日記
オペアンプMUSES01交換後の評価(その1)
2010年01月18日

土曜日午後にPhile-Webつながりのオーディオ愛好家、Mt. t2(ヤマテツ)さん、naskorさんをお迎えして開催したオペアンプ交換実験ミニオフ。
ブログの方もご覧ください。
取り付けは意外と簡単?に出来たので、もうオペアンプ交換も怖くない(^^ゞ
バーブラウンのシングルオペアンプを8個搭載していたのに比べると2回路が入ったJ-EFT入力のMUSES01は4個で済む。
当初の段取りでは、オペアンプを8ピンソケットに挿してから、それを回路基盤のソケットに差し込むつもりだったのだが、複数の接点を介さないほうが良いのではという意見もあり、ヤマテツさんのGodhandに頼って取り付けをお願いしたのだった。

取り外したバーブラウンのOPA627BPはシングル→デュアル変換ソケットに取り付けられていて、簡単に抜くことができた。
サイズが小さいことを除けば、真空管を交換するのと同じ手順だ。

取り付け後、再びDACをCDT~プリの間に再接続し、電源を入れる。
ここで、ノイズが出たり変な臭いなどがしないかヒヤヒヤしたが、問題なく通電完了となり先ずは一安心である。
小生の場合、CDTとして使用しているYAMAHA CDR-HD1500からは同軸デジタルケーブルで、液晶TVのSONYブラビアからは光TOSケーブルでそれぞれデジタル入力とし、DACからはRCAケーブルでプリアンプに接続している。


