日記
レコードクリーニング用ターンテーブル
2015年07月06日
ターンテーブルといっても手動式。
「アナログ」誌最新号の「いまさら訊けない基本と工夫」でレコードクリーニングマシーンが紹介されていました。私が注目したのは、そういう高価で図体のでかいマシーンではなくて、その特集の片隅のコラムに紹介してあった自作の手動ターンテーブル。
私のクリーニング方法はとても原始的。以前にも日記でご紹介しましたが、ただひたすらに極細デンターシステマ歯ブラシで洗い磨くというもの。
そのデンターシステマ工程にうってつけなのが、この手動ターンテーブル。以前からこのようなものがないものかと思っていましたので。思わず飛びついてしまいました。
さっそく自作。

まず、基本はTV用のターンテーブル。実におあつらえ向きでなるほどこんなものがあったのかと感服してしまいました。二層になっていて上部がろくろのようにぐるぐると回転させることができます。しかも、直径はぴったり30㎝。値段はなんとたったの千円。

このままでも使えますが、やはりセンタースピンドルがあったほうがディスクが収まりやすく安定します。このスピンドルには、棚板支持用の金属製ダボにぴったりのものがありました。頭がレコード穴とぴったりの直径7㎜。



ターンテーブル中心にドリルで4㎜の穴を開けるとぴったりでした。
さらに念のためにシートも取り付けました。

音には関係がないのであまり高価なものは必要ありません。いわゆるブチルゴムなどのゴム系は粘りがあってクリーニング用としては使いにくいので、DJ用のスリップマットを使います。
これで完成。

