ベルウッド
ベルウッド
クラシック音楽ファン:よい演奏会があると知れば遠征もいといません。オーディオシステムは、音楽そのものを楽しむのが本来というモットーのもとにコストパファーマンス重視で小ぶりな装置を目指します。正統オーデ…

マイルーム

メインシステム
メインシステム
持ち家(戸建) / リビング兼用 / オーディオルーム / 16畳~ / 防音なし / スクリーンなし / ~2ch
スピーカー:    PSD T4 Limited Special-ネットワークレス・マルチアンプ駆動 調音パネル:    Escart Ventoスクエア パワーアンプ:   金田式DCアンプ…
所有製品

レビュー/コメント

レビュー/コメントはありません

カレンダー

            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

お気に入り製品

お気に入り製品はありません

日記

勝利宣言

このエントリーをはてなブックマークに追加
2015年09月23日

…というと、ちょっと大げさですが(笑)。

以前、ご報告した電源ケーブルのロックシステム

電源のIECインレットコネクタをがっちりホールドしてくれるオヤイデ製のロックシステムですが、これが大変に効果があったというお話しの続きです。

他の要因だと思っていた大音量-特に、超低域の衝撃音-でクリップ様のバチンというノイズが入るトラブルがこれですっかり収まってしまいました。アンプの出力不足とか逆起電流などの要因かと思っていたことが、何と意外にもコネクタの接続(振動)の問題だとほぼ突きとめられたわけです。

これに味をしめて、さらにこのIECインレットの噛み込みを完全にしようということでさらに対策をしました。というのも、噛み込みが甘いためにロックしてもまだ多少ゆらゆらしていて心許ないところもあるのです。特に、DENONのCDPのインレット口はかなりゆるいのです。また、ノイズリダクションのMNRにはもともとロックそのものが取り付けられません。

ひとつには、CDPとHDDPのコネクタ側にはfoQで制振。接触面に切り絵よろしくコネクタの形に切り抜いて豚の鼻みたいなところに貼り付けました。まあ、これは効果はあったかもしれませんが気休めみたいなものだったようです。



今回は、コルクテープを巻いて、コネクタの噛み込みそのものをしっかりさせたというもの。

コルクは弾力性もあるし、表面が滑らかに仕上げられているので抜き差しもスムーズです。これで噛み込みがしっかりしました。コルクテープそのものは、厚さ1ミリのものを使用。近所のホームセンターの木工コーナーで売ってました。百円玉の世界で、のり付きテープなので長さと幅を合わせて切る以外はほとんど手間はかかりません。



これが、なかなか効果があったのです。

やはり効いたのは低域です。ベースやバスドラム、クラシックの低弦部などがとてもナチュラルかつリアルな音色のグラデーションでもって音程や質感がはっきり聴き取れるようになりました。



たとえば、マーラー交響曲第3番。

この第一楽章冒頭で、ティンパニ2台とグランカッサの強烈な打撃を三発食らいます。これを盛大に鳴らして悦に入っているマニアが大勢いますが、実は、生のコンサートではあれほど打撃音が突出するわけではありません。むしろ問題は、その後にあるグランカッサのピアニッシモのロール音。三発を盛大に鳴らして喜んでいるマニアほど、ここがちっとも聞こえなかったり、三連符のリズムが聞こえません。

生の音楽を知らずに、オーディオの歪んだ再生音を「ホンモノ」と信じてしまうことはよくあること。「コンサートのほうが音が悪い」などと言うのは愚かしい思いこみによるたわ言に過ぎません。

私も、若い頃はコンサートで聴く音がとても貧しく響くので、ステレオレコードの世界は絵空事のような作り物なのか思っていたことがあります。それが、大学入学したばかりの時にオーマンディ指揮フィラデルフィア管の東京文化会館での公演を聴いて仰天しました。「ステレオと同じ音がする!」と思わず叫んでしまいました。ようするにそれまで聴いていた日本のオーケストラが2流だったのです。ヘタな演奏がヘタに聞こえるのはあたりまえ。こういう2流の演奏をそれらしくしてしまうのが録音の世界なのです。

