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日記

フォーミュラPCの衝撃

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2022年07月06日

MFさんをお招きして、我が家でフォーミュラPCを比較試聴させていただきました。

当日は、いたちょうさんもお招きして久々の自宅オフ会です。

MFさんのハイエンドマザー導入以降の大変動は、何度かお宅にお伺いして実体験してきたところです。その改造進化はその後も止むことがないようなのです。どこが終着になるのかもわからない勢い。

お宅で聴いてもその違いは確かですが、やはり、我が家のシステムで実際に聴いてみたいという気持ちは抑えきれません。もちろん現在のminiDESKの分散型システムとどれほど違うのかということにも興味がありますし、現在使用中のDAC(GRANDIOSO K1)の限界がどこの辺りなのだろうということを確かめてみたい気持ちがあります。

Harubaruさんも、自宅視聴してその飛躍ぶりに驚き、さっそく導入してしまったのだとか。これは、やっぱり、一度は自宅視聴したいところです。

年初来、ウェルデルタの導入やウェルフロート二階建て、あるいは貸出バシリスの効果を取り入れようと試行錯誤していましたが、ようやく最終的な多段多層セッティングが決まり、そのサウンドが落ち着き満足の域に達しました。お忙しいMFさんとの日程調整がようやく整い、自宅比較試聴が実現したという次第です。



さっそく、我がお茶の間に運んでセッティングです。以前はハイエンドマザーもハインドグラフィックボードも一体に納まっていましたが、今回は、電源部の強化にともなって、2台の電源が外出し。改めてその拡張に驚きました。コアもさらにパワーアップしたとのことですが、こういうことに疎い私にはちんぷんかんぷんです。



とにかく、電源こそオーディオ専用分電盤からですが、ごく一般的なテーブルタップで、ごく一般的な電源ケーブル。DACに接続するUSBケーブルも持ち合わせのオーディオ用の某製品をひっぱり出してきたら、もっとフツーのほうがよいとのご託宣です。ということで、引き出しに転がっていたプリンター接続用の余りのコードを使用。もう、とにかくコード類には一切無頓着です。



まずは、既存のminiDESKシステムでひと通り定盤ソフトを聴いてから、接続を切り替えての視聴です。

正直言って、さほどの大きな違いは無いだろうと多少たかをくくっていたのですが、いざ出音を聴いてみると、そのグレードアップ感は明らかです。そのことは聴けば聴くほどに確信のようなものになっていきます。

MFさんは、何が違うと言ってそれは「情報量」の違いに尽きると言います。

「情報量」というのはオーディオではアナログ時代からもよく使われてきた用語ですが、実のところ具体的にどういうことなのか実体もその定義も不明です。ところが、今回の視聴ではなるほどと膝を打つものがありました。



その違いに驚いたのは、ムターのチャイコン。

MFさん宅での試聴にもよく使ったもの。知り尽くしたつもりでいた演奏ですが、また、改めてムターの微妙な強弱や揺らぎ、精妙なボーイングの弾き分けでの音色のグラデーションの素晴らしさを痛感し、新しい発見も続々。これこそ《情報量》の違いなんだと思います。ピンフォーカスとか解像度とはまた違う感覚です。

送り出しの進化のたびに感じるのが低音の沈み込み。低音といっても、弦楽器のコントラバスもあるし、グランカッサのような低音楽器もあり、しかも、ソロあり合奏ありと様々。様々。そういう低音の個性やエネルギー感もしっかり描出するリアリティがまた一段と増しました。低音といっても情報量なんだと痛感します。

これはいったいディスク再生ではどうだったんだろうと、リッピング元となったはずのディスクを持ち出してK1にかけてみました。これはK1のモードスイッチで一発の切り替えです。

聴いて唖然としました。

まるで別の音源のようです。それまで背後の壁面全体に立体的に広がっていたウィーン楽友協会大ホールの音響が、ディスク再生だとせいぜい両スピーカーの外側ぐらいのちんまりとした丸いステージに縮まってしまったのです。これには、一同、愕然としてしまったというわけです。



ビリー・ジョエルの「ピアノマン」。

アナログ音源であっても、いかにもアナログらしい力感とか、ボーカルの腹腔に響くシャウト感も満開。ビリー・ジョエルは必ずしも高音質録音とは言われませんが、それがこんなに魅力いっぱいに聴ける。しかも、このアルバムは、ロシア…といっても、なんとソ連時代でのツアー・ライブ録音です。これもちょっとした胸のすくような驚愕体験でした。

