ベルウッド
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クラシック音楽ファン:よい演奏会があると知れば遠征もいといません。オーディオシステムは、音楽そのものを楽しむのが本来というモットーのもとにコストパファーマンス重視で小ぶりな装置を目指します。正統オーデ…

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持ち家(戸建) / リビング兼用 / オーディオルーム / 16畳~ / 防音なし / スクリーンなし / ~2ch
スピーカー:    PSD T4 Limited Special-ネットワークレス・マルチアンプ駆動 調音パネル:    Escart Ventoスクエア パワーアンプ:   金田式DCアンプ…
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日記

幸せになれないオーディオ (マイ・オーディオ 2019年の回顧と2020の展望)

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2019年12月31日

今年もあとのこりわずかとなりました。

その年のマイ・オーディオを振り返ってみて、一昨年は、GRANDIOSO K1の導入、昨年はMFPCの導入と再生の中核の刷新が続きましたが、今年はどういう年だったのかと考えてみると、その習熟と周辺調整に明け暮れた年だったと言えるのかもしれません。

現代は「幸せになれない時代」だということが言われています。

物質的にも経済的にも豊かになったはずなのに、なぜか幸福感に乏しい。日本は、経済大国でモノも豊富で、しかも、税や社会保障などの国民負担率は4割程度。6~7割に達する北欧諸国は、実際に使えるお金は少ないのに「幸福度」ランキングは、上位を独占しているのに対して、日本は先進国で最下位です。

オーディオにも、ちょっと共通するところがあります。

かつて高度成長期の頃には、所有するだけで幸せになれるオーディオ機器がたくさんありました。いまでもそういう懐かしい名機を持つとなぜか幸せな気分になれます。あるいは、かつては憧れだったJBLやタンノイなどの海外高級ブランドや国内外のプロ用機器も今は中古で手の届く価格で入手も可能です。現代のハイエンド機器は、これらの名機に較べれば、はるかにスペックは優秀なのに、なぜか幸せになりきれない。それどころかスペックやグレードを上げても上げても幸せになれない。



そこには、モノやカネに振り回される古い価値観のままのライフスタイルがあると言われています。モノをたくさん欲しいとか、いい車に乗り換えたいとかいった欲求です。アメリカで起こったサブプライムローン問題はそういう価値観の崩壊そのものでした。それまでのアメリカでは住宅のサイズが10年ごとに20%ずつ拡大を続ける『スペンド・シフト』というものが起こっていました。それはローン(借り入れ)による幸せであって、内実はカツカツの生活で、資産価値が値上がりし続けるという虚構のもとでの自転車操業に過ぎなかったのです。

そういう「幸福になれない」感覚で、今年のオーディオは明け暮れたような気がしています。そこからどう脱却するかという一年でした。ファイルプレーヤーやDACという上流機器の性能が格段にスペックアップしたことで、かえって音に翻弄され始めてしまったのです。

まず、最初は、アナログアンプの電源強化でした。

従来から気になっていた電源強化でしたが、上流のスペックアップにいよいよついていけなくなったのではないかという疑心暗鬼がどうしても拭えなくなったからです。

私は、理想の電源はバッテリーだと思っています。交流変換するのではなく、直接、DCで供給します。二次電池によるDC供給こそ、ノイズ・ゼロの理想電源だと言えます。とはいえ、バッテリー駆動が完璧な理想の電源というわけではありません。その足かせが、内部抵抗の問題でした。



そこでバッテリー駆動の金田式プリアンプへの《LCM+キャパシタ回路》の導入です。これは全体の音質アップにつながりました。そこでパワーアンプにも導入を図りましたが、突入電流のためにずいぶんと苦戦を強いられました。

その成果は歴然としていました。リニア電源に較べるとどうしても少しひ弱に感じたバッテリー駆動でしたが、エネルギー感が増しました。特に高域にはきちんと真っ直ぐな芯が入りよく伸びるようになりました。最終的にはオーディオPC用のバッテリー電源にも導入しました。

そんなこんなで半年は過ぎてゆきましたが、「幸せになれない」感覚は、解消されないどころか、かえって執拗にまとわりつくようになりました。電源が強化されるとかえってノイズが気になるのです。ノイズというのはフロアが下がれば下がるほど、かえってノイズに敏感になるところがあります。

ストレージをポータブルHDDから、電源自給の外付けHDDに換えました。その過程でバッテリーの電源電圧の切り替えミスでHDDを飛ばしたり、電源ケーブルを自作したりと悪戦苦闘。ネット分散、バッファー式でプロセスカットのPCは、再起動等に手間と時間がかかり、しかも、ノイズ過敏症からは脱却できずフラストレーションはたまる一方です。



