンプの電源ノイズ対策はフィルター式で実施することにした
A10の電源ノイズ対策
①出川式MNR(マグネチック・ノイズ・リダクション)の採用
②ヴィトロパーム コア追加
③Mt.T2作 真似ニート追加


2)追加の<<ノイズカットトランス>>の使い道

さて本題の追加で購入した1KVAの<<ノイズカットトランス>>の使い道ですが、100V使用のCDPにカスケード接続することにしました。試してみると、これがとても良かったからです。

「カスケード接続」
・CDPへの電源供給に、直列に<<ノイズカットトランス>>を重ねて接続

「音への効果」
・下記の電研精機<<ノイズカットトランス>>を採用したときの効果の1.5倍くらいの効果に増した
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
・一つ一つの音が明瞭になり、音数が増す。ノイズに埋もれていた情報が浮かび上がる感覚
・結果として、音像の立体感が増す感覚。課題としていた奥行き感も深くなった
・今までキツく感じていた音が滑らかになるのでボリュームが制限なく上げられる
・定位はより安定し、ブレがなくなる印象。
・マイナス要素は特に感じていない
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

電研<<ノイズカットトランス>>の取り扱い説明書には下記と書かれていました。
-------------------------------------
2.8 カスケードの効果が顕著
他の素子は2段以上重ねても効果が増すとは限りませんが、<<ノイズカットトランス>>はほぼその数の乗数で効果が増します。
-------------------------------------
その他にも<<ノイズカットトランス>>の特徴が記載されていますので、参考までアップしておきます。


以上、<<ノイズカットトランス>>の採用で紆余曲折しましたが、大変勉強になり、結果として活きた使用が出来て、満足するサウンドが得られました。

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レス一覧

  1. ヒジヤンさん

    前回の記事でも自己フォローさせていただきましたが、AC電源に直流成分が重畳する原因は他にあるようです。

    直流成分が発生する原因として、今のところ分かったのは以下の2点です。

    ①家庭用太陽光発電に使用しているインバータには、生成する交流波形が悪いものがあり、電源側から直流が混入する可能性がある。
    (メガソーラー等では、柱状トランス経由後に直流成分が除去されていてるので、家庭内では問題は発生しないはず。)

    ②AC100V機器側で半波整流回路を使ったものは、交流電源波形の上下バランスを崩してしまい直流成分が発生する。

    ヒジヤンさんの環境で、①の家庭用太陽光発電設備がないとすると、やはり怪しいのは②ですね。

    電気カーペット、電気毛布、電気ストーブ等では、ダイオード1個の半波整流で容易に消費電力を半分にすることができるので多用されています。

    これらの機器があれば順次外してみて、トランスの唸りを確認するのが良いと思います。

    そして当たりの機器があれば、インバータ式のものに交換すればトランスの唸りは治まるはずです。

    なお、インバータ方式の電気機器も高周波ノイズを出しますが、EMIフィルタ等で別の対策することになります。

    byED at2021-01-10 11:01

  2. ビジヤンさん、

    解決おめでとございます。前回の日記へのレスのご返事では、良く理解できていなかったのですが、今回の日記で良くわかりました。結局、100Vに戻して、カスケード(二段重ね)接続にすると、さらに良くなって、唸りもなくなったということですね!良かったですねえ〜!(^o^/)。

    拙宅の絶縁トランスは、10年ほど前に導入したもので、箱に入れていることもありどこのメーカーのものか良くは覚えておりませんが(汗)、一つはユニオン電気のノイズゼロトランスだったと思います。他のものも、オーディオ用に導入したので、大なり小なりノイズ対策を施したものではあります。効果はかなりあったという印象でした。電研精機のものほどではないかもしれませんが(笑)。

    唸りの根本的な原因は、鉄心に使われる電磁鋼板の磁歪(磁化すると伸び縮みする特性)によって、鉄心が振動するからなんです(実はかつて電磁鋼板の研究をやっておりました、独り言と思って聞いてください)。100万分の1くらいしか伸び縮みしませんが、それでも人間の耳に聞こえる音になります。一次電圧に歪みのない時は唸りは聞こえませんが、実際は磁歪によって鉄心は50もしくは60Hzで100万分の1ほど伸び縮みしています。一次電圧が歪むと高調波が乗った振動が生じ、これが耳に聞こえ易いので、唸りが発生すると感じるということです。唸りで電源の質がわかるということですねえ。やっぱり人間の耳は凄いです(^o^/)。

    byTomy at2021-01-10 12:11

  3. ヒジヤンさん いつもありがとうレポートありがとうございます。

    結局 100Vでトランス2個直列のカスケード接続なのですね。
    うちでのカスケード接続は予算でだいぶ先ですが、カスケード接続が良いなら トランスとJSPC製 つちのこACノイズフィルター併用も確認して見ようと思います。

    うちのプリメインアンプ 100Vなので、こっちも予算見て ゆっくり考えてみます。

    金属タワシといい、トランスといい、いつもコスパの良い品のご紹介、ありがとうございます。

    ここ数日、音がイマイチで寒さのせいでエアコンノイズ影響と思っていたらデジタルトランスポート接続の金属タワシをBDP接続に変更していたせいでした。

    byYongJoon at2021-01-10 13:53

  4. EDさん、レスありがとうございます。

    トランスのうなりについて、諸々お詳しいので勉強になりました。今回の現象は、100Vでは起きずに200Vだけの問題ですので、取り急ぎ200Vのアンプに<<ノイズカットトランス>>はつながないことにしました。