逆に、アメリカで初めてシカゴ響のコンサートを聴いて、アンサンブルの高音弦の強奏のあまりのきつさ・痛さに驚いてしまいました。さぞかしゴージャスな音がするのだろうという期待は粉々に吹き飛んでしまったのです。それまでステレオの生ぬるい高音ばかりを聴いていて、シカゴ響のように力強いサウンドに耳が慣れていなかったのです。確かアバド指揮のドボルザークの8番の交響曲だったと思います。こちらは、オーディオの音を自分に都合の良いように鳴らしてそれをホンモノと思いこむただの錯覚、井の中の蛙になってしまっていたのです。

冒頭の打撃音三発も決して同じではありません。最初はティンパニ1台とグランカッサ、二発目にグランカッサもフォルテッシモとなり、三発目になってさらにティンパニがもう1台加わって2台のティンパニとグランカッサのフォルテッシモと、マーラーは実に細かく指示しています。聞こえるか聞こえないかの最弱音のグランカッサのロールや三連符も決して大き過ぎず、しかし、ちゃんと聞こえなければ不気味な沈潜する記憶のようなものが醸し出す潜在意識が伝わってきません。

ここでのハイティンクは気力の充実した集中と円熟で終始一貫、そういう精妙な音楽造りをしていて、その指揮に見事に応えているシカゴ響の高い機能と音楽性が素晴らしい。このライブ録音は名演・名録音の名にふさわしいディスクです。しかも、これほどのダイナミックスとSN、解像度のディスクは、SACDでもなくハイレゾでもない。ただのCDであることに改めて感嘆してしまいます。初めの頃、知らないひとにお聴かせすると、誰もがSACDだと勘違いされました。

ディスクには、やはりコンサートの自然なバランスで録音されていたのです。ど派手に強調された再生限界を超えた爆音が入っていたわけでもないし、超低域の最弱音がノイズフロアに埋もれてしまっていたわけでもないのです。

勝利宣言…と大きく出ましたが、願わくばもっとふわりとした余裕をもって軽く押し出すような空気圧で包み込んでくれる超低域が欲しいとも思います。欲というものは限りがありません。

次回の日記→

←前回の日記

レス一覧

  1. ベルウッド、こんばんわ~

    RIRAです

    これだけうまくいけば、まさに勝利宣言ですね~(笑)

    私も同じようにコルクで電源補強しようしておりましたが、
    なかなかうまくいかず、深追いはしておりませんでした

    これは私は、もう一度コルクでトライでしょうね~

    byRIRA_ at2015-09-23 19:09

  2. ベルウッドさん、こんばんは。

    私もCDPはDENONで、同じくインレットと
    電源ケーブルの建て付けが悪くガタつきで悩んでおりました。
    機会があれば私もホームセンターにて購入して試してみます。

    それにしてもブランデーのコルクの栓とは相性が悪いのに、
    電源のコルクとは相性がよろしいようで(爆)

    byニッキー at2015-09-23 19:24

  3. 今晩は。

    先日はこちらのプレゼントをありがとうございました。
    コルク良さげですね!それに比べて自分のビニルテープ巻では音が死んでしまうのかしら。チャレンジしがいのあるアイテムですね。近々試してレポします。


    >大音量-特に、超低域の衝撃音-でクリップ様のバチンという
    >ノイズが入るトラブル

    自分も過去にこの症状(ウーハーのクリップ音?)で悩んだときありました。アンプが原因と考えてましたが、それが解消されたなら本当に本物ですね。

    byにら at2015-09-23 19:29

  4. すみません、下記修正でお願いします

    ベルウッド→ベルウッドさん

    byRIRA_ at2015-09-23 19:31

  5. ベルウッドさん、こんばんは。

    コルクテープ、是非、試してみます。

    アンプのインレットちょっと緩く、何とかしなければと思い、オヤイデのロックシステムもHPを見ては、ポチろうか如何しようか、悩み中でした。

    手軽なもののご紹介、ありがとうございます。

    byいたちょう at2015-09-23 20:50

  6. RIRA_さん

    ありがとうございます。何しろ安い(笑)!