《音楽に集中できない》《じっとしていられない》《衝動的》という、ADHDに似た、典型的な「幸せになれない」オーディオ症候群に陥りました。

そこから活路を見いだしたのが、まず振動対策です。



きっかけは、プリアンプの天板のフロートがかえってあだになっていることに気づいたことでした。そこを考えあぐねているところで、fo.Qというずっと引き出しに眠っていたアクセサリーグッズの再ブレークが始まりました。

次に訪れたのが、ヒジヤンさん宅で目の当たりにした金属たわしの『仮想アース』のブームです。



家庭用の金属たわしを使っての『仮想アース』の自作は、いたって質素で安価なものです。しかも、回路や電源などに近接して分散して接続できます。そのアースラインは終端となっていますので独立していて、共通インピーダンスを生ずることがありません。ネットワークのように相互作用がない、いわば花びらのような発散型なので数が多くなっても、実際、はとてもシンプルなのです。



『仮想アース』は、フレームグラウンドやシャーシグラウンドの強化処理という風に理解できます。結果的に、回路の基準電位を安定させ独立性を高めてくれますので、ノーマルモードとコモンモードの両方のノイズに有効です。シャーシグラウンドの強化は、シールド性を高め、すなわち放射ノイズにも有効ということになります。やっていることは、とても、ローカルなものでシンプルです。

金属たわしの原理は、要するに放電抵抗値の極小化です。大地アースも同じですが、並行接続の抵抗の数を無限大にすることで抵抗値をゼロにしていることになります。並列の合成抵抗値は、逆数の総和の逆数ですから、数を無限大に増やせば限りなくゼロに近づきます。金属たわしの繊維状の部分が絡んで並列状に接触することで抵抗固体の数を増やし、同時にニクロム線のようにジュール熱を発生して放電しているということになります。接触はミクロ的には振動するので、素材特性や応力によって微妙な聴感上の差異や時効性を持つと言うことなのでしょう。導体の特性は電気的なものと力学的なものがあって相互に影響しますので、いろいろオカルト的な面白さもあるとは思いますが、よりランダムにするほうが安定するのだと予測します。



この質素でシンプルな対策は、ようやく、「幸せになれない」オーディオからの脱却に見通しをつけてくれました。いくつかのやり残しはありますが、これで落ち着いて音楽そのものを楽しむことができそうです。

ということで、来年は、オーディオ的には静かにじっくりと取り組み、音楽に集中することを優先するというライフスタイルに立ち戻りたいと思っています。




皆さん、どうぞ、よいお年をお迎えください。また、来年も引き続き楽しい交流をよろしくお願いいたします。

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  1. ベルウッドさま

    こんにちは♬

    沢山の刺激を頂きありがとうございました。
    来年も何卒宜しくお願い致します_(._.)_

    良い音とともに素晴らしい新年をお迎えくださいませ♬

    byMotoko at2019-12-31 15:38

  2. Motokoさん

    ありがとうございます。

    来年は、幸せになるオーディオを目指します。どうぞよろしくお願いいたします。

    byベルウッド at2019-12-31 16:11

  3. ベルウッドさん、今年も色々とお世話になりました。

    いやーベルウッドさん十分お幸せでしょう(笑)
    ところで自分はスピーカーとカートリッジとリスニングチェアーが北欧製です。やっぱりなんか味わいがあって好きですね。北欧家具なんて和室にも合いますし、木工文化や工芸的手法など日本とも共通したバックボーンを感じますが、やはり戦後通ってきた道と政治が違い過ぎるのかなとか感じてしまう今日この頃です。

    来年も宜しくお願い致します。

    byにら at2019-12-31 16:47

  4. ベルウッドさん、幸せになれないオーディオですか。。。

    自分はベルウッドさんから刺激を受けて、オーディオ回帰した感じです。そして、今年はオーディオで幸せになれました。その意味からは感謝しています。

    >ということで、来年は、オーディオ的には静かにじっくりと取り組み、音楽に集中することを優先するというライフスタイルに立ち戻りたいと思っています。

    無理です!
    オーディオの楽しみは音楽の楽しみとは別のところにもありますからね。一度この味を覚えて味を占めてしまったら、忘れることは難しいと思いますよ。私がその見本ですから(笑)

