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日記

シャルラン・レコード

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2021年09月20日

オールド・アナログ・ファンには懐かしい伝説のレーベル。

フランスの独立系レーベルで、天才エンジニアと言われたアンドレ・シャルランが自らの名を冠して立ち上げた。1960年代にかけて次々とLPをリリースしたが、一貫してこだわり抜いたのがワンポイント録音。

日本では、トリオレコードが代理店となり、当時、聴く機会の少なかったフランス音楽や宗教音楽など知的で高尚な内容とそのこだわりの録音は、当時のオーディオや音楽雑誌が盛んに持ち上げたので優秀録音の名盤としてマニアックなファンの憧れのレーベルでした。

しかし、このレーベルは長続きせず、税金の滞納が続き、ついにはオリジナルマスターなどが差し押さえられ、無知な税吏によって廃棄されてしまう。シャルランは失意のうちに1983年に病死している。そういうこともあってシャルランは、いよいよ伝説中の伝説となっているというわけです。

ところが、いざ、そのLPを実際に再生してみたマニアの評は必ずしもかんばしいものではありません。

「極端なハイ上がり」「弦楽器は薄っぺらで、軽く弱々しく、時に耳障り」「バランスが悪い」などなど。実際、私自身も、あの当時、どこかで実際に試聴してみて、その耳障りで腰高な音にすっかり興ざめしてしまい、持ち上げる評論家諸氏の弁に首をかしげた記憶がはっきり残っています。

そのシャルランのことが、マイミクのUNICORNさんとのあいだで話題になったのは、紀尾井ホール管でモーツァルトの「セレナータ・ノットゥルナ」(K239)が取り上げられたときのこと。



シャルランのLPがあるからと聴かせていただくと演奏の良さもさることながら、なかなか良い音でした。もちろんアナログ再生にこだわり抜くUNICORNさんだからこそのところがありますが、それまでのシャルランのイメージとは違っているので意外でした。

先日の相互訪問で、再び、話題沸騰。さすがのLPコレクターのUNICORNさん、何枚か所有しているそうで、そのうちの何枚かを聴かせていただきました。

トリオ・レコードの国内販売盤ですが、ディスクは輸入盤でマトリックスは手書きのもの。ジャケットは、あのおなじみの茶色がかったギリシャ・レリーフ風の統一デザインです。若林俊介氏の解説リーフレットも入っています。



まずは、フォーレのレクイエム。

同時代のクリュイタンスの名盤(EMI)と聴き較べるとかなり聴き劣りがします。



名録音とはほど遠い。音場も左右の拡がりが乏しく高さもでません。奥行きもモノラル的で単調です。何よりも高域が混濁してしまいフォーレの音楽の透明感が出ません。



2枚目は、ヴィヴァルディ。

A面は、バッハが4台のチェンバロ協奏曲に編曲したもので、B面はその原曲となった4つのヴァイオリンのための協奏曲。こうした取り合わせは参加アーティストが膨大になるので、企画としてまず成り立たない。それを両面に1枚のアルバムとして収録してしまうこだわりかたです。チェンバロ奏者には若きクラウディオ・アバドなど後年の大家がずらり。こういうところもシャルランの面目躍如。聴いたのはB面のヴィヴァルディの原曲のほう。

ところが音はかなり劣悪。極端なハイ上がりで音場もなく音がごちゃごちゃと整理がつきません。酷評するひとたちの言うとおりの音がします。


ここでUNICORNさんにお願いして、この2枚のディスクをお借りすることにしました。自分のシステムでも同じようになるのか確かめてみたかったのです。

すると…


長くなりましたので、この続きは後編ということで。

(続く)

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