日記
パワーアンプのXLR端子について
2010年08月23日
パワーアンプに付いているXLRソケットについて述べて見たいと思います。
「XLR端子=バランス回路」と思っている方も多いと思いますが、1990年以前のアンプでは基本的に「バランス回路」にはなっていません。
今まで使って来たアキュフェーズM-60、M-100やサイテーションXX、マッキンのアンプでも単純にRCAソケットからの「渡り配線」になっています。この頃は、「ケーブルのすっぽ抜け防止」でXLRソケットが使われていたのです。その後「XLR=バランス回路」になって行った経緯が有ります。
プリアンプも同様です。レビンソンLNP-2LやアキュフェーズC-280等バランス回路にはなっていません。
「バランス回路」にするもっとも簡単な方法は「1:1 トランス」を使う方法です。スチューダーのテープデッキやCDPにはきちんと「トランス」が入っています。
現在でも「手抜き」でXLRソケットを付けただけで「XLR対応」と云って、さもバランス回路が入っている様に見せかけたアンプもあるので要注意です。
マッキンの#2275のプリメインアンプの様にRCAメインで渡り配線でXLRに接続されている場合は、XLR側を使うと音質劣化が激しいものもあるので要注意です。
レス一覧
-
しきさん、こんにちは。
暑さ真っ盛りの居間から書斎に居場所を移しましたが、こちらも負けず劣らず暑い。かろうじてエアコンが動くので少しはましみたいですが。
リアに使っているDENON POA-3000RGも、実は正規の「バランス回路」ではないとのことで、ずっとRCA接続で使用してきました。(現在は、AVP-A1HDからの出力をXLRで受けていますが。)
われわれ素人は、どうしても「形状」で判断しがちですから、こういった問題は根が深いですね。
by老夫 at2010-08-23 16:31
-
老夫さん レスありがとうございます。
こちらも相変わらず酷暑です。
昨日は1時間ほどものすごい夕立が来まして夜はすごし易かったのですが、今日は夕立も無さそうです。
古いアンプで「渡り配線」になっている事は「仕方がない」と考える事も出来ますが、2000年以降の比較的新しいアンプで同じ事がされていたなら、メーカーの技術力の無さと良心を疑いますね。
メーカーには、こう云った渡り配線以外にも「ソケットの材質」にも気を配って欲しいものです。
byしき at2010-08-23 16:54
-
特にプロ用となると抜け防止を第一に考えて多くの機種でXLR端子を装備しますが、バランス転送とは限りませんものね。
bycloe at2010-08-23 20:43
-
cloeさん レスありがとうございます。
XLRソケットの導入理由は「抜け防止」で有ったと記憶しています。
同じバランス化でもディスクリート回路によるものとトランスを使ったものでは「音質」に差が出てくると思います。個人的には良質な大きなトランスを使ったものが良さそうだと推測しています。
自分で管球アンプのバランス化をした時に「トランス」のメーカー、サイズでやっぱり差が出ています。
byしき at2010-08-23 21:14
レスを書く