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日記

音楽鑑賞会 第30回 ベートヴェンのスプリングソナタ

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2015年02月25日



とても好きな曲です。もしかしたら、ベートーヴェンの数々の名曲のなかでも一番好きかもしれません。

イブラギモヴァ(ヴァイオリン)とティベルギアン(ピアノ)という若いふたりの新しい録音で聴いてみました。

とても新鮮な演奏。

温和で調和的な楽想のこの曲に、より静かで知的な佇まいを見せながらも一陣の風や新しい生命の目覚めのような躍動があります

ふたりに共通するのは「ピュアトーン」でしょうか。

ティベルギアンのピアノは決してぎらついたり激することがありません。テーマ、オブリガート、ユニゾンとヴァイオリンと交互に立ち位置を変えていく過程でも音色の暖かみと澄んだ音の芯が保たれていきます。

イブラギモヴァは、ノンヴィブラートのピリオド奏法をも究めた超絶的技巧の持ち主。決してこれみよがしの技巧ではなく、信じがたいほどの安定した音程と軽やかな運指・運弓という技術の高さを内省的な表現力に結びつけています。ピリオド奏法も、決して考古学的なものではなく、純粋な美音の喜びと繊細な心象表現を両立させた高度に芸術的なものであることは、バッハの無伴奏パルティータで目の当たりにしました。

その真骨頂が、第2楽章の「アダージョ・モルト・エスプレシーヴォ」。ここでイブラギモヴァは完全なノン・ヴィブラートに徹します。その純真なロングトーンが、静かで心穏やかな瞑想をしっとりと聴かせます。


このイブラギモヴァ/ティベルギアンの演奏する「春」が喚起するイメージはとても鮮烈で、それをあえて標題にしてみました。

第1楽章  「春の風」
第2楽章  「春の宵雨」
第3楽章  「雛の野遊び」
第4楽章  「ジブラルタルを渡る蝶」




ヴァイオリン:アリーナ・イブラギモヴァ
ピアノ:   セドリック・ティベルギアン

2010年2月 ロンドン ウィグモア・ホール(ライブ・拍手つき)

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