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日記

MFPCの新境地 (MF邸ハイエンドマザー試聴)

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2021年10月06日

MFさんにお呼ばれしてハイエンドマザーの威力をまざまざと実体験させていただきました。



お呼ばれといっても、体よく実験台に乗せられました(笑)。

というのも、完全なブラインドテストで3種類のセッティングで聴き較べるというもの。もちろん機器類は丸見えなのですが、複雑な配線は私のような門外漢が見たところで、何がどうつながっているのかさえわかりません。サンプル音源はは3曲ですが、いずれも直前にMFさんが最近聴いたもののなかから、これはと思われたもので、もちろん私は初見のものばかり。何の先入観もありません。

ハイエンドマザーの詳細は、MFさんがシリーズで日記紹介をされていますので、そちらをご覧下さい。そもそも私はこういうことにはちんぷんかんぷんで紹介する資格も資質も持ち合わせていません。また、Harubaruさんもすでに比較試聴されていて日記でその印象を紹介されています。私が今回試聴したのは、最新のハイエンドマザーを聴くということの基本は同じですが、Harubaruさんの試聴の時よりも若干新しい試みされているそうなので、ご留意ください。


(写真はHarubaruさんのものを拝借させていただいてます)


試聴したのは、下記の3通り。

A.従来タイプ:
   DeskMini x 4 + Diretta → CHORD Hugo DAC

B.ハイエンドマザータイプ:
   ASROCK Z590 OC Formula + Diretta → CHORD Hugo DAC

C.ハイエンドマザー直結タイプ(Direttaレス):
   ASROCK Z590 OC Formula →iFi-Audio ZEN-DAC


Aは、基本的に私の現行システムと同じです。私のはむしろ、さらに少し前のハードコンセプトで構成されていて、RoonCorePC、Direttaの送り出し(DirettaBridgePC)と受け手(DirettaTargetPC)の3台はバッテリー駆動のPandaとなっています。

これは一聴して、ノイズが多いと感じました。ボーカルも子音が曖昧で、中低域や喉音が弱い。チェロやバスの胴鳴りが浅い。演奏ノイズが本体から飛んでスピーカーに貼り付いてしまいます。ストリングスもザラつきやヒリヒリ感があります。ダメだしばかり書きますが、分解能はやはりさすがだと思いました。

実は自分のシステムと同じだったわけですが、こうやってダメだしするのが不思議です。もしかしたら、やはり、自分の耳はバッテリー駆動に慣れているということなのかもしれません。


Bは、ボーカル、あるいはバスとボーカルのデュエット、オーケストラもいずれもスムーズで、分解能も、オーケストラアンサンブルのなかでの楽器の音色の描き分けや分離・定位も見事で、ワンステップ向上した感があります。私の好みとしてはこれが一番でした。

面白いのは、二番目の曲の移動するボーカルの立体描写がとてもリアル。右奥→センター→右奥というステージ上の立体移動がとてもリアルで楽しめました。エコーも自然です。

Cは、3曲目のオケが断然活気があって楽しめました。オーケストラといっても泰西名曲ではなくてゲーム用として作曲されたもののようで、構成も配置も何もわかりませんが特に違和感もありません。なかでもストリングスは、音に芯があって塗りつぶした音ではなく線描的でしかもスムーズ。全体に楽器の実在感に秀でたものを感じます。その分、ボーカルの子音の表現や、チェロやバスなど中低域の深みがやや粗い。2曲目のボーカルの移動もちょっとぎこちない。こういう「粗さ」は質感とトレードオフのところがあって、1曲目のチェロの質感はBよりも良いと感じます。

項目別の評価は、どちらかと言えばBの方が良いのですが、全体の総合的な印象(これを音楽性というのかもしれません)はCの方が好印象です。スムーズな音、イヤな音がしないというサウンドが必ずしも優秀とは言えない…というのが持論の私としては、BかCかと問われれば、Cのポテンシャルを買います。

それが、いざ、フタを開けてみると、なんとCは、Direttaもないという。本当にかつてのPCオーディオと同じで、PCからUSB一本でDACにつないだだけというので驚いてしまいました。しかも、DACは、わずか2万円前後のiFi AudioのDAC付ヘッドホンアンプというのですから、がっくりと力が抜けてしまいます(笑)。