早速、OPA627BPで聴いた音源を順に流して、音質の違いを聞き比べすることにする。
オペアンプを交換したのだから、デジタルボリュームの設定などがリセットされるのかと思ったが、意外にも音量レベルはほとんど変らない。
最初はイーグルスのHELL FREEZES OVERよりホテルカリフォルニア。
イントロのパーカッションの音はややエッジが立っているように聴こえるが、楽器の質感は申し分ない。
パーカッションに続いてガットギターが加わって、引き続き12弦ギターがお馴染みのイントロを弾き始める。
12弦ギターの澄んだ高音が、スタジアムの空に吸い込まれていくような空間の広がりを感じる。
高音域の再生レベルが上がったように感じるが、決してキツいギスギスした硬質な響きではなく、好ましい変化である。
ここで観客がホテルカリフォルニアだと気づいてどよめくのだが、大きな野外スタジアムに居る観客のドヨメキや口笛などが随分近くに寄ってきたように感じる。
まるで望遠レンズで遠くを覗いているようで、遠近感についてはやや自然ではない印象を受ける。
ベースがリズムを刻みだした。
オー!低音域の再生レベルも以前より伸びているように感じる。
しかもブーミーさとは無縁のなだらかな伸び方である。
ここで、コーヒーブレイクとなった。
レス一覧
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最初、パッと明るくなったなと言う印象・・・
低域、高域ともに延びて、ワイドレンジになって、細かな音まで聞こえ、位置もハッキリ、きちんと分離、正に、情報量と分解能が上がった・・・
オーディオ的にいい感じの方向に行きそうな、好印象を持ちました(^^;
と同時にこの時点では、かなりにぎやか・・・何か、我も我もと勇んで音が出てくるような感じだなあと・・・
第一印象はこんな感じでした(^^;
byMt.T2 at2010-01-18 10:37
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椀方さん 今日は
オペアンプの交換、このMUSES01は基本能力は非常に高そうで素晴らしかったみたいですネ。
>取り付け後、再びDACをCDT~プリの間に再接続し、電源を入れる。
ノイズ、異臭がなかった事の確認が出来るまでの緊張感が手に取る様に伝わって来ました。
ホテルカリフォルニアでの試聴、エッジの経っている様な感じや高域レベルの増加等はエージングで解消出来そうですネ。
>ここで観客がホテルカリフォルニアだと気づいてどよめくのだが、大きな野外スタジアムに居る観客のドヨメキや口笛などが随分近くに寄ってきたように感じる。
まるで望遠レンズで遠くを覗いているようで、遠近感についてはやや自然ではない印象を受ける。
の部分ですが、この会場は屋内で左右に広く、奥行きのない会場での収録ですので、『観客のドヨメキや口笛などが随分近くに寄ってきた』のが其の会場の様子を的確に描出しているのではないかと思っています。
よりリアルに再現しているのではないでしょうか。
エージング後のレポも楽しみです。
byRay at2010-01-18 12:18
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ヤマテツさん、こんばんは。
>低域、高域ともに延びて、ワイドレンジになって、細かな音まで聞こえ、位置もハッキリ、きちんと分離
まさしくそのような第一印象でしたね。
前回のオフ会でnaskorさんに指摘された低音域が意外と下に伸びてない印象から、更に下までしっかり伸びて聴こえるように感じました。
>と同時にこの時点では、かなりにぎやか・・・何か、我も我もと勇んで音が出てくるような感じだなあと・・・
Rayさんのレスに書かれてますが、このホテルカリフォルニアのライブが屋内で録音されたものだから、聴衆が近くに聞こえてもそれが自然だという指摘。
元々のOPA627BPで聴こえていたサウンドステージは、まるで屋外のベースボールかアメフトのスタジアムで収録したかのように、聴衆が遥か遠くに聞こえてましたから、おお!随分近くに聞こえるなぁ!と感じたんですね。
by椀方 at2010-01-18 22:06
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Rayさん、いつもコメントありがとうございます。
電源ONで火を噴くリスクがなかったわけではありませんが、ヤマテツさんが居てくださったおかげで、オペアンプの取り付け方向も判りましたので、半ば安心していましたよ(^^ゞ
ほとんど真空管を交換するときの注意事項と同じでしたね。
高音域、低音域ともに上下に再生レンジが拡大したような第一印象でした。
また、聴衆の拍手や口笛、ざわめきがより接近して聞こえたように、演奏においても主旋律にマスキングされていた対旋律や通奏低音などが、より大きくはっきり聞こえるように感じました。
つまり、これがヤマテツさん曰くの「オーディオ的にいい感じの方向に行きそうな」という印象になるのですが、小生的には、余りにも音と対峙して聴くことを要求されると、音楽そのものに感動して脳内にα波が充満する快楽が得られないのではと危惧しています。
小生の期待する音質を実現してくれるか否かという命題に対し、結論を出すのにはまだ早いですが、少なくともオーディオ用として開発されたこのMUSESオペアンプは、開発の意図を十分実現された優れたチップであることは間違いありません。
出川式電源と優れたオペアンプを搭載したにも関わらず、Ray邸のDACの10分の一程度の価格帯でしかない香港製のDACですが、機会があれば聴き比べしてみたいですね(笑)
by椀方 at2010-01-18 22:30
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椀方さん こんばんは
わたしもヤマテツさん同様に第一印象はそんな感じでしたね。
スカッと見通しが良くなって、現代的な音になりましたよね。
これが、あれ程までにどんどん変っていくとは思いませんでした。
次を楽しみにしております。
bynaskor at2010-01-18 22:43
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naskorさん、いつもコメントありがとうございます。
naskor邸のTAOCのように極低音まで再生できてないですが、30年前のSPが現代SPのようなワイドレンジになった印象でした。
本当にどんどん印象が変わっていきましたね。
2日目はデジタルボリュームのレベルをどうしようか(~_~;)と悩みました。
by椀方 at2010-01-18 23:14
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クロ大好きさん、いつもコメントありがとうございます。
お預けワンワン状態、少しは解消されたでしょうか(笑)
今お使いのCDPもしくはDACに搭載されているオペアンプ次第でしょうが、このMUSESシリーズは試してみる価値があると思いますよ。
できるかどうか一度開腹してみたらいかがですか。
by椀方 at2010-01-19 17:57
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クロ大好きさん、こんばんは。
先程、この日記の続きをアップしました。
ソウルノートのdc1.0は小生の周辺に居る方も使っていますね。
開腹手術できればいいですね(笑)
by椀方 at2010-01-19 23:31