左手でディスクを送るように回します。右手はただひたすらデンターシステマで磨きます。力は入れずに細かく動かすのがコツ。これまでは、右腕をディスクに沿って回すので無理な姿勢にもなるし、とにかく非効率なことこの上ない。この工程ですっかり飽き飽きしてしまううえに時間もかかります。こうやってターンテーブルを回しながら作業すると実に楽。時間も大幅に短縮できました。
これで、ここしばらく休眠状態になっていたレコードクリーニングプロジェクトが再燃。
文字通り楽しい皿回し生活復活です。
レス一覧
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これは良いですね。テレビの台が、1000円ですか!早速私も真似します。
じつは、その他にも工作教室を開いています。出来たら便利なモノです。
しばし、お時間を!
byGRF at2015-07-06 22:24
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その記事私も立ち読み(笑)しました。
100均でTV台見つけましたが、25cm位でした。惜しい!(笑)
by6Moto at2015-07-06 23:32
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GRFさん
とにかくオレ流のレコードクリーニングのキモは、デンターシステマでゴシゴシやるところにあるので、このターンテーブルは大ヒットでした。
何ごとにも、こういう工作台(ジグ)というのは大事ですね。新考案はなんでしょう。楽しみにしております。
byベルウッド at2015-07-07 08:41
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6Motoさん
立ち読みでそこに注目するところがすごい。やはり、ふだんから気にかけていたポイントにヒットしたのでしょうか。
TV台は、アマゾンで購入しました。“ホワイトナッツ”の回転台ターンテーブルという商品です。用途はアイデア次第とのこと。ケーキ作りとか盆栽置きとか何でもあり。今朝、アマゾンをのぞいてみたらさっそくあの記事を見てレコードクリーニング台に購入したというレビューが載っていました。
byベルウッド at2015-07-07 08:49
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ベルウッドさん、こんにちは
流石というか、実は同じこと考えてました。
これが一番安上がりですから。
結局GT-2000のダブルアーム化で、ジャンク品手に入れてアーム乗せたので、残ったタンテの余分な部品外してクリーニング用に使ってます。
それと以前ご紹介したレコードクリーナー、安っぽいけどすこぶる快調ですよ。
http://www.barjp.com/104/product/2015-vc9000/
耐久性は心配ですが、構造わかると自作できそうですし、システマゴシゴシよりは楽ちんかと(笑)
アタシには回って吸うだけのくせにバカ高いクリーニングマシーンは不要です。
byデーンちゃん at2015-07-07 11:31
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ベルウッドさん、おはようございます。
私も早速注文しました(笑)
ジャンクのプレーヤーを漁ったりしていたのですが、これなら置き場所に悩むこともありませんね。
レイカを使いたい時に重宝しそうです。
ところでお聞きしたいことがあるのですが、デンターシステマはどれくらいで交換されていますか?
歯を磨くモノですから結構持ちそうな気はするのですけれども。
是非ご教示ください。
byfuku at2015-07-08 06:01
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デーンちゃん
システマごしごしが、難行苦行とまではいかないまでも、かなりネックですね。まあよい音を聴くための修行の一種かと(笑)。
それが、かなり楽ちんになったところがこの手動式ターンテーブルの最大の効用なんです。
拭き取りは、特にテーブルを回さずに済んでしまいます。キムワイプは使い放題なのがよい(笑)。でも、このプロセスは拭き取りよりも吸い取り方式のほうが良いかも知れませんね。コンパクトで手軽な吸い取り機があるならそちらも試してみようかなぁ~。
byベルウッド at2015-07-08 09:22
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ストラさん
音無しの夜長を、くるくると…というのもイイかも(でも、ちょっとわびしいかなぁ~笑)
byベルウッド at2015-07-08 09:23
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fukuさん
今回、新ターンテーブル稼働を機会に歯ブラシ交換しました。まだ使えると思っていたのですが、よく見ると毛先が少し広がり気味のようにも思えたのです。
新しいデンターシステマは、最近、ヘッドが大型のものが出たので買い置きしていたものです。一度で広くカバーできるほうが楽ですしね。ヘッドだけを取り付けて連装式に加工するという方法もあるようですが、手動でやるとシングルヘッドのほうが使い易いですね。歯磨きと同じ要領です。
さて、寿命ですが、まだ限界まで使い込んでから交換ということがなかったのであくまでも目安ですが、LP盤の枚数で100枚というところでしょうか。ブラシ正面から見て毛先がヘッド部よりも外に広がってしまったらNGというのは歯磨きと同じです。毛先が寝てしまわないように出来るだけ力を抜いて軽く細かく動かしてブラシングするというのがコツで、これが長持ちさせる秘訣でもあります。
byベルウッド at2015-07-08 09:35
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ベルウッドさん
中古のフォノイコライザーを購入し、アナログが復活した私も大変参考にさせて(雑誌の立ち読みも含めて)いただきました。
そして以前に紹介していただいた商品も含め、殆ど同じ物をネットで購入し、明日には全て揃う手筈となっております。
プレーヤーは40年前のDENON DP3000、カートリッジ、フォノイコ、ケーブル全てが中古購入とはいえ、ブチブチ音撲滅への想いは同じです。
昔 高くて手が出せなかったJ-POPのLPが、静岡でも500円前後で入手できるため、気が大きくなって数枚まとめ買いをしてします。
クリーニングのお仕事が増えそうです。
情報ありがとうございました。
bymerry at2015-07-08 13:46
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こういう、一手間も、二手間もかけて音を良くすると言う行為が、オーディオの楽しみですね。バカチョンのCDプレーヤーが受け入れられなかったのも良くわかります。
そのCDも、もちろん、アルカリ水できれいにしてあげると、目を見はる様に良い音になります。良い音の定義が、難しいのですが、良い物はより良く!それなりの物はそれないりに良くなるのですが、これでは何のことだか解りませんね(爆)
良くなると、メリハリが付くと思われていると、間違った方向に行き始めています。きれいになると、柔らかな自然な音になるのです。
byGRF at2015-07-08 17:45
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GRFさん
情報ありがとうございます。
私はCDもアナログも長年レイカのバランスウオッシャーとクリーニングクロスを愛用しておりまして、CDにはそれなりの効果を感じております。
CD中心になってアナログを聴く機会が減り、40年前に購入したアナログ盤達を、時々思い出したようにレイカでクリーニングをするのですが、なかなかブチブチ音が軽減せず、盤面の状態が悪いものはついつい敬遠しがちでした。
また、レイカのクロスは安くないので、アナログでの大量消費がもったいない気がしておりました。
雑誌やネットにもいろいろとクリーニング方法が掲載されておりますが、あまりピンと来くるものがありませんでした。
そのような中、ベルウッドさんの投稿を拝見して、試させていただこうと思った次第です。
bymerry at2015-07-09 03:05
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GRFさん
>良くなると、メリハリが付くと思われていると、間違った方向に行き始めています。きれいになると、柔らかな自然な音になるのです
これはほんとうにその通りですね。アナログディスクですと霧が晴れたようになって見通しがよくなって、ヴァイオリンなどの色艶が出てきてこんなに鮮度の高い音が入っていたのかと驚きます。クラシックではホール残響が鮮明に聞こえてきてこれまたびっくりです。
byベルウッド at2015-07-09 08:36
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merryさん
お役に立てたようでうれしいです。
いよいよmerryさんもえさ箱あさりですね(笑)。
byベルウッド at2015-07-09 08:37
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ベルウッドさん、お早うございます。
遅レスで失礼いたします。
ストラさんの日記で気がつきました。
お色気シートを期待して飛んできたのですが…(笑)
とても秀逸でナイスなアイデアですね。
是非参考にさせて頂きます。
by矢切亭主人 at2015-07-10 08:25
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矢切亭主人さん
色気も素っ気もないSL1200シリーズ純正デザインでごめんなさい(笑)。
アイデアは「アナログ」誌からの剽窃です(笑)。知的所有権はあくまでも音元出版アナログ誌編集部に属します(汗)。これは私的にはノイズカットトランス→炊飯器以上のヒットです(笑)。
byベルウッド at2015-07-10 11:39
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ベルウッドさん
お薦めのグッズが相整いまして、本日夕方帰宅してからクリーニング屋さんになっております。
おかげでスクラッチノイズが減少し、古いプレーヤーでもそれなりに滑らかな音を楽しめるようになりました。
ありがとうございました。
bymerry at2015-07-11 21:19
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merryさん
中古LPを売っている店は、東京ではほんとうに限られるようになってきました。意外に地方のほうにお店が残っていて、そういうお店にはほんとうの掘り出し物があるそうですよ。
byベルウッド at2015-07-12 10:23
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レコード洗浄は、あれからも使わないターンテーテーブルで行っていました。この30センチのテレビ台を2年後にようやく買って使い始めました。びしょびしょに洗えるのが良いです。
レコード洗浄に燃えてきたのには訳があります。何年ぶりにレコードばっかり聴いているからです。今日、アメリカに超音波洗浄機も発注しました。運賃を払っても半値です。後は、回転装置を作らなくっちゃ!
byGRF at2017-07-13 21:21
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GRFさん
アナログ再生がよくなるとレコード洗浄が楽しくなり情熱がわいてきますね。レコードがきれいになってこんなにいい音が入っていたのかと気がつくとアナログシステムのレベルアップが楽しくなり情熱がわいてきます。つまり好循環が始まるというわけです。
アメリカ特注の超音波洗浄機とはどのようなものでしょうか。レポート楽しみです。
byベルウッド at2017-07-14 15:39
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