    ぜひ、再トライしてみてください。レポートを期待しています。

    byベルウッド at2015-09-24 10:28

  7. ニッキーさん おはようございます

    ぜひ、試してみてください。電源プラグの勘合の緩さは想像以上に音に関係しているようです。

    やってみて仮に気に入らないとしても、また、剥がして使えばよいだけです。百円玉の世界です。剥がすときにボロボロと崩れるかもしれませんが、これはもう《お茶こし》は不要です(爆)。

    byベルウッド at2015-09-24 10:31

  8. にらさん

    ぜひトライしてみてください。

    コルクはある程度の厚みと弾力があるので見た目の感じも安心感があります。

    バチンというクリップ音は、アンプが原因であったり、ウーファーが入力に負けてストローク限界を越えてしまうことが原因であったりすると教わってきました。

    805からT4に換えてこれが収まるかと期待したのですが、一向に改善せず、ソフトによっては音量が少なめでもクリップするようになったので首をひねっていました。T4のウーファーのストローク長は超大で、805のユニットとは較べものにならないくらい高性能です。

    しかも、ノイズの出るタイミングがずいぶんと遅いことに気づいたのです。アンプやスピーカーが原因なら、衝撃音とほぼ同時のはずです。ところが、T4でよく聴くとエコーのようにノイズに遅れがあるのです。その《気づき》が今回の一連の対策の出発点でした。

    byベルウッド at2015-09-24 10:41

  9. いたちょうさん

    先日はお疲れ様でした。

    オヤイデのロックシステムも効きます。このコルクも効きます。両方やればもっと効きます(爆)。

    実は、このアイデアはある方から教わったものです。その方は前回の私のロックシステムの日記に触発されてこれを思いついたのだそうです。

    ロックシステムは、インレットの型・サイズによって使えませんし、ソケット側のネジを外して取り付ける必要があるので手間ですし、改造テクニックも必要でしょう。

    そういう意味で、コルクはお手軽ですので、まず、こちらからというのがオススメかもしれません。

    byベルウッド at2015-09-24 10:48

  10. ベルウッドさん

    自分はIECインレットの嵌合いのガタつき対策は自己融着テープを使っています。 ホームセンター等で一巻き4~500円位です、厚みの調整は自在にできます。 対策後の出音は音が確りして曖昧さはありません。

    bybanshikoji55 at2015-09-24 13:41

  11. ベルウッド様

    私の場合は、釣り用の鉛薄板状のものを使っています。もの凄くしっとりと填まります。変形させやすいですので、一度お試しを。

    bySugar at2015-09-24 14:12

  12. banshikoji55さん
    Sugarさん

    ありがとうございます!

    さすが、やっぱり皆さんこういう対策をすでにされていたのですね。私の発見が、実は発見でもなんでもなくて見識ある先達の皆さんにとっては当たり前だったということ。ちょっと恐縮してしまうところもありますが、逆に自分の勝手な「発見」が大いに裏打ちされた気がして、勝手ついでにとてもうれしい気がしてしまいます。

    こうなると、何を巻くか?という材質論でしょうか。

    皆さんにはコルクにこだわらずいろいろ試してみていただきたいです。

    個人的には、ブチルゴムなどゴム系には音響的にあまりよい思いをしたことがないので、banshikoji55さんには申し訳ないのですが、「自己融着テープ」にはちょっと躊躇してしまいます。ビニルテープも気が進まなかったのは経年変化や抜き差しによるべたつき、ズレや伸びが気になったからです。コルクはその点なかなかよいのです。やっぱりこの「まだら目」の手触りがいいんです(笑)。自転車のドロップハンドルのバー・テープもコルクが好きでした。

