日記
プチリフォーム後のオーディオ
2022年08月18日
コミュの皆さんこんにちは。ここが終了後の新しいコミュニティPhil-M Communityに先行ユーザー登録させていただき、今までの10年以上に遡る過去記事の移行もふかひれさんや管理人さんのアドバイスのおかげで無事に済ませることが出来ました。
この日記は Phil-M Communityにも掲載していますので、ここの記事とどのような違いがあるのか一度ご覧いただけると幸いです。

8月10日にリビング壁面のエコカラット施工を終えたと同時に新しいオーディオラックが納入され、14日には32インチ液晶から65インチ有機ELへとテレビも大画面化されました。

移住する時に思い描いていたリビングオーディオのイメージに近づいた訳ですが、オーディオの方はこれからイメージに近づける努力をしなければなりません。
それでも、エコカラットによる音響面での拡散効果と新しいオーディオラックの機器設置面での効果が相まって、オーディオセットの鳴り方は随分変化しました。

まずエコカラットですが、施工前は隣戸とのコンクリート隔壁に壁紙が直接貼ってあるだけだったので、ユニコーンから放射される音が鏡面反射のようにダイレクトに反射されていたためか、反射過多で壁面の圧迫感を感じる程耳障りなのが気になっていました。

エコカラットはそもそも漆喰壁のような調湿消臭効果を謳った多孔質セラミック素材の壁材なので、御影石のような石材ではなくどちらかと言えば粘土と鉱物を混ぜて焼いた素焼きタイルのような質感です。
そのため音は一部が吸収されるだけで大部分は反射されると思われますが、表面が凸凹しているために反射は鏡面状ではなく乱反射的に拡散され壁面の反射をキツいと意識することが無くなりました。

但し、折角壁面の全面にエコカラットを貼り付けたのですが、65インチの有機ELテレビのパネルがその1/4程を覆っている勘定になるので、画面からの反射対策として布地でカバーを製作して覆うように対策していますが、音響面での効果はそれなりに有るのでは?という程度です。

新しいオーディオラックは、鋼管フレームと積層合板に突板塗装仕上げの特注品で、見てのとおり考え抜かれた堅牢な構造と美しいスケルトンフォルムが素晴らしいです。
2列3段のシンプルなデザインですが、中段にはSD05に使用しているRelaxa2+と同様な磁気フローティングボードを2枚内蔵しています。
また、鋼管フレームの脚には移動に便利なキャスターと固定のためのアジャスターが取り付けてあるので、微妙な不陸があっても堅固に設置することが可能になっています。
さらに、オーディオラックの底板でテレビスタンドの足を差し込めるようにし、大画面テレビをセットしている壁寄せテレビスタンドの転倒防止策としています。
色んな特長を持つオーディオラックですが、堅牢な土台となるフレームに分厚い積層合板のボードと床からの振動を遮断する磁気フローティングボードとの組み合わせがオーディオ機器への振動伝播の悪影響を排除し、音楽再生における微小信号の再現能力を高めてくれるようです。
その効果は、今までのCD収納用スツールに重ね置きしていたのと比べるのが恥ずかしくなるほどの改善です。
マンション用の柔らかいフローリングの上に設置しているオーディオラックなのでどうしても振動は伝播していると思うのですが、堅牢な構造のラックが変な共振を発生させずフローティングボードの特長を活かせているのでしょう。

唯一磁気フローティングボードが用意されてないデジタルFMチューナーには、米松集成材でαGELを挟んだ自作の振動減衰ボードを用意しました。
今のユニコーンの設置位置は工事前と同じ位置からスタートさせ調整した結果、DDDユニットから後方の壁面まで1,560ミリ、左右のユニット間1,730ミリ、ユニコーンキャビネットの後方内側間隔が1,630ミリの縦置き内振りセッティングになっていて、かろうじて65インチの画面が隠れることのない間隔を確保しています。

音楽再生時の音場はDDDユニットの左右軸上からやや後方下に定位した立体ステージが現れ、ホールに響く余韻が綺麗に広がるようです。
ダイナミックレンジはプチリフォーム前に比べて大幅に拡大した感覚で、今までと同じボリューム位置だと演奏の弱音部では意識して聞き耳を立てないと聞こえない?という感じに変わりました。
でも強奏部では一転してダイナミックに音が立ち上がって飛んできます。

