日記
福間洸太朗の「バッハ・ピアノ・トランスクリプション」
2021年06月24日
コンサートに行って気に入った福間洸太朗さんのピアノ編曲版バッハ曲集をさっそく聴いてみました。ピアノの存在感と音色・質感が素晴らしい。

NAXOSといえば、一曲・一演奏・一CDが原則で、価格を抑えるために無名でも実力のある演奏家を起用。音質面では今ひとつという廉価盤イメージもありましたが、最近はちょっと新しい展開を見せているような気がします。
https://youtu.be/EME3FkuplHE
ネット配信ということもそのひとつですし、このアルバムでは、ベヒシュタインのC. Bechstein Model D282を使用し、DXD 24bit/352.8kHzでのレコーディングという力の入れよう。
配信サイトからflac 24bit/352.8kHzをダウンロードして聴きました。
レス一覧
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ベルウッドさん
今晩は
すてきなアルバムのご紹介ありがとうございます!
私もflac 24bit/352.8kHzをダウンロードして聞かせてもらっています。ピアノの響きがいい塩梅で、その存在感も近すぎず遠すぎずで、絶妙ないい録音だと感じました。NAXOSも新機軸を打ち出してきたのですね。今後も続けていってほしいな~。
福間さんのバッハは、穏やかな曲もそうですが、作者の情熱のようなものがよく伝わってくる内面的な力強さを秘めた演奏だと感じました。マタイ受難曲のアレンジも好印象でした。
byゲオルグ at2021-06-26 19:52
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ゲオルグさん
ありがとうございます。お聴きになられたのですね。
福間さんは、昨年末にNHKFM(「ベスト・オブ・クラシック」)でベートーヴェンの演奏がオンエアされました。7月に、すみだトリフォニーホールの小ホールでスタジオ収録されたものです。
そのエアチェック音源も聴き直してみましたが、これもフレンチピアニズムらしい繊細で優雅なタッチと、ドイツ的なオルガンのように長く持続する深い響きが見事に両立し調和していました。これは福間さんのピアノの音色そのもの。実演でも二つのまったく異なる録音音源も、いずれでも共通したものが聴き取れることはとてもうれしかったです。
byベルウッド at2021-06-27 09:21