    一方で、Sugarさんの鉛テープというのはちょっとそそられますね。これはゴルフクラブヘッドのウェイトと同じものでしょうか?ちょっと試してみたくなりました。こちらは鉛の鈍い響きと重さがどう作用するかですね。

    byベルウッド at2015-09-24 15:26

  13. 鉛テープという感じですね。確かに。で、釣具屋で買うのが、種類もあって(厚み、幅等)、いいです。
    基本的に付帯音が取れた感じになりました。静かになります。

    bySugar at2015-09-24 20:45

  14. Sugarさん 

    私も是非追試してみます。良い情報をありがとうございました。

    ベルウッドさん

    >その後にあるグランカッサのピアニッシモのロール音

    そうです。そうなんです。あのピアニシモのかすかなグランカッサが聞こえてくれば、音楽が聞こえて来ますね。

    byGRF at2015-09-25 00:25

  15. Sugarさん
    GRFさん

    コメントありがとうございます。

    釣具屋さんには行ったことがないので今度探してみます。こういう独自のアクセサリーのアイデアはオーディオショップ以外のところでひらめきますね。模型店なんかもネタの宝庫です。

    byベルウッド at2015-09-25 09:09

  16. こんにちは。

    すいません。その冒頭の3発を大音量で聴いて「悦に入りまくっていた」ジュンです。

    高校生の時、仙台三越の「レコードバーゲン!」でふと見つけたノンサッチのホーレンシュタイン指揮ロンドン響の3番。
    その安っぽいジャケットからあまり期待していなかった盤質と音でしたが、「ホルン8本のユニゾンにしてはこんなもん」とか思いながら直ぐ現われた次の、
    「ドスン!!」
    当時の安いステレオ装置でも床が抜けるかと思いました。

    それからは、装置を替えるとこの「ドスン3連発」が聴きたい症状が、、、

    この演奏については後に日本盤、4チャンネル盤そしてCDと購入しましたが、最初のノンサッチ盤のインパクトを超えるものではありませんでした。

    因みに3番は生で聴いたことはありません。8本のホルンのユニゾンさぞかし凄かろうと思う次第です。

    byジュン at2015-09-25 11:57

  17. こんにちは。いいアイデアありがとうございます。
    丁度今朝ほど 電撃タップと電源ケーブルが外れてなんとかしたかった所でした。鉛テープでまずやって見ようと思います。

    byYongJoon at2015-09-25 15:45

  18. ジュンさん こんにちは

    レスありがとうございます。

    作曲家/音楽評論家の柴田南雄さんは、こんなことを書いてます。

    『マーラーはレコードで聴くのとナマを聴くのでは、どうしても大差がある。…(中略)…時々刻々に生み出すその鮮烈な音空間、そこに生ずる音像、その色彩、運動、力は、どんな機械装置でも再現できるはずがない。』


    冒頭でいきなり八本のホルンがユニゾンで主題を高らかに吹き上げるということにも度肝を抜かれます。その大胆で思い切った楽想、楽器法にはびっくり仰天ですが、それはオーディオ的《迫力》みたいなものとはちょっと違うのです。

    よくこの主題は、ベートーヴェンの第九「喜びの歌」との類似性が指摘されます。ブラームスの第一番の終楽章のテーマとも似ています。いかにもドイツ的な行進曲調なんですね。

    ラッパを吹き鳴らす行進曲というのはマーラーが子供の頃に住んでいたモラヴィアの町の軍営から聞こえてくる音楽なんです。それがユダヤ系家族のなかで育ったマーラーの強迫観念になっている。こういうことはマーラーの歌曲『少年の魔法の角笛』なんかを聴くと本当によくわかってきます。

    byベルウッド at2015-09-26 11:51

  19. Yong Jungさん こんにちは

    >鉛テープでまずやって見ようと思います

    コルクを紹介した私としてはちょっと残念です(笑)。
    でも、私も鉛テープを試してみたくなりました。コルクとの比較もいずれレポートしますね。

    byベルウッド at2015-09-26 11:54

レスを書く

レスを書くにはログインする必要があります
ログインする