よくアナログの方が音がよいと絶対比較のように言われますが、一面で正しいところもありますが、一方でデジタル再生が十分なクォリティに達していないという面もあるのだと改めて思ってしまいます。



カーペンターズの「シング」もかけてみました。音色のなめらかさ、子どものコーラスのハーモニーの調和と透明感という矛盾する美質がうまく再現できるかを試したかったのです。

後半になって、ベルの澄んだ音が明瞭に聞こえてきてちょっと意表をつかれました。少し前にグロッケンシュピールのような分散音がありますが、それを単音で連打しているのかもしれません。でも、いままでは全く気がつかなかったのです。そう言ったら、MFさんが音響のベテランの人がMFさん宅でこのソフトを聴いてまったく同じことを言ったそうです。これには一同、爆笑していまいました。

「情報量」の違いというのはこういうことなのです。

そのことが、DAC以降は全く同じシステムなのに、データ送り出しだけのプレーヤー部分の違いでこれほど顕著に出てくるのです。

これはどうにも衝撃的なオフ会となりました。

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  1. ベルウッドさんこんばんは

    オフ会当日を思い起こさせる読み応えある日記をありがとうございます。
    MFPCのベンチマークとさせて頂いていたK1のディスク再生に対してここまで到達したか・・・と思いながら聴かせて頂きました。

    当時のUSB接続アレルギーのベルウッドさんがとても懐かしいです(笑)
    それが周りに回ってPCオーディオの原点であるPCのUSBポートにDACを直挿しのシンプルな構成ですから驚きですよね。

    このformulaへの転換は今まで築き上げてきたminiPC分散構成を一掃してしまうと共に、導入して頂いた方々に対して気分の良いものではありません。

    ここまで到達した達成感と同時に分散型に賛同して頂いていた方に申し訳ない気持ちなど入り乱れそろそろMFPCも終焉の時が来たかなと思いました。

    今まで多くの比較検証にご協力頂て本当にありがとうございました。

    とても楽しく良い思い出が出来ました(笑)

    byMF at2022-07-06 21:41

  2. ベルウッドさん、こんばんは。

    先日は。貴重な体験へお誘い、ありがとうございました。
    数年前も同じ様な場面があり、とても懐かしいかったです。

    数年前の時は、MFPCとDisk、互角でしたかね、
    今回のformulaには、恐れ入れました。Disk再生との差をあそこまで出すとは。

    家に帰って、自分のPCオーディオ聴いたら、悲しくなっちゃいました。
    でも、また、大きな目標(到達できない)が出来ました。

    分散型を極めて行きます!!(笑

    MFさん、ありがとうございました!

    byいたちょう at2022-07-06 22:21

  3. MFさん

    先日はありがとうございました。

    K1(下流はすべて同一)でのMFPCのデモはずいぶんと会を重ねてきましたが、今回はついにここまで来たかと感無量でした。MFPCの導入決意をしたのは、それまでファイル再生の標準だったHAP-Z1ESを超えたと感じた時、5年前のことです。それまでも何回か試聴も重ねてました。その時だって十分に衝撃でしたが、その時だって、まさか、K1のディスク再生をこれほど引き離すとは夢想だにできませんでした。

    導入も真剣に考えましたが、自分のPC知識も乏しいしお茶の間のスペースも考えると、今は控えておこうとの結論です。それは、今のminiPC分散型でも自分にとっては十二分のクォリティだと満足していることと、かなり特殊な仕様のPCのパフォーマンスに将来的な進化を感じたからです。まだまだMFPCは終わりがないと感じてます。

    開発は、当面、小休止とのことのようですが、またの本格的な取り組みに期待しております。

    byベルウッド at2022-07-07 10:06

  4. ベルウッドさんへ

    いたちょうさんが
    >数年前の時は、MFPCとDisk、互角でしたかね、今回のformulaには、恐れ入れました。Disk再生との差をあそこまで出すとは。

    と仰っておられるのを貴方も同意されていますが、ちょっとよろしいでしょうか。

    僕はディスク派なので一言言わせてください。情報量はPCもK1も、どう再生しようとディスクの内容に変わりありませんよ。最終的に互角で終わると思います。貴方がK1のDACからパワーアンプまで情報量を増やすスピードを吟味すれば良かったのですが、何もしていないから差ができただけです。

    bybb7 at2022-07-07 14:50

  5. いたちょうさん

    先日は、同席いただきありがとうございました。

    ちょっと久しぶりにガチ対決に驚きましたね。まあ、MFPCを本格導入したのが2018年、HAP-Z1ESが一線から退いたのが翌年。この頃は、HAP-Z1ESは凌駕したけど、ディスク再生ではGRANDIOSO K1と互角。CDとSACDでは微妙…みたいなところでしたね。それから3年でここまで来てしまいました。感無量です。これからまたどんな展開があるのか、見通しにくいです。