    それにしても、オーディオ交流は楽しいですよね。

    byヒジヤン at2019-12-31 17:35

  5. ベルウッドさん、こんばんは。

    今年もいろいろ、お世話になりました。

    え!?、幸せになれないなんて?
    お酒飲んでいる時は、とても幸せそうですが(爆

    今年のヒットは、やはり「たわし」ですか?
    今度、効果の程、確認させて下さい。

    来年もよろしくお願いします。

    byいたちょう at2019-12-31 17:43

  6. ベルウッドさんこんばんは。
    今年もオフ会をはじめ、あちこちでご一緒させていただきありがとうございます。
    私にとってはアナログ系と電源系にそしてスピーカーの足元に振り回された一年でした。

    こんな状況ですから、全ての要素が円熟したベルウッドさんの対策方法は『仕上げの仕上げ』の方法なんだろうなぁと思いました。
    基礎的なことが出来てベルウッドさんの対策が有効であると思います。

    まだまだの私ですが、また来年も『ご意見番』よろしくお願いしますm(_ _)m

    byニッキー at2019-12-31 20:08

  7. にらさん

    そう、木調はいいですね。その代表格はスピーカーキャビネットでしょうか。北欧のメーカーはオーディオでも独特のポジションを占めてますね。幸せになります。

    日本のオーディオメーカーは、せっかくの工芸技術や木工技能を活用するのをやめて衰退してしまいました。どこで道を間違ったのでしょう。そういえばリスニング用の椅子は、リクライニングは北欧、接客用は日本製です。椅子に関して言えば、幸せです。

    来年も、同じ沿線住民としてよろしくお付き合いください。

    byベルウッド at2019-12-31 23:03

  8. ヒジヤンさん

    おかげさまで、fo.Qブームと金属たわしでよい方向に向かっています。ここ1~2ヶ月、音楽に集中できるようになりました。同じトラックばかりを繰り返していた症状から脱して、アルバムを通しで聴いたり、長く積みっぱなしだったCDを取り出して感動したりしています。オーディオとの付き合いは長いですが、愛着はありますし、これからも長い目で付き合っていきたいと思ってます。これで上がり…ということはありませんね。

    byベルウッド at2019-12-31 23:10

  9. いたちょうさん

    オーディオを酒の肴にして呑むのが一番幸せです。

    今年は忘年会の機会を逃してしまいましたが、新年会をやりましょうね。

    よろしくお付き合いください。

    byベルウッド at2019-12-31 23:12

  10. どんぐりさん

    来年は、古い音源にも徹底的に傾倒したいと思っています。

    いくら高性能であっても、古い音源が生き生きと熱っぽく鳴ってくれなければ、幸せにはなれません。そういう信念が、今年は少し揺らぎかけた一瞬もありました。そこからの脱却が来年の展望です。

    来年は、リアルでの交流を実現させたいですね。どうぞよろしくお願いいたします。

    byベルウッド at2019-12-31 23:18

  11. ニッキーさん

    こちらこそお付き合いありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。

    以下はオーディオの基礎です。

    1.ぞうきんがけに汗をかく
    2.重心と頭はできるだけ低く、アンテナは高く
    3.俺の酒が飲めないのか!と言われたら、靴を杯にしてでも飲む

    byベルウッド at2019-12-31 23:32

  12. ベルウッドさん

    明けましておめでとうございます。昨年はご面倒をおかけするばかりでお役に立てず自分も歯がゆい思いをいたしましたが、現在では対処はできております。
    残念ながら定位については解決できておらず拙宅での再生全てが音楽を楽しむ上での大小はあれど影響を受けている、と思うと低音が聴こえる曲では落ち着かない気分になります。
    また、音楽の聴き方がtr単位のオーディオチェック的再生に終始していたものが、ふっと思い立ってアルバム全体、曲全体を聴いていたりする、これは大きな問題を抱えてはいるけれどオーディオ的には上がりでいいよと自分が感じているのでしょう。MFさん情報に基づきちょこちょこ触ってはいますが…(笑

    今年は、室内音響の苦しみを小型2wayの箱の交換で癒したいと目論んでおります。
    今年もよろしくお願いいたします。

    byそねさん at2020-01-01 15:35

  13. そねさん

    明けましておめでとうございます。

    こちらこそ昨年は何かとご面倒をおかけしました。

    私も、ここのところアルバム全体、曲全体を聴き通すことが圧倒的に増えました。あまり聴かなかった音源を改めて再生すてみるということも増えて、そして音のよいこと、演奏の良いことにびっくりすることも多々あります。

    また、ぜひお声がけください。往復オフ会、さっそくやりましょう。

    byベルウッド at2020-01-03 15:14

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