ベルウッド
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クラシック音楽ファン:よい演奏会があると知れば遠征もいといません。オーディオシステムは、音楽そのものを楽しむのが本来というモットーのもとにコストパファーマンス重視で小ぶりな装置を目指します。正統オーデ…

マイルーム

メインシステム
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持ち家(戸建) / リビング兼用 / オーディオルーム / 16畳~ / 防音なし / スクリーンなし / ~2ch
スピーカー:    PSD T4 Limited Special-ネットワークレス・マルチアンプ駆動 調音パネル:    Escart Ventoスクエア           オーディオリプラ…
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日記

マイベストコンサート2018

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2018年12月29日

今年も、せっせとコンサート通いに励みました。36回ということでまずまずのペースでしたが、これに海外でのオペラやコンサート体験12回を加えると48回ということでほぼ週1回のペースとなります。今年は、特に、ピアノが抜きん出て回数が多かったのですが、私がピアノが好きということもありますが、やはり、レオンスカヤのシューベルトシリーズなど大物の公演が相次いだことが大きかったのだと思います。対照的にオーケストラの回数がずいぶんと減ってしまいました。これは海外遠征の反動というところが正直なところです。



(海外)
オペラ
【ミラノ・スカラ座】
 ヴェルディ「シモンボッカネグラ」
 グルック「オルフェオとエウリディーチェ」

【ドレスデン国立歌劇場】
 ビゼー「カルメン」
 モーツァルト「ドン・ジョバンニ」
【ベルリン・ドイツオペラ】
 ロッシーニ「ランスへの旅」

オーケストラ
【スカラ座管弦楽団】
 マーラー「交響曲第3番」
【ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団】
 マーラー「交響曲第5番」「さすらう若人の歌」ほか
【ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団】
 マーラー「交響曲第6番】《ラトル さよなら公演》
【ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団】
 ラフマニノフ「パガニーニの主題による狂詩曲」、ドボルザーク「交響曲第8番」ほか
【ベルリン国立歌劇場管弦楽団】
 ブリテン「戦争レクイエム」

リサイタル
【マウリツィオ・ポリーニ】
 シューマン「管弦楽のない後奏曲」、ショパン「ピアノソナタ第3番」ほか スカラ座
【アンドラーシ・シフ】
 バッハ「パルティータ全6曲」 ピエール・ブーレーズ・ザール


(国内)
【ジャンル】
管弦楽 7回
室内楽10回
ピアノ15回
歌劇  1回
その他 3回



さてこのなかでベストを選べということになると圧倒的に海外でのオペラやコンサート体験ということになってしまいます。そこで、いままでは海外は除外していたのですが、今年は、ベルリン・フィルのラトルさよなら公演など生涯に何度あるかどうかの体験もしていますのでまったく言及しないというわけにもいきません。そこで、海外遠征のなかで特筆すべきものを2つだけ選び、国内からはベスト3を選んでみました。




《海外》
1.ラトル ベルリン・フィルさよなら公演

マーラー:交響曲第6番
サイモン・ラトル指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 2018年6月20日 ベルリン・フィルハーモニー

言うまでもなくベルリン・フィルのシェフを16シーズン務めたラトルの最後の定期公演。そういう歴史的公演に立ち会えただけでも大変なことでしたが、やっと入手した席が前から2列目の中央という幸運にも恵まれました。ラトルは、長いベルリン・フィルの歴史のなかで初めて現役かつ健康のままに首席指揮者・音楽監督を退任する指揮者なのだそうです。それだけに湿っぽいところは微塵もなく、ベルリン・フィル渾身の演奏は、完璧なバランスで凄みさえも感じたほど。それをかぶりつきセンターで堪能できたということで、大興奮のまったく希有な体験をしました。これはちょっと生涯忘れられない演奏体験のひとつとなりました。


2.キャメロン・カーペンターのオルガン版「パガニーニ狂詩曲」

ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団演奏会
ラフマニノフ(編曲/キャメロン・カーペンター):パガニーニの主題による狂詩曲ほか
2018年6月24日 ベルリン コンツェルトハウス・ベルリン

海外ベストのもうひとつは迷いました。順当なところではスカラ座の「オルフェオ」なのですが、どうしても挙げておきたかったのはベルリンのコンツェルトハウス管のコンサートなのです。何が良かったかというと、ひとつはホール音響の素晴らしさ。こんな素晴らしい音響と内装の美しいホールというのは、やはり、ヨーロッパならではのこと。そしてそのオケを率いるのが日本人女性のコンミス・日下 紗矢子さんということもうれしい。そして何よりもどうしてもこのコンサートのことを挙げてみたいと思ったのが、共演したオルガニストのカーペンターの異才ぶりでした。ホール作り付けのパイプ・オルガンではなく、ツアー用にしつらえた電子オルガンの壮麗なサウンドは悪魔的ですっかり魅了されました。この異端とも言うべき才能に不意に出会った驚きは例えようもありませんでした。



