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シュシュシュが上がらない (岡山秋の音会 その2)

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2021年12月01日

久々の岡山・音会への遠征記の続きです。

前夜の反省会で盛り上がった話題が、NHKの「日本人のおなまえ」。朝ドラの番宣も兼ねてのことでしょうが、「岡山のナゾ解き」ということで岡山のことがテーマになったばかりでした。



それで、第二日は、スイートサウンドさん宅に伺う前の空き時間に吉備津彦神社に参拝してきました。とてもすがすがしい朝で、まだ早い時間なのに次々と七五三祝いの家族連れも訪れています。



その足で、吉備津神社のほうにも寄ってみましたが時間がなくて階段下の鳥居まで。すぐに駅に向かいましたが乗り遅れてしまい、ずっと徒歩で移動するはめに。おかげで、お宅に着いたのは5分遅れ。すでに皆さんがお待ちでした。


スイートサウンドさんのシステムも外見はほとんど変わらないように見えます。

シンボルマークとも言える正12面体キャビネットのスピーカーは、相も変わらず美しいスイートサウンドを部屋にまんべんなく行き渡らせてくれています。そのサウンドは、スイートといっても砂糖などの甘さとかではなく、気持ちのよい心地よさ。味付けや濃厚さ、量感とは対極で、素材のよさを引き出す優しいサウンドです。

音量の小ささも持ち味ですが、今回は少し大きめ。

そういうなかで、前回以上に音の品位が向上した印象があります。特に低音がそうで、ふっくらとしていてしっかりした音像のめりはりが増して、サウンド全体のバランスがとてもよい。その秘密は、Direttaの導入のほかDACのコンデンサーをSEコンに換装したことにあるとのこと。チャンデバもオイルコンに換装されたそうです。なるほどガッテンです。

3wayスピーカーですが、チャンネルデバイダーではハイとローに2分割し、ハイ側をミッドとツィターにネットワークで2分割させています。だからチャンデバのクロスオーバー周波数は通常の3wayのウーファーとミッドバスと同じでかなり低い。それだけコンデンサーは大きく高価なものになりますが、コンデンサの音質面での影響はより大きいということでしょう。実際に聴いてみて、大いに納得しました。

スイートサウンドさんのホスピタリティにはいつも感服させられます。奥様の手作りで作りたての柔肌の大福を淹れ立てのコーヒーでいただく。サイコーのおもてなし。加えていつものように音会プログラムのプリントを事前に準備されていて、試聴会の進行はそのプログラムのままに進みます。ファイル再生時代の試聴オフ会は、こういう心得と心遣いが必須ということなんだなぁと、私自身も大いに反省させられます。

そのプログラムは、例によって女性ボーカル中心。



内容は、とてもバラエティに富んでいて楽しいし、リラックス効果も抜群。伊藤君子の“Follow Me”は、私が持っているアルバムとは別バージョン。とりさんも、私の日記に触発されてよく聴くようになったそうですが、このバージョンの方だそうです。それに続けて村治佳織のというのもイキでオシャレな設定です。村治は、2回(ライブ収録DVDも入れれば3回)、この曲を収録していますが、オーディオ的にはこちらの方が断然聴き応えがあります。



山口百恵の「秋桜」は、CDリッピングとLPアナログ再生との聴き較べ。デジタルとアナログというより、マスタリングが違うかどうかの聴き較べです。それだけ両者の音質品位が接近していて違いが小さい。こうして聴き較べてみると、なるほど、マスタリングが違うのではないかという微かな疑念がわいてきます。

最後に、ここでもノイズカットトランスの実験です(笑)。

スイートサウンドさんは、このトランスを常設させています。ただし、自作DACの電源だけこれを通しています。シンプルに、ここを着け外しして有無の比較ということになりました。

比較音源は、私のリクエスト。先ずは聴かせていただいた中で、ちょっと気になった音源です。



《有り》では、音像が締まる感覚がある一方で、音場が狭く多少窮屈になるような気がします。この差はごくわずかだとは思いました。また、女性ボーカルの音像もくっきりするのですが、子音が目立ちハスキー傾向が強まるようです。こうした傾向は、最初に聴かせていただいた時から気になっていたことでした。



《無し》では、空間の広がりが自然になったと感じます。気になっていた女性ボーカルが柔らかくリアルになります。ヨーヨー・マのチェロの響きも少し痩せ気味で気になっていましたが、響きに深みが出てチェロらしくなったと感じました。

