fuku
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オーディオに興味を持って約30年、ずっとハマッたままです。 途中から大画面でのビジュアルオーディオが加わり、結局スクリーンも導入してしまいました。 八畳の部屋なのですが、ハード・ソフトが多くなりす…

マイルーム

近々専用ルームに格上げ(予定)
近々専用ルームに格上げ(予定)
~8畳 / スクリーン~100型
和室八畳ですが、プロジェクターを入れたために遮光(防音機能付き)カーテンをつけました。 狭い部屋に大きなスピーカが入っているため、音量を上げると破綻気味です。 これからは大型ハードの導入はあま…
所有製品
  • RCA/BNCオーディオケーブル
    STEREOVOX SEI-600
  • Blu-ray Discレコーダー
  • AVアンプ
    MARANTZ AV8805
  • その他チューナー
    SHARP 4S-C00AS1
  • パワーアンプ
    NU PRIME STA-9

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The Big Five in ancient city(関西弾丸ツアーver.2022続き)

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2022年11月29日

前回の続きです。

KIMURAさんとのオフ会を終えて、京都駅前に戻ってきました。
今度は地下鉄で京都コンサートホールへ向かいます。
アンドリス・ネルソンス/ボストン交響楽団のコンサートで、久々にナマで聴くアメリカのオケです。
ちなみに、前に聴いたのはマゼール/クリーブランドですから、何年前になるんでしょうね(汗)
最寄駅から植物園内の遊歩道を通ってホールに向かいます。
到着した時間には日が暮れてしまって残念ながらホールの外観を見ることは出来ませんでした。

写真によれば、建築デザインとしては結構攻めてるように見えますが、渋い色合いで風景に溶け込んでいますね。

ボストン交響楽団は、” The Big Five”と称される、メジャーオーケストラです。
(諸説ありますが、” The Big Five”と言うと、一般的にはニューヨーク・フィルハーモニック、ボストン交響楽団、シカゴ交響楽団・フィラデルフィア管弦楽団・クリーブランド管弦楽団を指します)
私としては、機能性を保ちつつ音色がウェットで” The Big Five”の中では一番ヨーロッパの香りがするオーケストラだと思っています。
指揮のアンドリス・ネルソンスは椀方さんとご一緒させていただいたライプツィヒ・ゲヴァントハウス以来です。

ホールは伝統的なシューボックス型でオケの背後にも観客席があるアリーナ形式です。

定員は約1800人でザ・シンフォニーホール(約1700人)よりも少し大きいですね。
天井は細かく反射用の出っ張りが設けられていて、反響を抑える役割をしているようで、ザ・シンフォニーホールやサントリーホールと比べると若干デッドな感じがします。

今回のプログラムはキャロライン・ショウのPunctum(オーケストラ版)、モーツァルトの40番、R・シュトラウスのアルプス交響曲です。
Punctumは初めて聴く曲ですし、一応現代音楽になりますが、尖った感じはなく聴きやすい曲でした。
この曲とモーツァルトは小編成で演奏されましたが、ホールの響きを考えると普通の編成の方が聴き栄えがしたかもしれません。
ネルソンスの指揮はいろんな意味で「安全運転」です。
破綻はしませんが統率が若干緩めで、もう少し切れやメリハリが欲しい気がします。
前半二曲を終えて休憩も後半に入ると、奏者がどんどん入ってきてステージがいっぱいになりました。
アルプス交響曲は大編成でパイプオルガンも使用します。
今回はこの曲のために京都公演をチョイスしましたので演奏前の練習を聴いているだけで個人的には盛り上がってきましたね。
ネルソンスの安全運転も「楽団員に極悪超過勤務を強いつつ、楽譜にあざとさをテンコ盛りする」R・シュトラウスですから問題ありません(笑)
目立ったトーンミスもほぼ無く、盛り上がって終わりました。
残念だったのは、今まで行ったコンサートの中で、ほぼ最高と言っていいくらいにお客さんの入りが悪かったことです。
五分どころの話ではなく、おそらく四割以下だったんじゃないでしょうか?
何となくモヤモヤとした気持ちを抱えたままホテルに戻ったのでした。

ホールの音については、伝統的な構造を保ちつつ、大音量でも飽和・破綻しないよう考えられているのだろうと思います。
もう少し響いてほしい気もしますが、設備も環境も十分なホールでした。

次の日は、朝から大阪に移動してハイエンドオーディオショウです。
久々に開催されることもあって楽しみにしていましたが、一番興味があったParadigmはトップラインのPersonaシリーズではなくセカンドラインのFounderシリーズを鳴らしてました。
DSPによるルームコレクションをプレゼンしてましたが、アンプ内蔵サブウーハーとパッシブ部分とのつなぎ方が難しそうです。

二日の間にいろいろと詰め込んだ弾丸ツアーでしたが、とても楽しく過ごしてきました。
来年はのことはまだ未定ですが、良いコンサートを見つけてどこかへ出かけたいですね。

おそらく、これがここで書く最後の日記になりそうです。
ここまで続けていただいた音元出版の関係の皆さんとコミュニティメンバーの皆さんに感謝いたします。
基本的に面倒くさがりな人間ですので、個人のブログではなくPhil-M Communityへと移行いたします。
あちらでまたお会いしましょう。

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  1. fukuさん

    内容のぎっしり詰まった弾丸ツアーですね。

    京都コンサートホールは、京都市響の本拠地ですね。一度聴きに行ってみたいと思っています。京都なので思い立ったらいくらでもと思いつつ、かえって機会を逃しています。沖澤のどかが指揮台に立つ時を狙って行こうかなと考えています。

    ネルソンス/ボストン響のツアーは東京でも同じように不入りだったと、SNSでずいぶん話題になっています。同時期のN響定期は、95歳のブロムシュテットで3600席のNHKホールが満席だったそうです。確かにネルソンスは地味な存在かもしれませんが、日本のクラシックファンのいささか歪んだ体質にはちょっと考えさせられるものがあります。音楽通ほどボストン響のほうに足を運んだようで、その演奏を絶賛していました。

    このコミュニティは多くの同好の士と知己を得て、本当に感謝しています。ここで知り得た皆さんとは、今後とも久しくお付き合いいただきたいと思います。

    byベルウッド at2022-11-29 14:09

  2. ベルウッドさん、おはようございます。

    東京でも不入りだったんですね。
    京都はプログラム的に人気が無かったのかと思っていました。

    ネルソンスはまだ40代のようですし、少し熟成が足りない印象でした。
    キッチリと締めていくでもなく、自分の芸風で押し切るわけでもなく、とは言っても将来を嘱望されて活躍してきていますし、これから良くなるんではないでしょうか?

    誰かの発言で、「日本のクラシック界では、おじいちゃん指揮者がもてはやされてスター化する」というのがありました。
    晩年のベームやヴァント、傾向は違いそうですがヤンソンスやブロムシュテットもこのジャンルに入るかもしれません。


    今日でここも終りになりますが、こちらこそこれからもよろしくお願いいたします。

    byfuku at2022-11-30 04:16