    いたちょうさんの一途なPC Audio追求もこれからでしょう。体調ももどられたことですし、今後に期待します。案外、ヒントは太棹三味線のような実際の楽器の音を自分でやっておられる、その実体験あたりから来るのではないでしょうか。

    今後ともよろしくお願いいたします。

    byベルウッド at2022-07-07 19:11

  6. ベルウッドさん、おはようございます。

    自宅試聴されましたか〜、いいですねー。
    情報量の多さを感じる部分として「グラデーション」というのが少し実感しかけてきているので、それの先の方の超絶レベルでのグラデーションなのだろうなあと思いながら読みました。
    こういうのは実体験しないとなかなか伝わらないこと(実経験がないと想像すらできない)だと思うので試聴で経験されたのを羨ましく思います。
    PCトラポの究極形なのだろうなあと思いながらも、ポイントを抑えればもう少しCPの高いPCが組めるのかなあ(私の懐でも組める)と興味が尽きないです。

    SFPモジュールの製品の違いや、通信方法の違いでの音の変化をセコセコと比較検討しているくらいが自分には合っていてそれが楽しいかなと強がってみたりします。笑

    byCENYA at2022-07-10 09:50

  7. ベルウッドさん、ご無沙汰しています。

    徹底した振動対策と試行錯誤を繰り返しきたベルウッドさんだからこその決断だと思います。
    ファイル再生の進化は止むことがないとなると この先、いったいどうなっちゃうんだろう?と まったく想像がつきません(汗

    byケニティー at2022-07-10 10:38

  8. CENYAさん

    「情報量」という言葉は、なかなか実感がつかめないオーディオ用語でしたが、今回の試聴で初めて会話が通じ合う気がしました。実体験しなければわからないというのはその通りだと思います。何よりも、体験を共感しながら話しが通じ合う喜びというのはオフ会ならではの楽しさだと思います。

    なぜ?ということは私にはなかなか理解できません。FormulaPCというのはゲーマーやデイトレーダー向けの超パワフルのマシンで一般にはなじみがないですし、そこにグラボを増設するという手法もそういうマニアックな構築のようです。Roonの分散型の再生機構とそれがマッチするのだとは類推できますが、どんな条件でもFormulaPCがオーディオ再生に良いかどうかはわかりません。

    ただ、デジタル信号の伝送には情報の欠落があって、デジタル信号が100%伝わるというわけではないということは確信しました。デジタルだから、どんなものであれ最終的にDACに到達するものは同じというのは誤りです。

    欠落(または変成)が生ずる原因は、様々なんだと思います。EMCノイズであったり、振動起因のノイズであったり、ジッターノイズであったり、インターフェースでの演算精度であったり様々なのでしょう。それだけに、改善の方法は様々だと思います。

    自分なりの方法追求があって然りだと思います。堂々と我が道を行くというのはアリなんじゃないですか。逆に、勝手な思い込みで他人の探求を腐すのはサイテーです。

    byベルウッド at2022-07-10 18:13

  9. ベルウッドさんへ

    >今回、改めて実感したのは「情報量」は、特に低音域ですごく体感するということです。

    僕はk-05を導入してからはUSBで簡単にノートPCによるファイル再生ができますのでディスクとの比較をデフォルトでしたことあります。どちらもデフォルトでやれば音質はほとんど同じです。国内盤も歪無くフラットです。低音に変化があればどちらかが故障か、PCがデフォルトでなく補正をしている証拠ですよ。もともと補正したくてファイル再生するのですよね。補正という表現が全然ないことに違和感があります。

    bybb7 at2022-07-11 09:31

  10. ケニティさん

    ファイル再生の進化がどこまで行くのか、私もほんとうに想像がつきません。

    どんな方法をとるか、その違いにどれだけの手間やコストをかけるかは、人それぞれだと思います。領域によって得意不得意がありますしね。楽しみかたもそれぞれです。

    今回、改めて実感したのは「情報量」は、特に低音域ですごく体感するということです。波長の長い信号ほどデジタルでの再生が難しい。逆に見ると、私のような小型スピーカーでも違いを感じるし、まだまだやることがあると思いました。ゾクゾクするほど楽しいです。

    byベルウッド at2022-07-12 11:32

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