    もともと出川式のMNRを採用して電源ノイズ低減したときに、CDPとAMPと同時採用しましたが、CDPの感度が高く、AMP側の感度は低かったです。

    今回のAMP側への導入も、AMPに入った電源ノイズがどのくらいCDPに回っているのか?そのノイズが音への影響はどのくらいか?がわからなかったので、まずは確かめようと思ってのことでした。

    しかしながら、CDP側に<<ノイズカットトランス>>をカスケードしたところ、大幅に音質向上しましたので、まだまだCDP側から入るノイズ影響が大きいことがわかりました。

    逆に言えば、AMP側から回り込んでいる影響が小さいと思いました。多分、出川式電源とシャシグランドからのタワシ経由接地アースのおかげかと想定しています。

    原因の特定を考えていただいた内容で言いますと、自宅の環境で、①の家庭用太陽光発電設備はないので、やはり怪しいのは②で正解かと思います。ただし、200Vでのうなり方が尋常ではないので、電研<<ノイズカットトランス>>の感度が異常に高いことも考えられますので、うなりの対策は容易ではないだろうと想像できます。ですので、無理は禁物かなと思いました。

    買ってしまった追加の<<ノイズカットトランス>>も有効活用できましたし、カスケードすることにより新たな活用方法の妙案も浮かびました。これまでは、PC系統をオーディオ専用電源とは分離して、家電用電源につないでいたのですが、PC系統の電源もオーディオ用でまかなえそうです。そのうち試してみようかと思います。

    いろいろとご教授いただきまして、ありがとうございました。

    byヒジヤン at2021-01-10 23:08

  5. Tomyさん、ありがとうございます。

    本当に追加購入した<<ノイズカットトランス>>が使えないと思ったときは青くなりましたが、有効活用と言いますか、想像以上でひょうたんから駒が出てきてホクホクです。

    >拙宅の絶縁トランスは、・・・効果はかなりあったという印象でした。電研精機のものほどではないかもしれませんが(笑)

    トランスを以前から採用された方は、皆さん一様に同じノイズカットトランスだから・・・と言われますが、この電源精機研究所の<<ノイズカットトランス>>は同じではないです。自分も他のオーディオ用のものを試させてもらったことがあるのですが、その時はプラスもありましたが、マイナス影響の方が多く感じました。好みが力感や厚み重視みたいです。

    ですが、電源<<ノイズカットトランス>>はいいこと尽くめで本当にビックリしました。競合するノイズフィルターの開発者もオーディオに使うアイソレーション・トランスは電源精機研究所のものしか認めない!と言われていたそうです。

    機会がありましたら、一度試してみて下さい。きっと驚かれると思います。

    >実はかつて電磁鋼板の研究をやっておりました

    そうなんですね。うなりのメカニズムがとてもよくわかりました。このメカニズムだとすると、トランス自体で対策するのは不可能な領域ですね。流れ込む電気の源流対策又は、遮音しか手がなさそうです。

    >やっぱり人間の耳は凄いです

    本当にそうですね。いかなる測定器も敵わない感度でありながら、簡単に狂ってしまう精密測定器なので、その使い方をどうやって磨くかが勝負のように感じています。

    byヒジヤン at2021-01-10 23:29

  6. YongJoonさん、レスありがとうございます。

    カスケード接続はすごいですよ。すでに2個目を発注されたとのことですので、是非お試し下さい。

    加えて、カスケードしたら使い方の可能性がかなり広がると思います。1機目の<<ノイズカットトランス>>にはノイズ発生のある機器をつなぎ、2機目の<<ノイズカットトランス>>にはノイズ発生のない機器をつなぐ。<<ノイズカットトランス>>の特徴「2.3 特性が対照的で双方向に効果がある」、この特性は言い換えると、逆流しないのでノイズが回り込まない。この特性を活用して、逃げ回るノイズを追い込むのに使えそうです。

    まとめ買いすれば、もっと安く買える可能性もあるようです。まとめて買い上げて、安く分配するのも一考かと。あっ、そういうお役立ちをすると悪口を言う人がいるので注意が必要ですね。

    <<ノイズカットトランス>>もレポートを沢山お願いします。

    byヒジヤン at2021-01-10 23:44

  7. ビジヤンさん、

    >ですが、電源<<ノイズカットトランス>>はいいこと尽くめで本当にビックリしました。

    電研精機のウェブサイト見ました。良さそうですね。試してみます!

    byTomy at2021-01-11 12:04

  8. Tomyさん、確認いただきありがとうございます。

    さすが技術に明るい方は、資料を見るだけで即座によさがわかりますね。ただ、音がどうなるかは聴いてみなければわからないのも事実です。騙されたと思って試してみて下さい。

    Tomyさんは、ボトルネックをどのように解決し、全体のクウォリティーをどう底上げしていくかを楽しまれる方とお見受けしますので、今後ともよろしくお願い致します。

    byヒジヤン at2021-01-11 18:27

  9. ビジヤンさん、

    ビジヤンさんのようには、オーディオ道に詳しくありませんが、こちらこそ、どうぞ宜しくお願いいたします。

    byTomy at2021-01-12 13:04