面白かったのは、特に私からお願いして持参のチェックCDでの実験。



このテストCDのLEDR(The Listening Environment Diagnostic Recordings)トラックのの再生です。《有り》だとシュシュシュという“Chuffing”音の高さが低くなります。[12 Tone 2. Over]では、《無し》だと見事にアーチ型を描くのに《有り》では、上昇が頭打ちになってコの字型になってしまいました。

このCDは、もともとはスイートサウンドさんのリクエストで持参したものでしたが、最初に聴かせていただいた時に、全体的にどうも音の高さが出にくいと感じていたのでぜひ試してみたいと思っていたところでした。以前のスイートサウンドさん宅のサウンドは、音像定位が高くなる傾向が強かったのですが、前回(一昨年)にはこれが改善してとても自然で聴きやすい高さになったと感じたという経緯があります。今回は、音像定位の高さはそのままですが、音場の拡がりとしての高さが出てないことがちょっと気になっていたというわけです。

人間の音像定位の上下高さの認知やこのテストトラックのカラクリはよくわかりませんが、やはり高音音域の周波数特性や位相特性が関係しているのだと思います。ノイズカットトランスは、このトラックでの意図を正確には出しにくくしているのではないでしょうか。もちろん上記のノイズカットトランス有無比較の印象は、個人的な観察感想です。人の聴覚・認知、好みには違いがあるので、人それぞれです。スイートサウンドさんご自身は、気に入っておられていて、このまま使い続けてみたいとのことでした。

笑いながら「トランスどうしようか?」というスイートサウンドさんですが、せっかくだから持って行きましょうという声に押されて、2Hさんも手伝ってよいしょよいしょととりさんの車のトランクへ積み込みました。

というわけで、2Hさん宅に向かって出発です(笑)。

(続く)

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  1. ベルウッドさん おはようございます。

    先日は、遠方よりご参加ありがとうございます。

    当日は、吉備津神社より、徒歩で来られたというのは、驚きました。私は、一度も歩いた事が無かったので、地図で見ると、結構な距離ですね。・・・

    前回訪問されてからの2年の間には、Diretta USBブリッジの導入や、DACとチャンデバのコンデンサー変更などで、だいぶ変化したと思っていますが、概ね良好なようで安心しました。

    なお、DACのコンデンサーは、SEコンに変更しましたが、チャンデバの方は、0.1マイクロと大きく、SEコンはとても高価なので、オイルコンを使っています。
    当初は、しっとりとした感じでしたが、エージングが進むにつれ、ご指摘の「ボーカルの子音がめだち、ハスキー傾向が強まっている」、これは、私も気になっているところです。
    この現象は、たしかにノイズカットトランスを入れると、更に強調されて聴こえる気がします。トランスによる弊害なのか、SNが良くなることにより、コンデンサーのあらが目立っているだけなのか、付けたり、外したりしながら、思案中です。

    音像の高さと広がりについては、まだあまり気にしていませんでしたが、その傾向は有りそうです。従来経験からして、音像が低く出る場合は、あまり良くないことが多いので、DACの電源供給方法の見直しも必要かなと思っているところです。

    音会で皆さんに聴いて頂くと、新たな気づきが出てきて、新たな挑戦意欲が湧いてきます。今後とも、よろしくお願いします。

    byスイートサウンド at2021-12-02 07:23

  2. スイートサウンドさん

    チャンデバはオイルコンをお使いだと仰っておられましたね。失礼しました。本文訂正しておきます。

    チャンデバのフィルタ回路のRCはかけ算(面積)なので、Rを大きくすればCは小さくできます。金田氏の基本設計はR=10KΩとなっていてクロスオーバー周波数を600Hzとすれば53000pFですので現実的な値ですがどうなんでしょう。

    音の鮮度が上がると、ソフトによっては音がきつくなるというのは一般論としてあると思います。私も、音がきついかなぁといつも思い悩んでます。女性ボーカルはそのバランスが難しいですね。

    トランスは、エージングに時間がかかります。もしかしたらウォームアップにも時間がかかるのかもしれません。トランスを入れているDACを常時通電しておくとどうなるか?ということも検証したいところです。DACにはクロックという、これまたウォームアップに時間がかかる重要部品があるので、いったいどちらのせいかよくわからないところがありますが…。

    byベルウッド at2021-12-02 13:21

  3. ベルウッドさん コメント及び一部訂正ありがとうございます。

    チャンデバのクロスについては、ウーハーの高域に山があること、ボーカルは、なるべくミッドに集中させたいことから、低めの設定(200Hz付近)としています。

    音のきつさについては、ノイズカットトランスを外し、コモンモードフィルターを入れて聴いてみたところ、随分と改善しました。フィルター無しよりは良い感じですが、じっくり聴いてみてどうなるか。・・・

