ベルウッド
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クラシック音楽ファン:よい演奏会があると知れば遠征もいといません。オーディオシステムは、音楽そのものを楽しむのが本来というモットーのもとにコストパファーマンス重視で小ぶりな装置を目指します。正統オーデ…

マイルーム

メインシステム
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持ち家(戸建) / リビング兼用 / オーディオルーム / 16畳~ / 防音なし / スクリーンなし / ~2ch
スピーカー:    PSD T4 Limited Special-ネットワークレス・マルチアンプ駆動 調音パネル:    Escart Ventoスクエア パワーアンプ:   金田式DCアンプ…
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日記

コウジロ邸訪問記

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2014年04月14日



mixiでお知り合いになったコウジロさんからお誘いがあり、お宅を訪問しました。

実は、この訪問は年初に計画されたのですが、例の週末の大雪で中止。相互訪問のお約束でしたので拙宅オフ会もあったのですがこれも二週連続の大雪。そういう因縁の相互交流オフ会がようやく実現したというわけです。

吉祥寺駅で待ち合わせ。たまたまバスの時刻がちぐはぐで、15分ほどの道のりを井の頭公園散策を兼ねてのお散歩。葉桜の下、学生のサークル風のお花見グループなどもたくさんいて新人勧誘たけなわ。東京近郊でもなかなか見られなくなった若やいだ雰囲気がうらやましい。

コウジロさんは「コウジロの不定期日記」というブログでも知られたオーディオマニア。この世界では名の知られた好事家との交流も盛んにされている百戦錬磨の方。そのシステムはとてもユニーク。名の通ったハイエンドならまだしも「カネをかけないオーディオ」を標榜されておられるだけにその全容をご紹介するのは難しい。ここはコウジロさんご自身の「MY AUDIO SYSTEM」をご覧いただくとして、ひとことで言えば34個のユニットで構成した百花園オーディオとでも表現させていただきます。



数が多いといっても、様々なモデルのユニットを同一音域に四方八方の向きで組み合わせたもので、基本は3way+サブウーファーのマルチ駆動です。これだけのユニットを組み合わせたものなので、正直、押しの強いかなりくせのあるシステムを想像していたのですが、聴かせていただくととてもバランスが整っていて上品な音だったので二度びっくり。サブウーファーにありがちな低域の違和感もまったくありません。お聞きすると、このサブウーファーは空中に吊ってあって浮かせてあるそうです。

これだけの数のユニットなのでなかなか収拾がつかなくなるように思いますが、ブレンドの妙というのでしょうか、聴かせていただくととてもフラットでニュートラルな感覚があります。そういうバランスのなかに微かにユニットの個性が薫りのように顔をのぞかせるという感じでしょうか。ミッドのメインは、「ステレオ」誌の付録として話題になったスキャンスピーク製が背面対向で左右4ユニット使用。「カネをかけない」というモットーの真骨頂ですが、雑誌のオマケでよくぞここまでというサウンドです。



アナログプレーヤーは3台。最初は、ヤマハのリニアトラッキング・プレーヤーでクラシックのステレオ盤。



ブリュッヘン/18世紀オーケストラのラモーはいかにもピリオドらしい典雅な透明度の高いサウンド。ガラードでは、モノでローズマリー・クルーニーやペリー・コモなど往年の心地よいヴォーカルを聴かせていただきました。いずれもアナログ好きによくありがちな押し出しの強いエネルギー強調型とは対極の穏やかな50年代アメリカのマイホーム的サウンド。これも、事前の想像を裏切る、とても意外なサウンドでした。

次に、CDでの音出し。ここら辺りから雰囲気が一変します。73年のカラヤン/ベルリン・フィルのFM生中継をエアチェックしたものから起こしたというCDRは、この時代のFMチューナはかくもすごい音がしていたのかと喫驚するようなサウンド。特にR.シュトラウスの「英雄の生涯」は金管や打楽器群が実にエネルギッシュで華やか。見事なカラヤン・サウンドが鳴り響きました。

最後は、MacによるPCオーディオ。イヤな音がまったくしないということは、最初のアナログからここまで一貫していますが、情報量の多さから来る余裕のようなものを感じます。



古い録音のリマスターCDのリッピングだと思いますが高貴で色艶のあるヤニグロの音が確かに聞こえてきます。お伺いすると、やはりメインに聴かれるのはPCだとのこと。これに焦点を合わせてチューニングされておられることが窺えます。その分、CD、アナログへと遡ると少し抑制が利き過ぎるのか素のフレッシュさが不足するという印象があるのだと思います。

ここで「ミッドのユニットの入れ換えを考えている」というお話しもあり、確かにここまで来るとさすがに雑誌のオマケということに不足を感じるということでしょうか。所々に薄味というのか少し色褪せを感じさせるようなピークディップがあります。それにしても、事前に想像したのは、オーディオ的にもアグレッシブな聴き方をされるイメージだったのですが、お会いして接してみるととても温厚な紳士的な方で、サウンドもそのままでした。

この後、ご案内いただいた吉祥寺駅そばのジャズカフェがとても印象的でした。

案内していただいたのは、「ズミ」というお店。ビルのてっぺんの7階にあって眺めがよい三角形の変則的空間。ワインとチーズをいただいて雑談をしていたのですが、音を聴いてびっくり。小さなスピーカーから、陰影の濃いモノクロ写真のようなシャープで仄暗い音が聴こえてきます。英国ATCの小さなモニターをJBLのゲルマニウムトランジスタアンプでドライブしています。耳を近づけると、一緒に置いてあるロジャースとJBLからは音が出ていない。マイクロのターンテーブルにサエクのアーム、WADIAのCDPにアキュC-280といったこだわりの機器がこぢんまりと置いてあってさりげないが、ふと気がついてみると生半可でない主張が返ってくる…そんなオーディオ・セット。その低域の重みと深さはサイズからは想像もつかない。それでもLS3/5a+JBL130のほうが音がよかったそうです。

オーナー店主の泉水さんは、西武グループの映像プロデューサーを務められていたそうで、チュニジア遠征のエピソードやコルトレーン大全ともいうべきぶ厚い原書を見せて頂いたり興味深い話題をいろいろお聞かせいただいた。ハードパップだけでジャズを知ったような口をきくなと、民族音楽的スパイスが利いた現代ジャズも聴かせていただき、あっという間に時間が経ってしまいました。

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