ベルウッド
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クラシック音楽ファン:よい演奏会があると知れば遠征もいといません。オーディオシステムは、音楽そのものを楽しむのが本来というモットーのもとにコストパファーマンス重視で小ぶりな装置を目指します。正統オーデ…

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メインシステム
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持ち家(戸建) / リビング兼用 / オーディオルーム / 16畳~ / 防音なし / スクリーンなし / ~2ch
スピーカー:    PSD T4 Limited Special-ネットワークレス・マルチアンプ駆動 調音パネル:    Escart Ventoスクエア パワーアンプ:   金田式DCアンプ…
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日記

正しくないソフトを正しくなく再生するシステムは正しい?(H氏邸訪問オフ会)

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2014年04月18日

先週は、Hさんのお宅を訪問してのオフ会でした。その前の週の拙宅オフ会に引き続き、三者交流オフ会の第二回。



H氏邸を訪問するのは、昨年11月末以来のこと。一見するとセッティングやルームチューニングに違いはないのですが、その音を聴くと進境著しく、今までで一番の満開の音でした。

一言で言えば、音が濃くて、訴求力が強い音。



自分の「お茶の間オーディオ」とは段違いです。低域はボトムまでレスポンスがよく伸びているし、中低域のボリューム感がたっぷり。高域成分豊かなホールトーンが大きな空間を感じさせます。それは大オーケストラの「Tutti!」や「エリザベート」などのミュージカルで顕著。「パッヘルベルのカノン」の響きもとてもいい。

それでも、いくつか悩ましいというか考え込んでしまうような現象もありました。


ひとつは、イーグルスの「Hell Freezes Over」の「ホテル・カリフォルニア」です。ここで登場するベース・パーカッション(コンガ+バスドラ?)。爆音低域好きのマニアの鳴らし方にもともと抵抗がある私ですが、ここでつい待ったをかけてしまいました。Hさんは大得意なのですが、私はどうも違和感があります。これは部屋の定在波が50Hz近辺に大きな山があるからなのです。テストCDで20Hzから20KHzまでのスイーブ音を再生すると50Hzのところで大きくふくらみ「ジ」という色づけを伴う。Hさんは、『それはどうにもならない』と説明されますが、やはり心のどこかこでこのバランスと色づけのメリハリを楽しんでいるのではないだろうか。そう思ってしまうのです。

もうひとつは、ピアノの音。あれほど素晴らしいサウンドで再生しているのにピアノになるととたんに音が弱くなり、緩んでしまうのです。「ピアノは苦手」と弱気を見せるHさんに、Oさんが容赦なくぐさりのひと言(笑)。どうしてピアノだけは不得意なのか私は不思議でなりません。もちろん、Hさんご自身がさほどピアノ曲はお好きでないということもあるのでしょうが、この落差はそれだけでは説明がつきません。


三つ目は、そのHさんが拙宅オフ会で「好いとは言い難いサウンド」と言った、山口百恵のCD。それをオルフィさんにかけてもらうと、ちゃんと山口百恵の声に聞こえます。わが家でこれがかかった時は、ヘンな音のCDだなあと思った程度でほとんど気にも止めなかったものですが、今回、しげしげとパッケージを見たところ、これは、山口百恵引退後に作られたいわゆる『百恵回帰』アルバムで、オリジナルからボーカルトラックだけ取り出して別アレンジのバックを新たに録音してミックスした編集ものだそうです。わが家では実にヘンな音で鳴りました。なぜなのでしょうか。Hさんは、私のシステムが「カマボコ型」で高域が伸びていないせいだと言いますが、私は必ずしも納得していません。

H氏邸のサウンドは、私自身、とても気に入っていますが、よくよく考えるとお互いのアプローチはずいぶんと違います。Hさんは、常々、「ウィーン・ムジークフェラインの響きの感動を再現する」と言っていて、自作の種々の音響パネルや壁面処理で響きを作り込んでいます。部屋の響きそのままに、調音グッズは必要最小限としている私とは対照的。私は、「『響き』はソフトに入っているものだ」という考えが強いのですが、Hさんはルームチューニングで「包み込む響き」を追求するという姿勢です。

また、わが家のスピーカー・セッティングは「平行法」。H氏邸は、「内振り」でその左右間隔は、横使いの部屋の幅いっぱいに近い。わが家の左右スピーカーの幅は、人間の聴覚の中心となる中音域に焦点をあわせていて160cmと小さめ。このセッティングの違いは単にB&W805(現在はT4)とB&W802という大小の違いだけではないように思います。


さらにアンプの性格もずいぶんと違います。ふたりとも出川式電源ですが、私はオールバッテリー駆動でSNやセパレーション、立ち下がりのよいトランジェントを徹底的に追い込んでいます。Hさんのアンプはサンスイの往年の名器でアナログ的な厚みのある音がします。どちらかといえば室内楽を聴くことが多い私ですが、大オーケストラが好みで最近はミュージカルのPA的サウンドにどんどんはまっているHさんとはかなりの隔たりがあるようです。

次回は、いよいよセミプロのO氏邸です。

毎回、そのシステムの欠点・弱点を鋭く浮かび上がらせる「チェックCD」をかけて痛いところを突くOさんですが、いよいよ「模範解答」が聴けると楽しみです。上記の疑問になにがしかの正解が得られるのではないでしょうか。

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  1. ベルウッドさん お久しぶりです。

    ここのところ仕事が忙しくてご無沙汰してました。

    イーグルスの「Hell Freezes Over」の「ホテル・カリフォルニア」については私もおかしなバランスだと思います。アルバムを通して聴くとバスドラが他の曲と違い、若い女性の「付け睫毛」みたいに「これでもか!」って感じで盛りすぎてるようなバランスでミキシングしてると思います。

    オーディオマニアはここぞとばかりに例の「ドーン」を迫力を競い鳴りして喜んでいますが、あきらかに着けた感のある「付け睫毛」を見て美しいと思わない私はオーディオマニアと盛りすぎ付け睫毛女子を同一に見てしまい気の毒にと思っています。

    音楽を聴く本文を忘れ音を意識するあまりに冷静な判断が出来ない人が多い中、ベルウッドさんの感性は素晴らしいと思いました。

    ちなみにイーグルスの「Hell Freezes Over」は昔から私も好きなアルバムですので大好きです。DVDで演奏会場を見て低音の距離・
    バスドラム本来の音量バランスをHB-1で楽しんでいます。

    byトラウトマン大佐 at2014-04-18 20:31

  2. トラウトマン大佐さん

    ありがとうございます。あの「ドン、ドン」をご理解いただけたうえでのコメントありがたく存じます。「付け睫毛」というのはまさに言い得て妙。そういう感じです。ミキシングの誇張感でも充分だと思うのですが、それをさらに肥大して喜ぶような感覚は音楽としてどうかと思います。逆に、引き締まった低音であればあるほどきりりとした化粧の良さが出るのではないかと思います。部分的な低域のボリュームではなく音楽的な全体感だと思うのです。このライブはUNPLUGEDということでアコースティックな味わいこそ本流なのですから。ご賛同いただき本当に心強く思います。

    byベルウッド at2014-04-18 22:34

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