《国内》
3.サラ・チャンの「2つの『四季』」

サラ・チャン ヴァイオリン・リサイタル
ヴィヴァルディ:「四季」
ピアソラ:「ブエノス・アイレスの四季」(デシャトニコフ編曲)
2018年10月25日 東京・四ッ谷 紀尾井ホール


かつての天才少女が、ヴィヴァルディとピアソラの二つの「四季」を並べるという、才気あふれるコンサート。リサイタルに弦楽五重奏のアンサンブルを従えるというのも異例ですが、それが単に「四季」を演奏するというエンターテインメントに終わらず、他のメンバーとのインタープレーのなかで自分のインスピレーションを弾けるように高めるということをやってのけたのです。これは、マイルス・デイヴィスなどジャズシーンには日常的ですが、クラシック音楽の世界では実にユニーク。これからのソロ・アーティストのアクティビティとして、ひとつの新たな境地を拓いたということも言えると思うのです。もちろん共演したN響メンバーにもブラボーです。



4.山田和樹と横浜シンフォニエッタ

横浜シンフォニエッタ 第13回演奏会
ストラヴィンスキー/協奏曲「ダンバードン・オークス」
ショスタコーヴィチ/チェロ協奏曲 第2番(クニャーゼフ/チェロ)
ラヴェル/「マ・メール・ロワ」バレエ全曲版
2018年2月17日 横浜市青葉台 フィリアホール


今もっとも注目される日本人の若手指揮者・山田和樹。横浜シンフォニエッタというのは、その山田の、山田による、山田のためのオケ。もともとは山田が東京芸大在学中に声をかけて集まった仲間たちで結成された「ヤマカズオケ」という学生オケが前身。「山田和樹と一緒にオーケストラをやろう」と集まった芸大同窓の若者たちは、いまや内外の第一線で活躍するようになったが、いまでもまるで「故郷に帰ってくるように」年に一度の横浜シンフォニエッタに参加してくる。そういう充実感と親密さがぎっしり詰まったような濃密なコンサートでした。ソリストがクニャーゼフというのもすごい。そこには隠された友情のようなものがあるらしい。並べられたプログラムも壮観ですが、そこからピチピチと跳ねるように活きのいい自発性が飛び散るようなコンサートでした。




5.青木尚佳&エマヌエーレ・セグレ ヴァイオリンとギターのデュオ

土曜ソワレシリーズ《女神との出逢い》第276回
青木尚佳&エマヌエーレ・セグレ ヴァイオリン&ギター デュオ・リサイタル
パガニーニ、シューベルト、サラサーテほか
2018年10月13日 横浜・青葉台 フィリアホール


これもヴァイオリンとギターのデュオ・リサイタルというユニークな演奏会。決して特異な組み合わせではないことは、ストラディヴァリウスのようなヴァイオリン製作者がギターの製作も手がけていたことからも、パガニーニが自ら両刀遣いを自負していたことからもわかる。そんな話を、春に訪れたクレモナのでも聞いていた。けれども、それはあくまでもサロンのような小音楽会のことだと思っていました。それがフィリアホールのような本格的なリサイタルホールで成り立つとは夢にも思っていませんでした。しかもギターのセグレさんはいっさいアンプを使いません。それで心地よいバランスのアンサンブルにうっとり。しかも極限と言っても過言ではないほどの静けさで、フィリアホールの聴衆のマナーの素晴らしさが印象的。青木さんという素晴らしい才能を知ったのも大きな収穫でした。



最後にひと言。本当は、河村尚子さんのベートーヴェン・ソナタの連続演奏会も入れたかったのですが、これは全4回のうち2回まで。来春に第3回目を予定しています。取り上げるのは来年ということにして、今年のベストに挙げるのは控えました。

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  1. ベルウッドさん
    驚異的なコンサート通い、脱帽です!

    どれも素敵な演奏体験ですが、ラトルのベルリンフィルさよなら公演は本当に歴史的な演奏に立ち会えたのですね。
    羨ましい限りです。

    私の場合、20-30年前はクラッシック公演を自分でも呆れるほど聴いていた時代がありましたが、今では日本での海外オケ、オペラの引越し公演はバカ高いので、全く聴かなくなりました。
    生演奏は国内オケをたまに聴くくらいで、お手軽で財布に優しいジャズにウェイトシフトしています。
    ただし、海外旅行のときはささやかな楽しみとして、ここぞとばかり、夜は音楽三昧です。

    後数年でリタイア予定なので、欧州の音楽シーズンや夏の音楽祭巡りを実現するのが、今から楽しみです。

    byvanilla at2018-12-29 21:30

  2. ベルウッドさん
    2016年。月に一度はコンサートに行こう!と一念発起し最初に聴いたのがフィリアホールでの山田和樹&横浜シンフォニエッタ第11回演奏会でした。
    当日は1月27日とモーツァルトの誕生日でオールモーツァルトプログラム、交響曲第41番を演奏者全員が暗譜にて演奏したのが圧巻でした。
    曲間での山田さんの話しは大変面白く、それが聴衆を次の曲へ集中させるように感じたものです。