    トランスのエージングやDACクロックのウオームアップについては、まだあまり変化の実感がありません。変化が分かるレベルに達していないのかもしれませんね。・・・・

    byスイートサウンド at2021-12-02 16:47

  4. ベルウッドさん スイートサウンドさん

    そう云えば拙宅でもトランスを使用していました。

    中華製DDCのGustard U12は110V仕様のためパソコンとまとめて110V/300VAのトロイダルトランスを入れています。

    パソコンはノートでバッテリー駆動なのであまり音とは関係無いみたいです。

    それとサブシステムの中華製のHTPC ES9028 DACも110V仕様でしたが内部のトランスを総替えして100V仕様に変更しました。

    ※スイッチング電源は100/110Vどちらでも問題なく動作しますがアナログ電源は無調整では厳しそうです。

    byhelicats at2021-12-02 17:33

  5. ベルウッドさんこんばんは。

    よく信号系にトランス(ライントランスやMC昇圧トランス)を入れると少しレンジが狭まって低域と高域のバランスが変わりますよね。

    電源のトランスも同じようにバランスが変わってしまうのでしょうか?

    byニッキー at2021-12-02 22:33

  6. helicatsさん

    helicatsさんの機器の電源はド級ですからね。大型の内部電源トランスなど、半端ない電源レギュレーションだと思います。

    その機器の前にたかだか500VAぐらいのトランスを入れて電力供給に隘路を作ってしまうなんて、そもそもナンセンスですよね(笑)。

    byベルウッド at2021-12-03 09:53

  7. ニッキーさん

    トランス(変圧器)というのは、コイルで磁気的に結合された一次側と二次側との間に電磁誘導により交流電流を電導させるものです。巻線比によって電圧を変換できるのでトランス(Transformer)と呼ばれるわけです。この原理は、ライントランスもMC昇圧トランスも同じです。

    電磁誘導とは、つまり電流変化率で引き起こされるので変化率ゼロの直流は通しません。一次と二次は分離絶縁されてますので直流は流れません。そのためショート事故が二次側に伝わるのを防げる。これが病院などで使われる絶縁トランスです。オーディオでは、グラウンドが縁切りされるということになります。

    電磁誘導ですから、伝達特性があります。周波数が上がれば通しにくくなる。直流領域に近づけば同じく通しにくくなる。つまりインピーダンスが上昇する。だから基本的にカマボコ型の周波数特性を持ちます。この他、磁心材料や巻線によってロスも生じるし、磁性の宿命であるヒステリシスも避けられません。音色や周波数バランスが変化するのは当たり前です。

    電源でも同じなのか?というのは、グッドクエスチョンです。私もシロウトなのでほんとうのところはよくわかりません。

    ひとつだけ言えることは、音の材料はすべからく電源から供給される電力だということです。この電源電流がノイズで濁っていたり、必要な時に必要な電流電圧が供給されなければ、音に影響します。きれいな水が、必要に応じて瞬時に供給されなければ、きれいで正確な音は出ないということなんだと思います。

    byベルウッド at2021-12-03 10:28

  8. ベルウッドさん、こんばんは。

    第2弾お疲れ様です。

    ノードストのテストCDですが、僕も持っていますが、エージング用に購入し、機器を更新したときに使っていました。
    SPの位置調整などに、使っているのでしょうか?
    SPの位置調整はとても苦手なので、位置調整に打ってつけの音源(CD)があれば教えてください。

    byとり at2021-12-07 21:38

  9. とりさん

    SPの位置調整は、まずセンターを出すことから始まると考えています。そのためには、モノラル音源の再生が一番わかりやすいです。

    ひとつは、女性ボーカルです。私の場合は、クリス・コナーの“Lullabys of Birdland”を使ってますが、ジャズ、クラシックなどお好きなものを選べばよいと思います。ボーカルがきちんとセンターに来るように合わせ、バックのベースなどの低域が左右のスピーカーからバランスよく均等に響くように合わせていきます。

    もうひとつは、クリフォード・ブラウンの“Stardust”。トランペットがセンターは同じで、こちらはバックのストリングスがちゃんとブラウニーのトランペットの背後ななるように合わせます。


    ノードストのテストCD、私もデガウスとバーンインのトラックはよく使いますが、他のトラックはほとんど使いません(汗)。

    byベルウッド at2021-12-08 09:42

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