ベルウッド
ベルウッド
クラシック音楽ファン:よい演奏会があると知れば遠征もいといません。オーディオシステムは、音楽そのものを楽しむのが本来というモットーのもとにコストパファーマンス重視で小ぶりな装置を目指します。正統オーデ…

マイルーム

メインシステム
メインシステム
持ち家(戸建) / リビング兼用 / オーディオルーム / 16畳~ / 防音なし / スクリーンなし / ~2ch
スピーカー:    PSD T4 Limited Special-ネットワークレス・マルチアンプ駆動 調音パネル:    Escart Ventoスクエア パワーアンプ:   金田式DCアンプ…
所有製品

レビュー/コメント

レビュー/コメントはありません

カレンダー

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

お気に入り製品

お気に入り製品はありません

日記

木曽音楽祭(その2)

このエントリーをはてなブックマークに追加
2015年09月07日



一泊二日ででかけた木曽音楽祭の続きです。



コンサートの後は、ホテルに戻って食事です。いずれもいかにも高原ホテルならではのごちそうです。このほかにビュッフェでそばが振る舞われましたが、そばアレルギーの私はせっかく信州へ来ても指をくわえているばかり。熱燗でいただいたのは地元のお酒「中乗さん」。



翌日、地元の酒屋さんで「地元のひとがよく呑んでいるお酒でお薦めのもの」と尋ねたら、やはり「中乗さん」の「厳寒水」(原酒)を薦められました。9月-10月限定の季節ものですが、家呑みしたところ、呑みごたえのある骨太な味わいはいかにも木曽谷のひとびとの好みを感じさせ、「秋あがり」という、いわゆる「冷やおろし」で火入れして熟成させていて原酒らしからぬまろやかさがあります。



翌朝は、ゆっくりと朝風呂の後、バイキング形式の朝食をたっぷりといただきました。午前中は、中山道(19号線)塩尻まで北上して奈良井宿を散策。宿場町の懐かしい風情を残す観光スポットです。



この地域は、木曽漆器の本場で、ほかにも木曽春慶とか曲物などの木工品のお店がいくつもあってショッピングも楽しみました。



そのほか、街道には民芸家具のお店もあって、そこでもちょこちょこととお買い物。オーディオグッズへの流用のアイデアもあって、これはいずれお披露目したいと思っています。




さて、コンサートが始まります。この音楽祭名物のアルプスホルンで幕開けが告げられます。このアルプスホルンは幕間でも披露されます。

最終日のプログラムは、ドイツやロシアで活躍した「後期ロマン派」時代の作曲家。

最初は、ライネッケの木管八重奏曲。メンデルスゾーンやシューマンに師事してライプツィヒで活躍し、ゲヴァントハウス管弦楽団の指揮者に招聘されライプツィヒを音楽の一大中心地に押し上げたひと。ちょっと吹奏楽から金管を除いたアンサンブルの要部分のようなオーソドックスな編成で、とても滑らかで豊潤な音楽にゆっくりと浸るようにくつろげました。

二曲目は、第二楽章の「アンダンテ・カンタービレ」で有名なチャイコフスキーの弦楽四重奏曲。リーダーは、世界的に活躍する日本人ヴァイオリニストの草分けでありご重鎮の久保陽子さん。久保さんは、終戦直後のアメリカ統治下の奄美大島から神に導かれたような偶然で見出され、チャイコフスキーコンクールやパガニーニ国際コンクール入賞などを経て国際舞台へ駆け上がっていったレジェンドのひと。水戸や松本のほうも引かれてしまいましたが、お久しぶりにお見かけしてみるとすっかり可愛らしいおばあちゃまになっていて感慨深い。失礼ながら演奏もお歳を感じさせるのは致し方ないところで、白井圭、佐々木亮、山崎伸子と今が旬の錚々たるメンバーもいささか小さめの音量で遠慮気味でしたが、久保さんへの尊敬の真心いっぱいの美しくも熱いチャイコフスキーです。

最後のリャピノフは、ストラヴィンスキーやプロコフィエフ、スクリャービンらのモダニズムが花火のように炸裂する寸前に後期ロマン派の濃厚な煌めきを映し出した作曲家。アンサンブルも寺嶋さんのピアノを中軸に、加藤知子さんと漆原啓子さんを始めとする濃潤な熟成したサウンドがホールをいっぱいに満たします。アルコール度が高いのに熟成したなめらかさという感じで、これは、何とあの「秋あがり」の味わいと同じではありませんか。



アプローズには、音楽祭の参加者全員が登場して華やかさに色を添えます。地元の高校生が花を献呈。ちょっと行き場を失って花束を抱えたままステージを右往左往した少年が笑いを誘いましたが、「ああ、とてもよい音楽祭だったなぁ」との感慨に心がとても和みました。







第41回木曽音楽祭
フェスティヴァルコンサート Ⅲ
2015年8月23日(土) 15:00
長野県・木曽町 木曽文化公園文化ホール

ライネッケ:木管八重奏曲 Op.216
フルート:佐久間由美子/オーボエ:古部賢一/クラリネット:山本正治・近藤千花子
ファゴット:河村幹子・三好 彩/ホルン:日髙 剛・日橋辰朗

チャイコフスキー:弦楽四重奏曲 ニ長調 Op.11
ヴァイオリン:久保陽子・白井 圭/ヴィオラ:佐々木 亮/チェロ:山崎伸子

リャプノフ:ピアノ六重奏曲 Op.63
ヴァイオリン:加藤知子・漆原啓子/ヴィオラ:村上淳一郎/チェロ:花崎 薫/コントラバス:星 秀樹/ピアノ:寺嶋陸也

次回の日記→

←前回の日記

レス一覧

  1. ベルウッドさん 木曽音楽祭ってなかなかアットホームな雰囲気なんですね〜。
    温泉に入って美味しいものを頂いて室内楽コンサートを楽しむなんて素敵です。
    ロングドライブの相棒が見つかったら一度は行きたい音楽祭です。

    by椀方 at2015-09-07 19:51

  2. 椀方さん

    最後のプログラムの出演者以外は皆さん普段着に着替えてステージでの答礼です。だからとてもアットホームなんですね。たぶん皆さん一週間ぐらい合宿気分で泊まり込みのリハーサルをされていたのでしょう。そういう雰囲気が演奏にも最後の集合アプローズでもとてもよく出ていました。本当に学生オケ時代の合宿を思い出してしまいましたよ。

    新車の慣らし運転もかねての木曽路でしたが、観光スポット、青い山々、森や高原といった自然景観、温泉とおいしい料理、そして地酒と満喫しました。こんな音楽会いいですよ。

    byベルウッド at2015-09-08 09:11

  3. あはは。
    木曽でアルペンホルン吹いてるんですか〜。
    しかも日本風の傘をかぶって。これは爽やかそう
    だなあ

    by青いコゴミ at2015-09-08 20:38

  4. 青いコゴミさん

    何かお茶目ですよねぇ、このアルペンホルン。アルプスというより野良仕事ですね(笑)。でもこのアルペンホルン、屋外でも音がよく通るのが不思議でした。

    byベルウッド at2015-09-09 00:17

レスを書く

レスを書くにはログインする必要があります
ログインする