    追)PCの操作姿勢は負荷が大きくやっとこさっとこです。本調子には2~3か月かかるようです。

    byそねさん at2018-12-29 22:27

  3. ベルウッドさん
    週一ペースで行ける、行こうとする気力・体力が凄いと思います。もちろん財力も、ですが(笑)。ピアノが多いとはいえ、いろいろな編成を結構万遍なく聴かれるのですね。あと、なんとなくマーラーが多いように思うのは偶然でしょうか。

    私はここ数年はベルウッドさんの1/6ぐらいのペースです。子育て中ということもあり、残念ながらこれぐらいが限界です。また、ほかの方のレスにもあるとおり、海外の引越し講演はお高すぎて二の足を踏んでしまいます。これなら現地に旅行がてら直接乗り込むのが理に叶っていると思います。なお、基本的に演奏者で選ぶことが多いためか、少々選択肢に広がりがなくなってきているのが目下の課題です。

    by柳緑花紅 at2018-12-29 23:43

  4. vanillaさん

    年末はNYでお楽しみなのでしょうか。いいですねぇ。

    私もNYはずっと行っていないので、アメリカ音楽旅行というのも課題となっています。NYの夜は、ヨーロッパに較べるとクラシックという点ではやや密度が下がりますが、ジャズやミュージカル、小演劇ではスゴイですね。特に、ジャズの親密さは日本では想像もつかないほど。最高の料理(アーティスト)が、まるでピザの宅配のように楽しめますから(笑)。

    私も、高値の来日オーケストラのコンサートには行きません。オペラはなおのこと。ホールやオペラハウスは引っ越しできませんからね。ジャズでも同じで、あの場の臨場感や雰囲気、呼吸するように楽しんでいる聴衆は、やはり現地に赴かなきゃ味わえません。

    日本からでもネットで現地のチケットが手に入る時代、ほんの工夫と努力だけで海外での音楽体験はけっして贅沢や浪費ではなくなりました。それでも仕事があるとなかなか海外旅行に出かける時間がとれません。私たち夫婦は、リタイヤ後の自由を謳歌しています。

    byベルウッド at2018-12-30 10:59

  5. そねさん

    今回はたいへんでしたね。お大事に。

    山田和樹さんは、もっと青年の羽生結弦くんのようなお姿を想像していましたが、もはや、中年のいい歳になってきました。早いうちに体験していてよかったです(笑)。でも、やっぱりいい指揮者ですね。

    フィリアホールは、コンテンツが充実していますし、これはという音楽家が外来も含めてお得な手軽さで楽しめます。ご近所なので、ぜひ、お楽しみください。ナマ音は、オーディオの迷いや疑念を解消してくれるし、オーディオ耳を鍛えてくれますよ。私は、来年はイブラギモーヴァやコパチンスカヤのリサイタルを楽しみにしています。

    byベルウッド at2018-12-30 11:07

  6. 柳緑花紅さん

    ヨーロッパでは、マーラーばかりです。「やがて私の時代が来る」とご本人が言ったとおりになっています。イタリアオペラ目当てででかけたミラノでさえマーラーづくしになったことには驚きました。

    ネット時代になって、日本にいても現地チケットは入手可能ですし、手間を惜しまなければ個人旅行を組むことができるようになりました。○○旅行社とか○○ソサイエティとかの音楽ツアーの半分以下のコストです。国内旅行とあまり変わりません。

    ただし、予定はどうしても特定の都市や地域をベースに組み立てることになります。特定の演奏者で限定してしまうと追っかけの弾丸ツアーとかギリギリの予定で効率が悪くなってしまいます。私の場合は、オペラハウスとか憧れのコンサートホールとか、あるいは教会コンサートとか、場所や建物をキーにして予定を組んでいます。これと昼間の自由な観光を組み合わせると、素晴らしい個人旅行が出来上がります。夜はコンサート優先なので食事代や酒代が安いというのもメリット(?)です(笑)。

    byベルウッド at2018-12-30 11:35

  7. どんぐりさん

    マーラーの第3番も第6番も、オーディオですと滅多に通しで真剣に聴くことはありません。けれども実際に生演奏で聴くと、それこそあっという間のことのように思えたほどです。ただ、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団の第5番だけはちょっと退屈しました。このオーケストラはなかなかコンサートオーケストラが根付かないイタリアの若いオーケストラですが、レベル的には日本のトップオーケストラのほうが実力がありそうです。演奏の長さの感覚というのはそういうものなのでしょうね。

    ラトルのマーラーは、けっこうカラっとした演奏で、フィルハーモニーの響きも間接音が優勢なデッド音響なので、あまり情緒的、文学的な「悲劇」というよりは、色彩や機能、そして英雄的な悲劇ということが際立つ演奏でした。

    ラトルがこの曲を自らの最終公演に取り上げたのは、この曲がラトルのベルリン・フィルハーモニー管のデビューに演奏した曲だったからです。最近、デジタルコンサートホールのショップから、その新旧の演奏のセットが発売されました。私も記念の意味で、ハイレゾ音源を入手してこの時の思い出を楽しんでいます。

    byベルウッド at2018-12-31 08:12

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