エコカラットの石材ブロック風壁面と美しいオーディオラックという視覚からの効果もあって音楽を聴くのが楽しいですね。
レス一覧
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椀方さん、やぁー見栄えがいいですね。憧れます。
私なんか欲深いので、ゴロゴロと機材がいっぱい!
ラックが4台もあります。
いつかスッキリしたいと断捨離をけっこうするつもりだが?
「エコカラットの石材ブロック風壁面と美しいオーディオラックとう視覚からの効果もあって音楽を聴くのが楽しいですね。」
↑、これです、これです。これがオーディオで音楽を聴くすべてです。
BBより(=^・^
byブルースブラザース at2022-08-19 01:32
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BBさん、ありがとうございます。
オーディオは見た目も大切ですね。
特にリビングオーディオだと尚更、制約ほ少ない専用室でやりたい放題もいいですが、普段生活するリビングという色んな制約の中で最大限楽しむのもオーディオのひとつのあり方だと思っています。
写真はiPadで撮っているので元は1.8MB位あるのですが、ここではデータサイズ制限があるため大幅に縮小しています。
Phil-Mの方は解像度落とすことなくアップロード出来るので写真が趣味のBBさんにも是非参加していただきたいですね(と勧誘)
by椀方 at2022-08-19 08:44
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椀方さん
「いつかは、セカンドシステムとしてGP」と夢想している私にとって、とても参考になります。
前にも書いたような気がしますが、GRFさんのノウハウの一つは、6面ある部屋の壁(床・天井含む)の1面は吸音体にすべし、というものだと理解しております(彼の部屋では、洋室は天井が、和室は畳の床が完全に吸音体ですよね)。
すると、今回の施工で、背面の壁の吸音効果が高まったというイメージでしょうか?それともむしろ拡散反射の方が効果としては顕著でしょうか?
私はこの建材を見たことがないので、これを施工することで音響的には(それ以外の効果=吸湿・消臭など=もあると聞き、東京の自宅のリフォーム時の導入を検討しています)どのような変化があるのか、もう少し詳しくお聞かせ頂ければ幸いです。
byAuro3D at2022-08-19 08:50
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Auro3Dさん、ありがとうございます。
GRF邸のGRFのある部屋の構造は、床は硬い本花梨の無垢材で音を反射しますが、天井は3.5m以上有る(筈)の場所に吸音材をギッシリ詰め込んで上からの不要な音の輻射を無くされています。
でもあの部屋は頑丈なコンクリート躯体に囲まれドアも堅牢な防音構造でドアを閉めれば完全な密閉無音空間になるので、強力な吸音面を設けないとGRFさんが目指されている「音源に含まれている音場音響成分を互いに打ち消さない位置にスピーカーを置くことで、音源が収録された時の状態で再現する」ことが、不要な反響輻射音によって乱されることのないよう対策されているからです。
つまり、目指す音楽再生の方法があってあのような部屋の構造があると理解しています。
拙宅のような開放的なリビングオーディオでは、部屋の反射の影響はスピーカーユニットに近い壁面や窓ガラスの対策で充分だと思えますが、
今までのコンクリート壁面からの反射はほぼ100%に近かったのが、エコカラットによってそれが若干吸音され緩和されたかな?という程度です。
むしろ反射音が四方に拡散される効果の方が大きいように感じますね。
エコカラットはやはり実物見た方が理解しやすいです。
施工は既存の壁紙を剥がして平滑面にし、専用接着剤で貼り付けるだけなので、施工時間は壁紙張り替えと大差無さそうです。
拙宅で施工したエコカラットプラスという部材は汚れたら水拭き清掃ができるので、廊下やリビングで手垢など付きやすい場所でも使い易いとのことです。
リフォームで壁紙の貼り替えを予定されているなら、施工費が追加になりますが全面エコカラットお薦めします。
調湿消臭効果は施工がお盆前でしたのでビフォーアフターの違いはよく判りませんが、室内の壁面に占める施工面積割合が半分以上ないと激変は望めないのでは?
言い換えればトイレの壁は効果抜群です(元から施行されてるので実感)
東京なら西新宿にリクシル東京ショールームに展示があるようです。
https://www.lixil.co.jp/showroom/kanto/lixil_tokyo/
by椀方 at2022-08-19 11:02
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椀方さん
でかけており、御礼が遅くなりました。わざわざショールームの情報までいただき、恐縮です。
伊豆のオーディオ用の家(笑)は、内装のリフォームの予定はないのですが(珪藻土の吹き付けなので)、東京のウサギ小屋の方は、そろそろ壁紙を張り替えないとというタイミングですので、是非、見て来たいと思います。
ただ、残念ながら、ウサギ小屋にはろくなオーディオシステムが置いてないので(汗)、これを導入するとしても<音響のため>というよりは、<吸湿消臭のため>という感じなると思いますが(笑)。
いずれにせよ、いいものをご紹介いただき、ありがとうございました。
byAuro3D at2022-08-19 23:56
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こんにちは。良いお部屋ですね~。部屋の見た目も大事ですよね。
アンプたちもしっかり足を踏ん張れるといい音になるのでしょうね。
ダイナミックレンジの拡大は音楽が一本調子ではなく起伏を感じられますよね。
byレップス at2022-08-22 11:06
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レップスさん、ありがとうございます。
後遺症とか大丈夫ですか?
お大事になさってくださいね。
リビングオーディオですから、ゴチャゴチャしてるよりも見た目スッキリ!!がいいですよね。
オーディオラックは今までが仮置きのスツールでしたから共振による鳴きもあったのでしょう?
比較になりませんね。
by椀方 at2022-08-22 11:22