Cは、少し荒削りのところがあるけれど、全体的には音楽性を感じる…というのは、まさに《ダイレクト》という感覚です。アナログ時代のダイレクトとは、意味もまるで違うはずですが、それが同じような感覚になってしまうのは、ある意味で痛快です。

そこが、まさにハイエンドマザーの威力ということでしょうか。

もちろん徹底的にタスクを削り、リソースの最適化をはかるというMFPCの真髄あってこそのハイエンドということです。MFさんによると、特に大きいのはメモリ速度だということです。また、12層基板の威力も凄まじく、12層という工作技術や実装技術のみならずEMC対策の最先端の知見を駆使した回路設計との組み合わせなのでしょう。回路設計だけでも数百万円の投資規模になると言います。

PC自体は、ゲーマーなどオーバークロッカー仕様のデスクトップとはいえ、とても巨大で、一般的なオーディオマニアだと導入するにしてもまず置き場所に悩むところでしょう。それでもPCを何台もそろえることとスペース的にはいい勝負でしょう。水冷式とはいえファンはほとんど回りません。イニシャルコストはそれなりですが、もし、これからPCオーディオ初導入ということならば、むしろ、コスト的にはこちらがおすすめのような気がしました。

これまでのアプローチからすれば、ちょっと異形に見えますが、筋道は一貫していてMFPCの新境地だと脱帽です。

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  1. ベルウッドさん

    この度はブラインド試聴を引き受けて頂きありがとうございます。
    Harubaruさんに続きベルウッドさんにお声がけしたのは、歴代のMFPCの過程をご存じだからです。
    初代はミドルタワー型3台のトリプルPCでしたね・・・笑
    それから基盤面積が小さいATXからITXマザーを挑戦し、その後は一気に低消費型LIVAに移行しました。
    しかし処理能力がどうにも足りないところで小型・低消費電力・それなりの処理能力を有するpandaは色々な方々に称賛される音質となりました。
    それからDeskminiの登場です。
    デスクトップCPUを搭載可能ながら初めからDC入力仕様が選んだ理由でした。
    Deskminiも今ではCPUと共に3世代目に進化し、Intel第9世代から10世代の伸びしろは大きなものでした。
    その音質向上の理由は何かと、進化したCPUとDeskminiのチップセットを日々考察する日々でした。
    大きな進化としてメモリ速度と内蔵GPUの向上でした。
    そんななかある依頼で第3世代Deskminiよりも新しいチップセットのITXマザーでMFPCを構築し聴く機会がありました。
    それで感じた事は「Deskminiより嫌な音がしない」でした。
    Deskminiは台数を増やして負荷分散を行うか良質な電源を使用する以外に改良の余地が無い事も、次なる検証を実行する大きな要因でもありました。

    今回Cの出音からしても、12層基盤の威力は確実だと思っております。
    しかしながら世に出ているハイエンドマザーには8層基盤もあれば公開していないメーカーが大半です。
    一番ネックになるのは製造コストだと思います。
    顧客がスペックを見て購買意欲を掻き立てる項目はどの分野の製品でもあると思います。
    そこで「12層PCBを使用」はコストと顧客に対する宣伝効果は小さいのだと思います。
    このOC formulaを作り上げたASRockは、利益度外視で純粋に限界オーバークロックを達成する為に作り上げたんだなと思いました。
    オーディオ機器にも基盤は使用されています。
    このOC formulaのように良くなると思うのですけどね・・・。

    まぁオーディオメーカーはやらないでしょうね・・・笑

    byMF at2021-10-06 18:36

  2. MFさん

    今回はありがとうございました。

    多層基板の威力も驚きでした。

    コンピューターやスマホなど、高密度化、高速度化のニーズのなかで銅配線のインピーダンスを理想の極低に抑えるということなのでしょう。アナログオーディオでは、よほどのこだわりがなければ基板配線のインピーダンスなんて気にしていないですからね。

    自動車産業も、自動車がコンピューターの塊のようになってきつつあるなかで、ECU(コントロールユニット)の多層基板化や誤作動防止のためのEMC技術を躍起になって研究しているようです。

    オーディオにもそのおこぼれがあるといいのですけどね。

    byベルウッド at2021-10-07 07:26

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